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漫画家山田花子さんの作品を初めて読み、ネットで色々調べてるうちに、どうしても読みたくなり、閉館まぎわの図書館で「自殺直前日記」を借りてきちゃいました。 借りにくかったけど。書庫に入ってたので、職員さんにとりにいってもらわなきゃならず・・・。 発売当時、立ち読みしたときは、題名はセンセーショナルだし、怖くて、ほんとちらっとしか読めませんでした。今は、しっかり読めました。そして大分感想変わりました。すごいこの人。 若くて苦しみつつ亡くなったけれど、短い間に漫画家になり、激しく硬派な文章もかき、バンドを組んでレコードも出し、演劇活動もし、すきな作家・映画・音楽・芝居等たくさんあって、有名な文化人とも交流のある、可愛らくおしゃれでセンスのいい女性だったのを知りました。 世の中の犠牲になった哀れな人ではなく、一般の人が簡単にやれないこと短期間でしてから、亡くなった濃い人生を歩んだ人なんだと。人と違う感性があり純粋で優しいから、余計傷ついてあとあと考える、自分に厳しい、そんな人だったのかなぁ。叩かれたり抑圧されず、伸び伸びと描きたいものが描けてたら・・・と思えたり。 苛められて「おまえががんばれ」と言われる傾向は、当時は、今以上にあったでしょう。傷ついて弱っているときは支えが必要なのに、「もっとがんばれ。強くなって立ち向かえばすむこと」と言われてしまい、ますます疎外感を感じて、ストレス強になる。 一回り生まれた年は違うし、もう15年も前に亡くなって、彼女より年齢上になってから、何を今頃シンパシー感じてるんでしょうか。暗いとか痛いというだけの印象は前より薄まり、惜しい人が亡くなったのだ、例え無名のままでも、彼女が生きてられるような世の中であってほしかった、と思わざるをえません。若くして病気にもかかって自分からなくなっているので、何を言っても不謹慎に思えてしまうのは、変わらないですが。 最近、映画や芝居をみるのが減っているかわり、本屋さんに一歩踏み入れたら、1、2時間は出られない、入ったら何か買ってしまう、という現象が続いています。 子どものころは自分ではあまり買えないし、同じ物を何度も表紙がぼろぼろになるまで、読み返したのが、今は一応本くらいは買えるぞ、というのがうれしいのかも。本といっても、軽ーいものが多いんですけど。文学は、子どものときのほうがよく読んでました。 英文テストで「本の脳への役割は、運動の身体への役割と同じだ」みたいな文章がでてきて、納得するほど、必要なことだと思って読んでました。で、運動しすぎたら体壊すように、弱ってたら運動できないように、本も同じでした。 今は、傍からみたら暗かったり、風変わりなものでも、軽い読み物と同様に、さくっと楽しく読むことができますが。ブログを見返すと、趣味が偏っているかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.08.22 22:45:56
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