|
テーマ:たわごと(26822)
カテゴリ:できごと
歌を聴きに行った。
友人の紹介で聴いたその歌は 具体的ではない何かが響くものだった。 キーボードの背に映った 動脈と静脈の繰り返しは 彼女の奏でる音に関係なく 色を持たないシロと三つ巴になって 回り続けてバンソウする。 それをふうわりと包んだ歌声に 次第に斜めになっていく影と 思いのほか上がってきた雨が 一緒に時を刻むのが 心地よくて、柔らかなソファーに 気持ちもあずけた。 もてあました気持ちを 預ける先が欲しい自分を 悟らせたのはこの曲。 もうずっと、 長い間。 私は場所を探していたのだと 気付かせたのはこの歌。 気付いても でも どこにも行けなくて やっぱりふわふわと 所在になげに彷徨って またスコールに合う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 21, 2014 12:04:24 AM
コメント(0) | コメントを書く
[できごと] カテゴリの最新記事
|