テーマ:障害児と生きる日常(4431)
カテゴリ:障害児と生きる日常
【入院生活 6日目】
昨日の問題点、鼻出血は問題なし。摂食も良好。 夕食にいたっては自分の分を平らげた後、私の分にも箸を伸ばす。 感慨深いのは紙パックの牛乳だ。今まで私が押し出していたが、手術後は紙パックがヘコむほどの吸引力で飲み干す。 手術で口の中が改善された様子が手に取って分かる一瞬である。 とうとう今日、点滴を抜いてしまった。折角だから、抜けてる間に病院を散歩することにする。 この病院には託児室を兼ねた大きなプレイルームがある。外来にも各待合室ごとに、病棟には病棟ごとに小さいプレイルームが設けられている。 レストラン。外来用のプレイルーム。図書室。売店。 一日中、病院内をくまなく歩き回った。 夕方。 地下1階から3階まで吹き抜けのロビーが、前面にはりめぐらされている窓からの夕日で赤く焼けているのを眺めた。 あちらこちらから垂らされたモールや、風で動く動物たちがゆらゆらと、温かな空気に波打つ。 外来時間が終わったロビーにいつもの喧騒はなく、海底のように静かに横たわっていた。 昼の担当看護士が嬉しそうに、点滴はもう終わりでいい旨を伝えに、散歩中の私たちを探しに来た。 まだ息がはずむ彼女と娘と連れだって私は部屋へ戻った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.13 18:57:53
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