カテゴリ:タイを遊ぶ!
昨夜は恒例の金曜夜の気分転換ってことで「ソイ・ランスアン」に出掛けてみた。今まで特に理由はなく行ったことなかったのだが、「バンコクの青山通り」という比喩がさほど外れていないと思える小粋さだ。敷居の高いレストランだけでなく屋台やローカル向けの店もあるし。
レストランよりも、わたしの狙いは三度のメシより好きな「Heavy Metal」がナマで楽しめる「Metal Zone」というライブハウス。難聴必至の騒音とムンムンした男くさい熱気を楽しみに出掛けたのだが・・・ ところが入ってみてビックリ、お客さんは私と連れのほかはファランの男2人がいるだけ・・・の僅か「4人」。ヲイヲイ、わたしらが仲間といくカラオケでさえ6人ぐらいから多いときは十数名の前で歌うのに、ここはバンドメンバー4人に対して聴衆4人かよ。さずがにこれだとボーっと見ているだけでなくきちんと演奏に反応してあげないといけないし、途中で帰りづれえよなあ。ファラン2人が帰ってしまったらどーしよう・・・。 バンド演奏は23時30分開始だが、ルックスイマイチのタイ人ロッカー4人の演奏は期待してたよりGOOD!!しっかしノッケから"Black Sabbath"の初期ナンバーとはあまりに渋すぎませんか??わたし以外誰も理解できんだろう・・・と思っていたら、ファラン2人は大喜びでヘッドバンキングしているよ。ほほう、こいつらも只者ではない。巨漢ボーカリストの声はオジーそっくりである。 初期サバスも悪くないが、さすがに何曲か続くと緊張感が続かないなと思っていたら、続いては約1時間半におよぶ"Judas Priest"特集。これが初期から最新盤、名曲から駄曲まで網羅した通好みの選曲で、こいつら相当傾倒してるなと感じさせる。 聴衆わずか4人なのにバンドの演奏に一切の手抜きはなく、凄まじい気迫でプレイしている。やはりメタルやってるやつってみんな基本的に真面目なんだよね。門外漢からは見かけで誤解されるけど、みんな音楽に対して真摯だし、超絶技巧への訴求は禁欲的ですらある。メタルは女性から引かれることが多いから、みんなモテたくてメタルに打ち込んでるワケでなく、ただ好きだからやっているのだよ。 2時間強にわたって密度の濃いプレイを楽しめたが、結局サバスとジューダスで全部通されてしまった。選曲はまあ悪くはないのだが、一緒になってシャウトするのが楽しみのひとつであるのに、それができたのは"Pain Killer"のみ・・・。うーん、確かにバンドやるやつの心情として自分の好きな音楽をやりたいっつーのも理解できるが、これじゃあ一般人がひいてしまうのも無理はない。金曜の夜でこの客の入りだもんな。金曜以外の平日はどーいう状態なんだ・・・。 演奏はなかなかのもんだから、みなさんもゼヒ!!上のような状況だからちょっと冷やかしで来るのは厳しいけど・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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