2023/11/10(金)06:08
100回記念 サンテラスロビーコンサートSP
開催日:2023.11.3(金) 13:00開演
場所 :東御市文化会館サンテラスホール(757名収容)
100回記念 サンテラスロビーコンサートSPに行ってきました。
プログラム
Program 1
アンサンブルDiva
「STABAT MATER(悲しみの聖母)」より
No.1 悲しみの聖母は立ちすくんでいた
No.2 嘆き、憂い、悲しめるその魂を
No.8 私の心を燃やしてください
No.12 たとえ肉体は新で朽ちるとしても
男声合唱団コール・ライディーン
主よ、われらは足らぬものなり
男声合唱組曲「富士山」より作品第拾陸
アメージング・グレース
男声合唱とピアノのための「イザヤの預言」より神は仰せになる
Program 2
ピアノ 神原 恵理子 ヴァイオリン 近 藤聡
To Love You More
いのちの歌
情熱大陸
Program 3
チェロ 外山 賀野 ハープ 竹内 遥香 フルート 渡辺 幸絵
キャラバンの到着
日本の歌メドレー 遠いあの頃を想って~浜辺の歌、七つの子、故郷~
鮫
You Raise Me Up
Program 4
ピアノ 川合 愛美 サクソフォーン 村田 淳一
SUNLINE BLUE<世界初演>
協奏的二重奏『Fade to Twilight』
Program 5
ヴァオラ 田中 美恵子 ヴァオリン 杉原 桐子
ヴァイオリン 岡部 より子 チェロ 永瀬 惟
ピアノ 細井 美来 ピアノ 木内 貴大
アイネ・クライネ・ナハトム・ジーク 第一楽章 弦楽四重奏
レクイエム ヘ長調op.50(抜粋) 弦楽四重奏・ピアノ
ハンガリー舞曲5番 ピアノ連弾
オペラ「誰も寝てはならぬ」 弦楽四重奏
日本の曲メドレー(早春譜~茶摘み~紅葉~冬景色) 弦楽四重奏
海の見える街 ピアノソロ
もののけ姫 弦楽四重奏・ピアノ
聖者の行進 弦楽四重奏・ピアノ
イマジン~きらきら星 弦楽四重奏・ピアノ
(アンコール)
アヴェ・ヴェルム・コルプス
レポート
Program 1
地元東御市で活動するアンサンブルDivaと男声合唱団コール・ライディーンがそれぞれ1ステージづつのプログラムとなりました。アンサンブルDivaは、結成9年目の女声コーラスグループで今回は「STABAT MATER(悲しみの聖母)」より4曲の抜粋演奏となりましたが、その優美な歌声がとても魅力的と感じました。コール・ライディーンは、サンテラスホールで発祥した14年の歴史を持つ男声合唱団で男声特有の重厚感のある歌声で管楽器に例えればトロンボーンアンサンブルによく似た響きを感じた次第です。
Program 2
東御市在住のピアノ神原恵理子氏、ヴァイオリン近藤聡氏のデュオによるステージでした。近藤氏の関西風トークがとても面白く、司会者から「漫才をやってるようですね!」とつっこみが入ると「失礼なやっちゃな!」と返したり、演奏とトークの両面で楽しませていただきました。そしてお二人のご自宅はスープが冷めない距離にあるそうで、前日も「ちょっとあの部分リハーサルやっておきたいから行くわ…。」みたいなことがあったそうで、音楽家の日常を垣間見るとともに親しみを感じた次第です。
Program 3
フルート&ハープ デュオ・コンサート ア・ラ・カルトでおなじみのフルート渡辺幸絵氏、ハープ竹内遥香氏とVol.3のゲスト奏者のチェロ外山賀野氏によるトリオステージで、Vol.3でやった曲もあり、新曲もありと計4曲のもりだくさんな内容でした。改めて、管楽器のフルート、弦楽器のチェロ、グランドハープのバランスの良さと耳にやさしく入ってくるやさしい音色のハーモニーがとても心地よいひとときになりました。
Program 4
昨年の8月に開催された第94回サンテラスロビーコンサート サクソフォーンとピアノでつづるロマンスに出演された村田淳一氏、ピアノ川合愛美氏によるステージで、世界初演のSUNLINE BLUEは、村田氏が東御市からお住まいの長野市に帰る際、走っていた浅間サンラインの情景にインスピレーションを得て出来た楽曲とのことで、私もよく走っている縁もあってその情景を想像しながら聴かせていただきました。そして『Fade to Twilight』は昨年のロビーコンサートで全楽章を聴かせていただいた訳ですが、今回は3楽章をところどころカットしつつ1つにまとめた特別バージョンに聴き入ったひとときになりました。
Program 5
このコンサートで一番大きな編成で、弦楽四重奏、ピアノ連弾、ピアノソロ、弦楽四重奏・ピアノという様々な編成で聴きどころ満載の全9曲を楽しませていただきました。中でも圧巻だったのは細井氏と木内氏によるトルコ行進曲の連弾でこんなに豪華な連弾を聴けるとは!と思わず身を乗り出してしまう程でした。そして最後の締めくくりのアンコールとしてアヴェ・ヴェルム・コルプスが演奏され、お見事と感じました。
まとめ
サンテラスロビーコンサートは、今回が100回の節目ということですが、私自身昨年から今年にかけて数公演拝聴させていただき、ロビーをここまでうまく使った公演というのもなかなか無いものだと感じています。そして今回の100回記念はロビーコンサートに出演したメンバーを中心に3時間と尺的にもスペシャルな内容でとても聴きごたえがありました。