Pilatus Kulm旅の絵をもとに随想しています。 本日はルツェルン(luzern)-ピラトゥス山(Pilatus Kulm)です。 Pilatus Kulmは2120mの標高をもつ山です。上の絵を描いているとドイツ人の子供達がまつわりついてきました。 おっさん なにしてんの? おっさん?! お兄ちゃんと 言いなさい! あそこにある山なあに? わかんな~い。 そうだろうな。 調べれば分かる・・・リギ山(Rigi:1798m)、グレルニッシュ山(Glarnisch:2914m)、ティトリス(Titlis:3242m)、テーディ山(Todi:3714m)ではないかナ? あれ。誰もいない!・・・ 4つの森の国の湖(通称ルツェルン湖(LuzernSee))から南西18kmの距離にあります。麓のクリエンスからは、ロープウエイ、ゴンドラを乗り継いで辿り着けます。ロープウエイに乗らず、ハイクでゴンドラの駅まで歩けますが、途中の風景はまさにハイジの世界です。 山頂から、もう一つの登山ルートのPilatusBahn(PB)鉄道の駅:ピラトゥスクルム(pilatusKulm:2070mm)までは徒歩で20分ほど。ピラトゥスクルムからアルプナッハシュタットまで角度25度くらいの急斜面を鉄道で下ることができます。ルツェルン周回コースは、人気が高く、所要時間5時間。冬場は鉄道のほうは閉鎖されます。ゴンドラで極寒の地まで這い登る・・という感じです。 このPilatusBahn(PB)鉄道は、世界一の傾斜、世界唯一のロッハー式ラックレールを誇ります。開通は、1889年(1937年電化)です。延長=4.8km、軌間=800mm、最大勾配=480パーミル(角度は25度) ロッハー式:2つの歯車で、ラックレール(歯が両側についており、両側から噛み合わて、歯車が外れないような工夫を施しています。) ちょうどロープウエイの角度で、鉄道を乗るというまさに曲芸のような感じになります。絵はそのスタート地点ですが、これから谷底に45度の角度で下り落ちるような錯覚になります。 |