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2024/06/04(火)10:00

内房線 千倉駅を観察 昔は東京から特急が来ていた駅

駅・ターミナル探訪(127)

九重駅からレンタカーを走らせること10分くらい。 下り方(安房鴨川方)の次の駅「千倉駅」に立ち寄りました。 鉄筋コンクリート造りの立派な駅舎が待ち構えていました。 1日平均乗車人員は、JR移行後初期の1990年には1,400人余りいたようですが、2022年にはわずか253人まで激減しています。館山駅ととともに、お花畑や安房白浜方面への玄関口だったはずですが、アクアラインの余波をもろに受けているのでしょうか。 現在のこの駅舎は、2007年に改築使用開始となったものです。 駅舎内部。 改築当初はみどりの窓口があったそうですが、10年ほど前に閉鎖されています。 客用の機器は近距離券売機、乗車駅証明書発行機、Suica簡易改札機(入場用・出場用一対)が設置されております。 画像では改札窓口が閉まっていますが、当駅は有人駅で、時間帯を区切って勤務をしているとのことです。 待合室を挟んで反対側には、南房総市の観光案内所が入居しています。 館山駅にある観光案内所は館山市の観光案内所なので、白浜など南房総市エリアの観光案内はこちらの方が詳しいようです(実際に、館山駅の観光案内所で「白浜の屏風岩」について尋ねたところ、係の方がこちらに電話していました) かつては海水浴客が大挙到着していた名残で、特に駅舎側のホームが広くとられています。 Wikipediaの記述によると、2000年まで定期特急「ビューさざなみ」が到着していたそうです。 今回は入場券を買っていないので、柵の外からのぞき見。 特急発着に対応した、2面3線の長いホームですが、上屋があるのは少しだけです。 現在の2両・4両の列車は、上屋があるところに停まります。 駅の前後とも単線です。 ここに、「房総夏ダイヤ」で沢山の海水浴列車が到着し、水泳道具を抱えた家族連れが大挙降り立っていたかと思うと胸熱。海水浴、リゾート向けの列車を設定し、定期列車も巻き込んだ「房総夏ダイヤ」はアクアラインの開通と明暗を分け、1998年を最後に実施されていないそうです。 駅舎の前にバスのりば。 こちらも、往時は国鉄バス(JRバス)が頻繁に出入りして観光輸送を行っていたと思われますが、現在は日東交通のバスが細々と出入りするのみとなっています。 館山~安房白浜間の日東交通バスも、千倉駅前に立ち寄ります。 ※館山~安房白浜間のJRバスは経路が違い(安房神社前経由)、千倉は通りません 駅前ロータリーはご覧の通り整備され、駅舎と共に観光客を迎え入れるのに万全の整備がされています。ところが、肝心の観光客が列車では来なくなってしまったのです。 なお、タクシーは待機していましたのでご安心を。 駅の向かいにあった「コインロッカ」。 PC出力した文字をラミネート加工して貼り付けてあるので、比較的近年まで営業していたと思料。ただ、肝心のロッカーは朽ち果て、室内にはなぜか掛・敷布団が散乱していました。 「盛者必衰の理」とはこのこと。 さらになぜか、扉は壊れて外れているのに、荷物が1個入っていました。いつから放置されているのか…。 千倉駅からバスで5分ほどのエリアが千倉の温泉エリア&ビーチ。 館山の街には宿は少ないし、一方で白浜温泉は人気の温泉地。 千倉駅からバスか車で5分くらいの千倉エリアに宿をとってのんびり寛ぐのもオススメです ~駅から直進すると千倉の海岸 温泉地です~ 南房総千倉の宿 ちくらつなぐホテル 千倉海底温泉 海辺の温泉料理宿 ホテル千倉 美味しい温泉 夢みさき 鉄板焼オーベルジュ 別邸夢咲 今回の旅での「駅観察」はここまで。 南房総ドライブは、いよいよ佳境。青い海と色とりどりのお花が咲き誇る海岸沿いへ進みます 以下、次 回!

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