テーマ:障害児と生きる日常(4432)
カテゴリ:障碍児の普通学級生活
朝。
車で送っていき、いつものように教室までついて行き、 あれこれ口出したくなるのをグっとこらえて、担任に一声かけて帰ろうとすると、 廊下に出たところで担任に呼び止められた。 「昨日の様子をお話しようと思いまして…」 ドキッ!!!! もう、こんなにドキドキしたのは久しぶりってほど、ドキってしまった。 息子が、難聴と告げられたとき以来かな。。 「…な、何かしでかしましたか…あの人…。」 書き文字そのまま、本当にどもってしまった…。 すると、笑って、 「そんな特別な話ではないです。 ただ、これからこの時間に、こういう話も出来たらなぁ、と思って。」 優しく先生は言ってくれたが、聞いた話は十分に驚きに値するものだった。 1つ目は、授業も5時間目になると、疲れるのかダラっとした格好になってしまう、 という、ごめん先生、それくらいなら言わなくていいよ、てな話と。 2つ目は、並んで歩けない、という話。 長い距離の移動になると、どんどん娘と前の間が開いていってしまうそう。 左右にもぶれるそうで、周囲の人が娘をひっつかんで、 こっち~、はやく~、と、うながしていて。 で、先生。 こんなに言われたらイヤかな~と思って、耳のこともあるし、娘に、 「先生の横に来る?」 と、聞いたそう。 すると、 「いい。ここであるく。」 と、きっぱりと拒否した、という。 保育園では、いつも先生と一緒に歩いていた。 一番前か、一番後ろ。 誰かと手をつないでいても、途中から自らせがんで先生の横に行きたがった。 そんな娘が…ねぇ。。 先生もそれを責めているわけでは無さそうだった。 保育園時代の話をすると、一緒に成長を喜んでくれた。 3つ目はちょっとした事件。 昨日はGW明けで結構、どの子も疲れていたらしいのだが、 娘は帰りの支度が、みんなで教室を出る時間に間に合わなかった、というのだ。 で、先生が、 「先生、みんなを校庭に連れていって下校させたら戻ってくるので、 それまで教室で待っていてください。一緒に帰りの支度をしましょうね。」 と、言い残し出ていったそうな。 ところが、下校を指導して教室に帰ってきたら娘がいない。 学校中探し、もしかして…と思って放課後事業の場所に行ってみたら、 娘はもうカバンをロッカーにつめて遊んでいた、と。 ちゃんとボランティアの民生委員さんに、 「あとからせんせいが紙をもってきます」 と、言ったらしい。 さすがに、それは謝った。 先生もかなり胆を冷やしたそうで、先生の労もねぎらった。 話は報告だけで、だから娘をどうする、といった件ではなかったのだが。 聞いても、私にはどうにもならない話でちょっと愕然とした。 怒ったからといって、どうにかなるわけでもない。 その場は「うん」と言っても、学校へ行けばどうしようもない。 あぁ、こうやって子どもはどんどん自分の力の及ばないところへ行ってしまうのだなぁ。 障碍児だ、ずっと一緒に暮らすのだから、と、気を抜いていた。 もっと娘に授けなければいけないことがいっぱいあったのに。 今からでも間に合うのだろうか。 帰ってきて、娘に昨日の件を聞いてみた。 すると、 「だって、まってるのはじかんのむだじゃん。そうでしょ?」 だそうで…。 あぁ…この時間の無駄ってのは私の口癖…。 これからは気を引き締めて、きちんと話し合っていこう。 怒って一方的にならないように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.10 02:51:42
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