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カテゴリ:北海道
今日は、サロベツ原野の紹介をします。 サロベツ原野は、北海道北部の豊富町と幌延町の海岸線沿いに広がる湿原です。 サロベツはアイヌ語の「サル・オ・ペツ」が語源で、葦原を流れる川という意味です。 この湿原は、広さ約2万3000haもある広大なもので、利尻礼文サロベツ国立公園の一部になっています。 泥炭性の低湿地で、海岸砂丘とその背後にある宗谷丘陵によって阻まれた潟湖が、泥炭による長い堆積作用によって形成されました。 北海道らしい広々とした光景が広がり、北海道のスケールの大きさを肌で直接感じることができます。 湿原のため高い木が存在せず、はるか先には利尻山の姿も見ることができます。 広大な湿原にはたくさんの植物が生息しており、動物の楽園でもあります。 特に湿原の中央部にある「サロベツ原生花園」では、初夏から秋にかけて、ツルコケモモやヒメシャクナゲ、鮮やかな黄色をしたエゾカンゾウや可憐な紫のエゾリンドウなど、約100種にも及ぶ湿原植物や花々が咲き乱れ、人々を感動の渦に巻き込みます。 これらの植物は人々だけでなく、野鳥も誘われてやってきます。 この原生花園を楽しめるように、1周1kmちょっとの木道が整備されており、20分ほどで散策することができます。 緯度が高いので、本州では山にしか見られない高山植物がここで見られますし、珍しい植物もいっぱい目にすることができます。 花や植物も見事ですが、あまりにも広い湿原の美しい光景にただ感動するばかりです。 はるか先に見える人の姿が点のようです。 木道の入口にある「ビジターセンター」では、サロベツ湿原形成の歴史や自然などが紹介されています。 2階は展望スペースになっており、サロベツ原野が一望できます。 また、「レストハウスサロベツ」では、サロベツ湿原に囲まれて食事ができます。 名物のあげいもと、いももちが評判です。 特産の豊富牛乳も味わうことができます。 もともとおいしい食事ですが、大自然の絶景の中で味わう食事は、さらにおいしさが増します。 このようにサロベツ原野を訪れたら、サロベツ原生花園はぜひ訪れたいスポットです。 サロベツ原野の詳細は、こちらの豊富町観光協会のホームページをご覧ください。 みなさんもサロベツ原野に行ってみませんか。 日本全国旅行案内所TOPへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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