皇居_平川橋大手濠と平川橋「橋のある風景」 本日は、皇居平川門にかかる平川橋です。NHK8:00近辺の「今朝のニュース」の背景となっている場所に近いです。 この堀の名前は大手濠です。大手門まで、かぎ状になっている堀です。石垣の右側(南側)に平川濠があり、細い回廊のようになっています。 散策コースとしては、皇居西側の千鳥ケ淵→田安門→北の丸公園(日本武道館、科学技術館、東京国立近代美術館)→竹橋→平川橋→大手門など。 絵は竹橋のたもとの展望台から、平川橋方向(東南)を眺めた景色です。 桜の花びらや、衣替えの葉っぱなどがお堀に浮いていました。楠などの常緑樹が、赤い新緑を出し黄色く、赤く、こずえが色づいていました。この時期、そういう忙しい変化を見るのが楽しみです。 この景色を描いている、竹橋には東京国立近代美術館があり、3月23日から5月22日まで「ゴッホ展(孤高の画家の原風景)」が開かれています。ファン・ゴッホ美術館および、クレラー=ミューラ美術館を中心にゴッホの代表的作品30点、同時代の画家の作品30点、宗教版画などの関連資料60点計120点の作品が展示されています。 ゴッホ(1853-1890) 37歳という短い一生のなかでも、創作年月はさらに短く、なんと1880年(27歳)のときに画家になろうと決意してから、1890年(37歳)までのわずか10年の期間です。この間の画家生命を燃焼させた彼の作品が展示されています。 主なものを5つの期間にわけて紹介しますと・・・ 1.宗教から芸術へ(~1885) 「開かれた聖書のある静物」1885(ファン・ゴッホ美術館蔵) 2.農民の労働(1884-1885) 「織機と織工」1884(クレラー=ミューラ美術館蔵) 「古靴」1886(ファン・ゴッホ美術館蔵) 3.パリ--闇から光へ(1886-1888) 「モンマルトルのムーラン・ド・ラ・ギャレット」1886(クレラー=ミューラ美術館蔵) 「レストランの内部」1887(クレラー=ミューラ美術館蔵) 「芸術家としての自画像」1888(ファン・ゴッホ美術館蔵) 「花魁(おいらん)(渓斎英泉による)」1887(ファン・ゴッホ美術館蔵) 4.アルル--ユートピア(1888-1889) 「種まく人」1888(クレラー=ミューラ美術館蔵) 「夜のカフェテラス」1888(クレラー=ミューラ美術館蔵)夜の星空を描いた最初の作品、補色がみごとに描かれている 「ミリエの肖像」1888(クレラー=ミューラ美術館蔵) 「黄色い家」(1888)(ファン・ゴッホ美術館蔵)・・ゴーギャンと一緒に住んだ家が描かれています。1888.10.23にゴーギャンがやってきますが、芸術に対する考え方の違いからふたりの間は緊張がたかまりました。イブの日12月23日に耳たぶを切り落とす事件が起きます。 「ひまわり」(1888)(日本・損保ジャパン東郷清児美術館蔵) 5.サン=レミ(南仏)、オーヴェール=シュル=オワーズ(北仏)(1889-1890) 「ピエタ(ドラクロアの模写)」(1889)(ファン・ゴッホ美術館蔵) 「犂と馬鍬(ミレーの模写)」1890(ファン・ゴッホ美術館蔵) 「糸杉と星の見える道」1890(クレラー=ミューラ美術館蔵) 「花咲くマロニエの木」1890(クレラー=ミューラ美術館蔵)・・オーヴェール村 「ドービニーの庭」1890(日本・(財) ひろしま美術館蔵) さて、明日は、いずこに? ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|