テーマ:障害児と生きる日常(4429)
カテゴリ:障害児と生きる日常
娘が帰ってきた。
でも、だからといって、といった感じ。 今までもずっと一緒にいた感じで、久しぶりな感じも、ラブ~な感じもなく。 会った瞬間、一瞬で時を飛び越した。 よく、夫のことを、『空気』のような関係、と評す人がいるだろう。 好きとか嫌いとか、特別な感情はなく、いて当たり前。 いなかったら死んでしまうとは思うのだが、あって当たり前すぎて想像できない、みたいな。 あれなのかな。 娘とは。 だと、いいけど。 娘を連れてきてくれた義母は我が家に3時間ほど滞在して、またトンボ帰り。 明日、パン教室があるらしい、彼女が先生なのだが。 娘だけ連れてくるのも大変だろうに、朝から焼いたパンをいっぱい持ってやってきてくれた。 もちろん、息子である夫のためとか、孫のためなのだが。 その愛は素晴らしいと思う。 勉強になるというか。 勉強しても仕方ないんだけど。 でも、こういうのを近くで見ると、凄いと思う。 例えば、であるが、今回も、こんなことがあった。 夫は今日、休みだったのだが、 それを伝えて私では行けないような大きな駅まで迎えに行く、というと、 たまの休みに煩わせたくないから、という。 夫は、車を運転することは大して疲れない人だし、 何より、少しでも早く娘に会いたいから、と、迎えに行くというのだが、 義母は、だったら着く時間を知らせないで行く、という。 私にしてみれば、何時なのか分からなければ食事を作るタイミングもあるし、 何より、娘を預けている身としては、心配が全くない、ということもない。 お盆のUターンラッシュの真っ最中だし、娘を少しでも疲れさせたくない。 ただ、連れて帰ってきてくれるのだし、今まで遊んでもらったわけだし。 義母にどういっていいか分からず、まぁ、時間が経てば気持ちも変わるかな、 と、そのままにしておいたのだが。 当日、の今日。 お昼過ぎても連絡なし。 やっと連絡があったのは、もう、最寄駅近く。 夫は、そういう効率の悪い、私さえ犠牲になれば的な辛気臭い話が嫌いで、 ほっとけ、と、お怒り気味。 我が家についた義母は、いかにも、褒めて~と言わんばかりの武勇伝口調。 それでも、夫が子どもの頃は良かったのだろう。 が、今では彼も人の親。 娘と会いたいし、娘が心配で、時間に追われる仕事人にもなった。 そういうことは全く度外視で、 子どものころの想い出だで生きていくのが、母親なのだろうな。 もしかしたら、夫だって、そんなポーズをとっているだけで、 いや、真剣に怒っているのかもしれないが、 心のどこか、奥の奥では愛を感じとっているのかもしれない。 いや、たぶん、そうなのだろうな。 奥が深いな、親子愛って。 …いや違うのかな。 本当に怒っているのかな。 私には分からない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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