終戦記念日
つい先ほどからNHKスペシャル番組で「どう守る?日本の平和」と題して 討論が展開されている。 録画して 明日ゆっくり見せてもらおうと 私は机に向った。 戦争が終わって69年・・・遠〜い昔のようにも思えるが あっという間の70年だったような気もする。 若い人たちが「戦争体験者から 直接話を聞いて 戦争をしてはいけないことがよく分かった」とはなしていたが 戦争の全体像を知る為には 膨大な資料をつぶさに調べたとしても 本当の全体像を掴むことは難しいだろう。 今年の高校野球の開会式の日 入場行進を観ていて 「今年は行進の姿も例年よりよく訓練されて 元気さや足並みが揃っていた」ように感じた。 それ以上に感じたのは 体格が良くなり 胸板の厚み・尻の大きさがしっかりしていて 何時でもプロに転向できそうな身体に驚いた。 そして 入場行進がまだまだ続いているのに 私の目から涙があふれ 画面が曇ってしまった。 画面は野球選手の行進であるのに 私の脳裏では電波の混線がおき 画面が二重にうつるようになってしまった。 重なった画像は 白黒画像で「雨の神宮外苑 国立競技場」で 25,000 人の銃を担いだ大学生 それを見送る女子学生を中心とした見送りの人 50,000人 そうです 昭和18年10月21日の「学徒出陣」の風景が重なったのです。 時代はちがうが 同じような年頃の若人が 片やユニホームを身につけて 堂々の入場行進をする近代若人。 片や学生服にゲートルを巻き付け 歩兵銃を担いで水しぶきをあげながら行進する 文科系の20歳になった学生の姿。 この時の学生の心を考えたとき 涙を止めることはできなかった。 この時の25,000人の学生の心の内が読める人が 何人いるだろうかと考えた。 今夜見るはずの番組を あすゆっくりと・・・と便利な世の中になったことを感謝しながら 明日も雨が降りそうだから ゆっくり 真剣に勉強しようと思う。