ごめんね
私は、義父が経営する会社で経理や雑務をしています。出社は不定期で、人手が足りないときは社長(義父)命令で、出社。あとは、経理が進むように、自分で調整しています。経理は、義母も手伝ってくれるので(というか、まだまだわからないことだらけなので義母まかせで。)恵まれた環境だと思っています。今日の午前中は、経理の仕事をしていました。長男と娘は幼稚園。末っ子を連れての出社です。昨日は、末っ子の好きな本とおもちゃを持っていったのですが今日は、ミニカー一台と、長男の作ったおもちゃだけ。末っ子は、仕事をする私の傍らで、お絵かきをして待っていました。2歳になってまもない末っ子。一時間もひとりで遊べは、飽きてしまいます。「ママぁ~。○×△~(←意味不明)。」なにやら言いながら、おもちゃをバッグに詰め始めました。飽きたので、家に帰ろうと言っているんです「○○ちゃん、もう少しだけ、ママお仕事したいの。 ほら、この伝票だけ書いたら、帰ろうね。」「ママぁぁぁ。。。」「ごめんね、あと少しだから。」うにゃうにゃ言いながら、大事なミニカーを袋から出す末っ子。私は、横目でそんな息子を確認し仕事に集中してしまいました。ふと気がつくと、物音がしません。しーんと静まり返った事務所。居るのは、私と末っ子だけですが。「あれ?○○ちゃん?」末っ子の名前を呼びながら、机の脇をみると・・・左手に、大事なミニカーを握り締め、右手の人差し指をしゃぶりながら、床で眠っていました。冷たいPタイルの床で。よく見ると、頬には涙の跡がついています。ごめんね、末っ子。本当にごめんね。私は涙ぐみながら、末っ子を膝に乗せ左手で彼の身体を支え、右手で伝票の束をめくりました。早く仕事を片付けて、末っ子を家に連れて帰ろう。必死で電卓をたたき、台帳に記入しました。今、書いていても、涙がでます。仕方がないと言えばそれまでですが、子どもたちに、寂しい思いをさせているのは事実。でも、仕事をさせてもらえるのは、ありがたいこと。義父や義母には、子ども優先にさせてもらっているので感謝しています。もちろん、ダンナにも。もっと、私が仕事ができるようになればもっと要領がよくなれば・・・と思う毎日です。義両親やダンナの役に立ちたい。子どもたちには、寂しい思いをさせたくない。両立するって、難しいです。