ことこと@チェンマイ! タイ移住ドキュメント&北タイ通信♪

2006/05/15(月)14:11

「タイ人向け」日本食レストランに行ってみよう!

タイを食べる!(50)

タイ人に「日本食」は好きか?と聞くと「好き」「おいしい」と答えつつもみな「ロッ・ジューッ(味が薄い)」と言う。テメーら揃って味の素中毒のくせにわかったようなこと言うんぢゃねーよ!じゃ日本食で何が好きなんだ?と聞くと「たこ焼き」と答えるやつが妙に多い。う~む、なんとなくわかる気がするが、結局キミたち、味覚がコドモなんじゃないのか?? といいつつも、じゃタイ人は普段どういう日本食を食べているのか? プロンポンあたりの日本人経営と思われる日本料理屋やラーメン屋でもタイ人客の姿を見かけるが、一般のタイ人が行くのはチェーン店の「富士」「小船」「ZEN」のようなファミレス系と「8番」「OISHI」といったラーメン店系だろう。日本人客ももちろんいるが、客層の中心は「タイ人」である。タイでは器に口をつけて食べるのがイケナイ行為なので、味噌汁もレンゲですくって飲んでいる。あとコーラを飲みながら食事ってのもタイ人はフツーにやってるので、そういうのを観察するのも楽しい。 こうした「タイ人向け」日本食屋は概して日本人の間では「まずい、まずい」と評判が悪いが、そういう先入観で食べてみるとそんなにはまずくない。東京あたりでもこれらよりマズイ店はなんぼでもある。全般に甘ったるい味付けが気になるが、昔パラオの自称日本料理店で「野菜ラーメン」を注文したらサッポロ一番塩ラーメンの上に生野菜サラダを山盛りのっけたのが出てきたり、メキシコの寿司屋で普通のあたたかいゴハンの上に刺身をのっけた「にぎり」が出てきたりとか、そんなのに比べれば至ってフツーだ。 そういう意味で話のネタになりそうなのは「OISHIらーめん」か?「大石らーめん」でなく「おいしいらーめん」である。まず出てくる「緑茶」が砂糖入りの激甘ってとこで早速期待に応えてくれる(苦笑)。メニューに併記された日本語の間違いを見つけるのも楽しい。ラーメンの味付けは大きくは外していないが、何か麺の味や歯ごたえが不自然である。焼きそばも口に含むと舌がピリピリしてくるところを見ると、大量の化学調味料か妙な薬品をブチこんでいるのあろう。寿司ネタも干からびてるし、ここだけは興味本位でも行かない方がいいだろう。健康を害しそうだ。 日本人ご用達の日本食店でも調理をしているのはタイ人なので、ラーメンなどは茹で過ぎで、とても食えたものではないシロモノが出てくることもある。もちろん安定しておいしい店もいっぱいあるが、以前はおいしかった店も調理人が辞めてマズくなることもあるようなので、こういう業界はしっかり味を維持していくのは大変なんだろうと思う。 日本にも「○○料理」の店は数多あるが、本国のひとが食したら「なんじゃこりゃ?」ってのもあるんだろうなあ。以前九州出身の人間が「東京には九州ラーメンを食わせる店はない!」って言ってたぐらいだもの。(今は何軒かあるらしいっす。)

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