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カテゴリ:風景。
会社の近くに消防署があることも手伝ってか、
このごろ救急車のけたたましい音を頻繁に耳にする。 ふと、思った。 今、聞こえている音 たとえば平安の昔なら 何分の一になるんだろうか?って。 よく音を聞き分けてみると 現代の文明が生み出したものばかり。 いくら自然の音がしていても それは文明の音にかき消される。 鳥の声 鹿の鳴き声。 百人一首の館に行ってから よく思うようになった。 それが彼らの音のすべて? 木々の揺れや 風の音にだけ心を傾けていられるなんて。 想像の域を超えませんが 現代人の今となっては おそろしく遠いような出来事。 それでも ひとつひとつが切ない想いで綴られている事実は 時間をも越える威力を持ち 決して弱々しいものではない。 そんな音を伝えるのは 言葉のちから。 侮ることなかれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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