ねこに自立を?!―ペット本から読む日英の幸福論―
飼い猫のみかんを、獣医さんに連れて行きました。みかんの検査中、待合室でふと見つけた「Cat Manual」という本。 ぱらぱらめくってみると、 どうやらイギリスのねこ育てマニュアル本のようです。 「しつけ」という項目があったので、読んでみました。 特に「甘え猫のしつけ」は、みかんに必要かも・・・と、かなり本気で(^^ゞ。 「甘える猫(詳しい解説図あり(^^ゞ)には、仲間になる猫をもう1匹飼うか 子猫を一緒に飼いましょう。そうすると、人間に依存ばかりしていたのが 少しずつ、自立することを学びます。」 !!! イギリスでは、飼い猫にも「自立」を求めるのか!! これはカルチャーの違い、発見だ!! 他の箇所もあわせて読むと、どうやら「自立(independence)」を 「自分が心地よく幸せでいることが何かを知り、 それを求めるための行動が、自分で出来ること」というような ニュアンスで使われているようでした。 ふむ、ねこも人間も、自分の望むところを知って そっちへ向かう行動をするのが、 幸せに生きることの大事な要件・・・ということなんだろうな。 なにしろ、飼い猫本です! 「ねこの幸せ」を「人間の幸せ」から類推しているでしょうから、 ペット本を比較すると、意外に日英の幸福論の比較になりそうでした。 自分が心地よく、幸せでいるのはどういう状態か。 それを知ろうとすることや ことばにすることを ねこだけじゃなく、人間もしてみてもいいな。 それにしても解決策が「もう1匹飼う」(^^ゞ。 同じ狭い島国なのに、太っ腹な解決策~~。 たしかイギリスのペットショップは、動物のために 相当スペースをとっておかないと、営業許可が出ないと聞いたことがあるけど フツーに飼うのにも、狭さ制限があるのかな? そんなことを考えていると、みかんの検査終了。 どうやら、少しずつよくなっているみたいです。 さて、おうちへ帰ったら 「幸せ」「心からの喜び」について考察するとしようか、みかん。