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いつかきっと・・ の遠い日の約束

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2015.10.03
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金木犀がかおる頃・・・

そのはずだけれど

わたしはその甘い秋の香りに今年はまだ出会っていない

できたら今日

散歩にでも出て、甘い香りの幸せを味わいたいな





帰っても待っている人のいない金曜日は

思いっきり残業をして

帰りにデパ地下でお惣菜を買う

彼にもらった黒いお皿に盛られた野菜の煮物は

サツマイモもレンコンも

パプリカもオクラも

茄子も自分たちの色を奏でていた

その野菜を可愛い赤いお箸で食べる

小さな手毬の模様がある漆塗り

これも彼からのプレゼント

ワイングラスに白ワインも入れて・・



同居人が寿退室をする頃は

わたしはいつもこのように

ひとりで夜の食事をすることになる

それはそれで楽しい・・と思うことにした




yjimageVHR2FLYO.jpg 秋の夜に一冊の本を書棚からとった

「 小さな生活 」 津田晴美著

いつだったか忘れたけれど

彼がわたしに持って帰らせた本

その本には彼の蔵書である印がある

彼が消しゴムに掘ったネズミ

その消しゴムハンコを彼はとても大事にしていた

トッポジージョのようなかわいいネズミ




わたしの生活がこんな風になるように・・・とくれた本

そんな彼の気持ちを今頃になって

知ってみようか・・と思う



わたしの小さな生活は

彼の存在で大きな喜びとなる
























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Last updated  2015.10.03 09:06:45
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