2012/09/18(火)02:45
高尾山から見下ろす秋の稲田
「いなほ」「こまち」で綴る列車撮影ドライブですが、ここで一息入れて、秋田市雄和の高尾山に登ってみました。目論見通りなら眼下に金色の絨毯が広がっているはず。
高尾山 posted by (C)Traveler Kazu
「高尾山」へは、酷道としても知られている「国道341号線」を通って登ります。
国道341号線は、鹿角市~仙北市の区間では八幡平(入口)や玉川温泉、田沢湖、角館などを擁し、全国的にも有名な観光ルートとなっていますが、秋田市~由利本荘市の区間はご覧の有様です。目の前の崖の上にヘアピンカーブの先が見える・・・などという区間もあり。以前は未舗装でもっと酷かったので、「思い出の酷道」として、イカロス出版「酷道をゆく2」に「高尾山越」として紹介されました
現在は全線舗装されています。ちなみに、高尾山荘までの距離は、由利本荘市側から登るよりも秋田市側から登る方が格段に短いです。
用心深く、用心深くハンドルを握り、後続のオフロードバイクを先に行かせ、対向車が来ようものなら急坂バック切り返しでゲームのようにクリアーしながら「高尾山荘」前の広場に到着すると、こんな景色を拝めます
高尾山 _02 posted by (C)Traveler Kazu
眼下に広がる雄和新波、大正寺の稲田。水田の合間に見える細長い森は、太古の昔、雄物川が蛇行を繰り返してできた、水はけのよい微高地「自然堤防」(そこには洪水が来ない・・・ともいえる)。自然堤防ではない部分が、川が流れた後で水はけが悪い「氾濫原」、すなわち上流からの肥えた土砂が堆積した、良質な土壌をもつ水田です。
ここは有名な穀倉地帯「秋田平野」と「横手盆地」との境目です。
高尾山 _01 posted by (C)Traveler Kazu
霞んでいますが、一応、この方角では秋田自動車道や、R13号の峰吉川付近まで見えるはずです。見えねぇがな??
高尾山 _03 posted by (C)Traveler Kazu新波の赤い橋がアクセント。
この橋の左岸(画像では右側)が、旧雄和町第2の集落「新波」です。
かつては旧河辺郡大正寺村の役場が置かれ、現在でも秋田市役所の連絡所や郵便局が置かれている要衝です。
高尾山 _04 posted by (C)Traveler Kazuベンチに腰掛け、雄大な眺めを眼下にお弁当・・・なんてのも気持ちよさそうですね
国道341号線は、由利本荘市側は岩城の亀田に出ます。国道ルートは亀田の市街地に入りますが、市街地に入らず道なりに進めば、日本海東北道の松ヶ崎亀田ICに至ります。
そして、鉄道有名撮影地「仮屋沢踏切」へも1本道です
次回は、その仮屋沢踏切で「稲穂×いなほ」。以下、次回。
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「高尾山越」掲載!