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カテゴリ:吹奏楽
開催日:2024.4.21(日) 14:00開演
場所 :信州国際音楽村 ホールこだま(300名収容) ズーラシアンブラス・マニア inすいせん祭りに行ってきました。 プログラム 第1部 ・ロッキーのテーマ ・天空の城ラピュタメドレー ・魔女の宅急便メドレー ・狂詩曲「ゴジラ」 第2部 ・チキチキバンバン ・リクエストコーナー パート1 もののけ姫 ・リクエストコーナー パート2 となりのトトロ ・荒野の七人 第3部 ・アイドル ・あんたがたどこさ ・ロッホ・ローモント ・コンサートマーチ「蒲田行進曲」 アンコール ・スイートチャリオット レポート ロッキーのテーマ オープニングは、2007年に発売されたCDのズーラシネマよりとのことで、ファイトあふれるこちらの楽曲でのスタートとなりました。そしてズーラシアンブラスは金管のアンサンブルチームになる訳ですが、時折聴こえてくるトランペットでの細かいリズムがお見事!吹奏楽ではこういったリズムは木管高音が担当することが多い訳ですか、それをトランペットでやっているということで、とても新鮮な感じがありました。 天空の城ラピュタメドレー ラピュタの曲の中でも「ハトと少年」は、トランペットのソロが大きな見せ場になる訳ですが、こちらのアレンジでは、とてもステキな金管アンサンブルでまとめられており、ソロもいいがアンサンブルの魅力を大いに感じました。そして締めくくりは「君をのせて」。こちらは、それぞれのパートに見せ場がまわってくるアレンジで大いに楽しませていただきました。 魔女の宅急便メドレー ジブリの音楽の中でも作品中の場面を特に色濃く彩っている感のある魔女の宅急便のメドレーですが、おなじみのあの曲から、ちょっと聞きなれない新鮮なあの曲までを網羅したとても聴きごたえのある内容でした。これまで吹奏楽やアンサンブルなどで何度もやってきた曲ではありますが、こういうのを聴くと、また演奏してみたい気持ちが湧いてきました。 狂詩曲「ゴジラ」 つい先ごろゴジラ1.0で話題になって、2024年はゴジラブームになりそうな予感がある中で、早速ズーラシアンブラスに取り上げていただいた感があり、あの聴きなれた一節はもちろんですが、狂詩曲ということで、中間部の繊細なアンサンブルなどとても深みのあるイメージになっていてかなりの聴き応えがありました。 チキチキバンバン 第2部のスタートは、とても陽気なこちらの楽曲でのスタートとなりました。観客の手拍子も入ってご機嫌な盛り上がりですが、じつは技術的にはなかなか高度なことをやっているようで、いつものことながら動物さんたちすごすこぎるよ…と改めて感じました。 もののけ姫 リクエストコーナーということで3択で「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」から拍手の一番大きい曲を演奏するということでしたが、千と千尋の神隠しともののけ姫がほぼ同点ということで、インドライオンさんが押していたこともあって最終的には指揮者のオカピさんの判断でもののけ姫となりました。ジブリ作品の中でもわりと陰のイメージがある同作品ではありますが、それだけにおどろおどろしい雰囲気の楽曲とそれが終わった後のやすらぎの楽曲とのコントラストが生きてくるのかな…と感じました。 となりのトトロ リクエストコーナーパート2は、「千と千尋の神隠し」「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」からの3択となりましたが、ナウシカでも歓声が上がりましたが、トトロで子供たちのパワーがさく裂した感じで、トトロになりました。トトロは作品そのものの興行収入はふるわなかったそうですが、楽曲については一級品の認知度で、特に「さんぽ」はおなじみ感があるのかなと思います。それだけにさんぽをメドレーのどの位置に持ってくるかが重要ということになりますが、本日の演奏ではトリにもってきて大いに盛り上がった感がありました。 荒野の七人 インドライオンさんのとてもステキなソロで曲がスタートしました。さらに曲中で登場するインドライオンさんの曲芸とも捉えられる超絶技巧に圧倒されましたが、西部劇の雰囲気が出ており、往年の名俳優スティーブ・マックウィーンなどを想い出しつつ楽しませていただきました。 アイドル 第3部のスタートは、またCDに収録されていない楽曲をということで、YOASOBIのヒット曲が登場しました。曲の持つ疾走感を大いに感じた次第です。 あんたがたどこさ 冒頭で指揮者はいらないよ!ということで、奏者に退場を促されたオカピさんが下がった後は、あんたがたどこさのソロをまわして吹いて行きますが、誰も正しく吹けずにリタイヤ…。トロンボーンのスマトラトラさん至っては間違えたのを誤魔化すように与作を吹き始めてしまうやらで収拾がつかず…。結局最後は、指揮者のオカピさんが再登場して曲をまとめるということになりましたが、ここでは改めて指揮者の重要性について語りたかったのかな?と感じました。 ロッホ・ローモント どこか懐かしくてふるさとを想わせるような旋律をトロンボーン、トランペットでリレーして始まりましたが、中盤からはアップテンポになり、いっきにお祭りさわぎの様相を呈して盛り上がりました。 コンサートマーチ「蒲田行進曲」 1980年公開の映画の楽曲ですが、コンサートマーチ仕立てということで、印象とすればとてもきれいな感じのアレンジになっていると感じました。 スイートチャリオット 初めて聴く曲でしたが、同名の花があることから、花をモチーフにした楽曲なのかもしれません。 まとめ 前日のサキソフォックスに続いて連日の鑑賞となりましたが、2つのチームには、どこかリンクしている部分があって、メンバー紹介で前日のサキソフォックスのラトゥール君がインドライオンさんがおなじみにしている曲を吹いていたのを聞いていたのか、対抗して名探偵コナンを吹いたりと、動物の着ぐるみをかぶってはいるものの、じつに人間らしいやりとりがこのズーラシアンファミリーにはあると感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 24, 2024 12:08:27 AM
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