カテゴリ:北タイへ行こう!
今まで割りと「渋め」のお寺を中心に紹介してきましたが、今回は、いまチェンマイで最も「キンキラキン」と思われるお寺に行ってみましょう。
お堀に囲まれた旧市街の西側に「スアンドーク門」がありますが、そこを起点とするステープ通りをドイステープのお山に向かって西進していくと、大きくキンキラキンに輝く大仏塔が左手に見えてきます。 そこが「ワット・スアンドーク」です。 「花園のお寺」という意の、チャーミングな名前のお寺です。 「チェンマイで最もキンキラキン」と紹介しましたが、ワタシが最初にこのお寺を訪ねた「2004年」はそんなにキンキラではありませんでした。 こんなカンジ・・・ (2004年の姿) 大仏塔は改修中ですね。白い仏塔群も、当時は今と比較するとやや煤けたカンジであります。 ここから10年の間に、改修を重ねて今の美しい姿になってるんですね。 ちなみに、ワタシは昨年にもこのお寺に来ていますが、ちょうど「本堂」の改修中でした。 実は立ち入り禁止だったようですが(後で気がついた)、職人さんやお坊さんにも一切咎められずにズンズン中に入って行けました。 そこで、まさに「お化粧直し」をしたばかりの「超!キンキラキン」のご本尊にお目にかかることができました。 (2013年の姿) こちらも「2004年」の写真が残っていましたので、同じように比べてみましょう。 (2004年の姿) 違いは一目瞭然ですね。日本の寺社仏閣の場合、古ぼけてきたものをこれだけドラスティックにリニューアルする習慣はあまりないように思います。これもタイと日本の「価値観」の違いを表しているようで、興味深いところです。 このお寺はモトモトは1371年に創建されたものですが、ビルマ占領期などを経て長く荒廃していたようです。 このお寺を特色づけている「白い仏塔群」は、ラーンナー王朝の皇族の遺灰を納めたものですが、これらはモトモトは各所に分散していたのを、ラマ5世王妃であった「ダーラー妃」の発願によって1914年にこの地に集められたそうです。 さらに1930年代に、本ブログでも何回か登場している高僧「クルーバー・シーウィチャイ」によって「本堂」の再建が行われ、今の姿になったのですね。 ダーラー妃は文化、芸術や産業の育成によってチェンマイの復興に尽力され、シーウィチャイ僧は生涯かけて北タイの荒廃したお寺を数え切れないほど修復されました。 ちょうどこのお寺から歩いてスグの場所に、間もなくワタシどもの「新拠点」を設置する予定です。チェンマイでのこれからの飛躍の基点となる「新拠点」が、現在のチェンマイの殷賑の礎を築かれた「ダーラー妃」と「クルーバー・シーウィチャイ」ゆかりのお寺の門前にあるというのは、大変感慨深いものがあります。 ちょっと空いた時間にでも、フラリとこのお寺に参拝できそうで、今後頻繁に訪れることになりそうです。 そうそう・・・ 夜の「ライトアップ」も、なかなか見事ですよ!! にほんブログ村 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[北タイへ行こう!] カテゴリの最新記事
|
|