目を閉じれば
お腹がいっぱいなのについ食べ過ぎてしまう。欲張っちゃいけないと思うのに、そんなに欲張りじゃないはずなのに、こんなに我慢しているのに・・食べ過ぎてしまう?ええ、それがストレスというものです。体重的なダイエットなら自分の心のメカニズムにはうすうす感づいていますよね?誰だって。でも、恋愛はどうでしょう?しらずしらず、恋愛過食症になっていませんか。ネットであれこれ情報を見たり、本を読んだり、こうやって私が恋愛記事を書いていることすら多少なりとも恋愛情報過食傾向に拍車をかけていることもあるのではないかと思うといたたまれません。ええ、冗談でもなんでもなく。でも、書いちゃう。まず、いくら私がセラピストでもなんでも私の意見は私の個人的な意見です。ただ、参考意見としては役に立つように書いているつもりです。それでも、何かの情報に翻弄されてしまうならいっそしばらくネット絶ちや読書絶ちしてみるのもテです。恋愛情報はグルメ情報に似ています。美味しい料理は食べられます。目の前にあって食べていいものならば。グルメ情報は確かに本当に何かをリアルで食べるための参考にはなります。でも、情報自体は食べられませんよね。恋愛情報はあなたを幸せにしてくれるでしょうか?勿論、してくれます。それを参考意見として使っている限りにおいては。でも、グルメ本が食べられないのと同じで恋愛本も恋愛情報もあなたと付き合ってはくれません。あなたは情報という恋人に毎回食事をおごらされているのかもしれません。しかも、情報さんはあなたのお金で「もっとお食べ」と言ってきます。それだと過食症になったりしまいに拒食症になってしまいます。いま、自分がどうだか知りたい、というなら身体の声を聞いてください。別に特別な装置は必要ありません。「もう、たくさん。もっと別のことがした」、と悲鳴を上げている自分がいませんか?ずっと心の奥にしまいこんで、いつもそこにいるのは知っていたのに無視しつづけたあなたの古い友人が。その存在に気がつくことは罪悪感に押しつぶされそうだから、あえて目を閉じていた。でも、いつもずっとあなたを支えてくれたのも、そのもう一人の自分です。そしてあなたはその存在そのものであった。当たり前です。あなたとあなたは支え合っている。長いことずっとそうしてきたからもう忘れかかっていた。でも、辛い過去ではありませんね。今考えると随分悩みは私を成長させてくれた。好きにしていいよ。目を閉じればもう、記憶は過去の幻だから。