007 ロシアより愛をこめて

FROM RUSSIA WITH LOVE

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ロシアより愛をこめて

007 ロシアより愛をこめて

現在、初の金髪ボンドとなるダニエル・クレイグを6代目ジェームズ・ボンドに迎えたシリーズ第21作目「007／カジノ・ロワイヤル」が製作されていますが、40年以上にも及ぶ長いシリーズの中で一番に出来が良く、人気のある作品といえば、この「ロシアより愛をこめて」をあげる人が多いと思います。

これは、前作「ドクター・ノオ（殺しの番号）」の大ヒットを受けて、再度、テレンス・ヤングがメガホンをとったシリーズ第2作目で、ボンド役は言わずと知れたショーン・コネリー・・・タフさと、色気と、悲壮感を出せるボンドは、やはり彼をおいて他にいないでしょう。

また、ボンドガールには歴代No．1の呼び声も高いダニエラ・ビアンキがその魅力を発揮し、ソ連側の殺し屋には「ジョーズ」のシャーク・ハンター役などで知られるロバート･ショーが好演しています。

尚、日本初公開時の題名は「007/危機一発」でしたが、リバイバルからは現在のタイトルに変更されました。

007 ロシアより愛をこめて

「007／ロシアより愛をこめて」

初公開時タイトル 007/危機一発
製作年度 1963年
製作国・地域イギリス
上映時間 115分
監督テレンス・ヤング
製作総指揮ハリー・サルツマン
原作イアン・フレミング
脚本リチャード・メイボーム、ジョアンナ・ハーウッド
撮影テッド・ムーア
音楽ジョン・バリー
テーマ曲ライオネル・バート
（ジェームズ・ボンドのテーマ）モンティ・ノーマン
主題歌マット・モンロー
出演ショーン・コネリー、ダニエラ・ビアンキ
ロバート・ショウ、ペドロ・アルメンダリス
ロッテ・レーニャ、マルティーヌ・ベズウィック
ヴラデク・シェイバル、ウォルター・ゴテル
バーナード・リー、デスモンド・リュウェリン
ロイス・マクスウェル

007 ロシアより愛をこめて

---物語---

トルコ支局長ケリムから英国情報部長Mのもとに入った電報によると、トルコのソ連情報部に勤務するタチアナという女性が亡命を希望しているとのことで、見返りに最新式の暗号機を持ち出すといい、彼女自身の希望で、ジェームズ・ボンドが派遣されることになりました。

007 ロシアより愛をこめて

さて、イスタンブールへ飛んだボンドは、豪快なケリムの人柄に即、意気投合するものの、彼の身辺にはすでに危険な影が迫っていました。深夜、ボンドがホテルに帰るとタチアナが現れ、二人はすぐに愛し合うようになりました。しかし、その夜のラブシーンはソ連情報部によって密かに撮影され、ボンドの隙あらば抹殺しようと企てられていました。

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しかし、その手に乗らないボンドは、まんまと暗号解読機を盗み出すことに成功しますが、ケリムはソ連のスパイと刺し違えて死んでしまいます。ボンドとタチアナは、オリエント急行に乗って脱出を計るところを、情報部員に扮した殺し屋が現れ、絶体絶命の危機にさらされますが、列車がトンネルに入った一瞬の隙をついてボンドは敵を倒しました。

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その後も執拗な敵の追撃に遭ったボンドたちは、ヘリコプターに追われたり、ボートに乗った敵から銃撃を受けます。そして、ようやくベニスにたどり着いたボンドたちを待っていたタチアナの上司ローザが、靴に仕掛けた毒塗りナイフで攻撃してくるところを、一瞬ためらったタチアナが銃声を発してボンドを救ったのでした。

007 ロシアより愛をこめて

ショーン・コネリー
生年月日 1930年8月25日
出身地イギリス／スコットランド州エジンバラ

中学から働きに出て卒業後はトラック運転手に。18歳で海軍に入隊。病気のため除隊してから新聞社など職を転々としていたが、友人の勧めで『南太平洋』の舞台に立ったのをきっかけに本格的に俳優を志し、“No Road Back”で映画デビュー。が、その後もあまり陽のあたることは無かった。そんな折、57年の「虎の行動」出演をきっかけに「007／ドクター・ノオ」でボンド役を得てから人気上昇。以後、ボンド役を引退してからも数々の映画に出演。87年、「アンタッチャブル」でアカデミー助演男優賞を獲得。最近ではセクシーというより渋みある初老男性を魅力的に演じている。最初の妻、女優ダイアン・シレントとは73年に離婚（二人の間に生まれたジェイソンは俳優になった）。その翌年、画家のシシェリン・ルクブルンと再婚している。99年、ナイトの称号も得た。

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ダニエラ・ビアンキ
生年月日 1942年1月31日出身地イタリア／ローマ

幼年期からバレエレッスンを受けて育ったビアンキは、18才の時1960年のミス・ユニバースコンテストに出場、マイアミ・ビーチで堂々2位の栄冠をかち得た。このコンテストでタレントにスカウトされたビアンキは、モデルとしてファッション誌を飾り、これがきっかけで1963年、 007シリーズ「ロシアより愛をこめて」のボンドガールに抜擢された。その後ショーン・コネリーの弟ニールを主役とした「ドクター・コネリー・キッドブラザー作戦]など数本の映画に出演したが、1968年に引退した。

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