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テーマ:AKB48グループ(986)
KONAN上手より入場。
KONAN:「いや~遅れてもうた・・・。あれ、なんやこれ?・・・」 KONAN自分の机の上にある箱を開けて見る。 中にはぬいぐるみが入っている。 KONANそれに興味を持ち遊び出す。 そして、弁当が自分の机にあることに気付く。 KONANそれを食べ始める。 藤社がそれに気付くが、電話中なのでジェスチャーで「アカン!」と伝えようとする。 KONANはそれに気付かない。 穐田:「・・・ハイ、どうもありがとうございました♪お振込み確認後に発送の手続きに入ります。」 穐田一呼吸置いてから、顔を上げて、藤社に気付く。 そして、KONANが自分の弁当を食べていることに気付く。 穐田:「あ~!KONANさんまた私のお弁当食べてる?」 KONAN:「エ?アカンかった?ええん違(ちゃ)うかな思て。腹へってたもんで、ツイ♪」 藤社電話を終える。 藤社:「・・・ハイ、どうもありがとうございました。お振込み確認後に発送の手続きに入ります。穐田さん、ゴメン…。アカン!て言おうとしてたんやけど、電話中だったもんで…。」 穐田:「ひどーい!せっかく早起きして作ったのに・・・。」 穐田泣き出す。 KONAN弁当を食べ続ける。 近藤電話を終える。 近藤:「・・・ハイ、どうもありがとうございました。お振込み確認後に発送の手続きに入ります。どうしたんだね?」 藤社:「KONANが穐田さんのお弁当食べちゃったんです…。KONANって、腹減ると目の前にあるモン何でも食うから・・・。」 穐田:「(泣きながら)・・・せっかくキャラ弁にしてきたのにー(つдT)!」 KONANは相変わらず弁当を食べている。 近藤一瞬頭を抱えるがすぐ気を取り直す。 近藤:「あ~。穐田くん、泣かないで、ね♪(自分の机に戻り、カバンから弁当を取り出して戻ってくる。)ホラ、私の愛妻弁当で良かったら食べなさい。」 穐田:「ありがとうございますぅ…。」 近藤:「またKONAN君に食べられないように、奥の給湯室で食べてきなさい。」 穐田:「ハイ。じゃあ、チョッと奥行ってきます。」 穐田席を立つ。下手に退場。 KONANは相変わらず弁当を食べている。 近藤それを見て、チョッと呆れる。 近藤:「KONAN君、それ食べたらさっさと仕事をして!」 KONAN:「へ~い♪」 近藤:「へ~い、じゃなくて返事はハイヽ(`д´)ノ!」 KONAN「は~い♪」 電話が鳴る。近藤、藤社それに出る。 近藤:「ハイ、SDN商事でございます。」 藤社:「ハイ、SDN商事でございます。」 KONAN弁当を食べ終わる。 先ほどのぬいぐるみを見て再び遊び出す。 そして、ぬいぐみの動物のモノマネをする。 それを電話中の藤社に見せる。 藤社はそれに気付くが、電話中なので必死になって無視する。 穐田が下手から入場してくる。 穐田:「ごちそうさまでした・・・。」 穐田、KONANのモノマネに気付いて笑う。 穐田:「あはははははは♪」 藤社、穐田につられて笑う。 近藤、2人が笑っている姿に驚き、電話をしながらそちらを見つめる。 藤社:「…アハハハハ♪・・・あ!し、失礼しました!・・・あちゃ~!切られた・・・。」 穐田:「・・・あ、すいません!私が急に笑ったりしたから・・・。」 藤社:「ああ、いやいや、穐田さんのせいじゃないよ…。」 藤社、穐田、KONANを睨む。 KONAN:「な、おもろかったやろ♪」 藤社、穐田:「あのねえヽ(`д´)ノ!・・・」 近藤電話を終える。 近藤:「・・・ハイ、どうもありがとうございました。お振込み確認後に発送の手続きに入ります。KONAN君ヽ(`д´)ノ!」 KONAN:「はい?」 近藤:「『はい?』じゃないよヽ(`д´)ノ!何をしとるのかね、君はヽ(`д´)ノ!」 KONAN動物の物真似をしながら答える。 KONAN:「所長、おもろいでしょ♪」 近藤、KONANの物真似を見て笑う。 藤社、穐田あっけにとられる。 近藤:「・・・あははははは!・・・て、何をやっているのかねヽ(`д´)ノ!君は穐田君のお弁当を食べに会社へ来てるのかねヽ(`д´)ノ!」 KONAN:「はい♪」 近藤、藤社、穐田思い切りズっこける。 近藤マジ切れする。 近藤:「KONAN君ヽ(`д´)ノ!」 KONAN:「嫌だなァ所長。冗談やがな、冗談。仕事しに来とるがな。」 藤社、穐田、近藤をなだめる。 近藤:「まあ、分かっているならさっさと仕事をして・・・ってそうだ、その前にKONAN君、何か忘れてないかね?」 KONAN:「?」 近藤:「遅刻をしてきたら、お弁当食べたり、仕事を始める前に何かやることが無いかね?」 KONAN:「…なんやありましたっけ?・・・ああ、そうや、あれや!」 近藤:「そう、あれだよ。」 KONAN:「せやたな。あれを忘れたらアカンな。」 KONAN、右手を前に出す。 KONAN:「SDN(エスディーエーヌ)・・・。」 KONAN、近藤、藤社、穐田:「48(フォーティーエイト)!」 近藤、藤社、穐田「違ァ~うヽ(`д´)ノ!」 KONAN「え?朝礼の挨拶変わったンか?」 近藤:「それはもう終わったんだヽ(`д´)ノ!」 KONAN:「ほなら何でっか?」 藤社がKONANにこっそり教える。 藤社:「お詫びや、お詫び。遅刻してきてスンマセン、言わなアカンやろ・・・。」 KONAN:「ああ、所長、遅れてスンマセンでしたm(_ _)m。」 近藤:「遅刻の理由は何だったのかね?」 電話が鳴る。藤社、穐田出る。 藤社:「ハイ、SDN商事でございます。」 穐田:「ハイ、SDN商事でございます。」 電話はまだ鳴っている。 近藤:「・・・まあいい。後でじっくり聞く。早く仕事を始めて。」 近藤電話に出る。 近藤:「おまたせしました。SDN商事でございます。」 電話はまだ鳴っている。 KONAN電話に出る。 KONAN:「ハイ、SDN商事です。…ハイ、所長ですか?所長は今電話中です。…ハイ、伝言して欲しい。どのように?…え~と、後ほどこちらへ来る。ハイ、分かりました。え~と、どちら様でしょう?野呂さん、ハイ分かりました。伝えておきます。」 近藤、「野呂」と言う名前を聞いてKONANの方を見ながら電話を続ける。 KONAN電話を切る。そして、電話の内容を復唱しながらメモを作る。 KONAN:「え~と、野呂さんが所長に後ほど会いに来ると…。」 近藤:「…ハイ、どうもありがとうございました。お振込み確認後に発送の手続きに入ります。こ、コ、KONAN君、今の電話誰から・・・( ̄▽ ̄;)?」 KONAN:「ん?野呂さん言う方からです。なんや、後で所長に会いに来る言うてはりました。」 近藤:「ええェェェ~!」 KONAN:「何驚いとんのや?」 近藤:「KONAN君、君は自分の会社の社長の名前も覚えて無いのかねヽ(`д´)ノ!」 藤社、穐田、近藤の言葉を聞いて電話をしながらそちらを見る。 KONAN:「社長?ああ、今の電話の人社長さんやったンですか♪」 近藤呆れる。しかし、一呼吸置いて気を取り直す。 近藤:「…こ、コ、KONAN君、とりあえず、社長に失礼の無いよう、おもてなしの準備をしなさい。」 KONAN:「ハイ。」 穐田:「…ハイ、どうもありがとうございました。お振込み確認後に発送の手続きに入ります。所長、私やります!」 近藤:「あ、穐田君、頼むよ。エ~と、社長は羊羹が大好きだから、奥から来客用のを出してくれ。」 穐田:「ハイ!」 穐田下手に退場。 藤社電話を終える。 藤社:「…ハイ、どうもありがとうございました。お振込み確認後に発送の手続きに入ります。所長、社長が来られるんですか?」 近藤:「ああ、そうなんだ。藤社君、君もチョッとそこらへんをかたしてくれ。」 近藤、藤杜、穐田おもてなしの準備をする。 KONANはヒマになり、ぬいぐるみで遊び出す。 近藤:「KONAN君!何をやっているのかねヽ(`д´)ノ!」 藤社:「所長、KONANて1つのこと夢中になると周り見えへんようになるンですわ。」 野呂、津田、駒谷上手より入場してくる。 野呂:「所長はいるかしら?」 近藤、藤社、穐田「社長ォ~(@_@;;)!」 野呂:「おはよう皆さん。ところで所長、いつも言っているでしょう。」 近藤:「はい?」 野呂:「『社長』ではなく、『キャプテン』とお呼びなさいって。」 近藤:「は、ハイ、そうでした!社・・・いや、キャプテン!」 藤社:「あ、あのゥ、こちらへどぞ。」 野呂:「ああ、ありがとう。でも立ったままでけっこう。」 近藤:「そうですか。ところで今日はいかなるご用件で・・・。」 津田:「それは私から。実は、この営業所のことなんですが…。」 近藤:「ハイ・・・。」 津田:「非常に成績が良くない…。」 近藤:「も、申し訳ありません!日々努力はしているのですが・・・。」 駒谷:「そうなの?なんか、随分ヒマそうだけど。」 駒谷、KONANを見る。 KONANは相変わらず自分の机でぬいぐるみと遊んでいる。 穐田、藤社慌ててKONANからぬいぐるみを取上げようとする。 近藤:「(@_@;;)・・・あ、あれはですね・・・そ、そのォ、あ、あれはメンバーへのプレゼントのチェックです!」 野呂:「プレゼントのチェック?」 近藤:「あの、実は告知を散々していただいているんですが、それなのに本社ではなくこちらへメンバーのプレゼントが贈られてくるんです。それに何か変なものが入っていないか調べているんです。」 駒谷:「ああそう。まあ、確かに変なものを贈ってくるファンもいるからね。でも、チョッと変わったやり方だね。」 近藤、藤社、穐田ひきつった笑いをしながら頷く。 津田:「(咳払いを1つする)あ~ところで、話はこの営業所の件だが・・・。」 近藤、藤社、穐田息を呑んで津田を見つめる。 津田:「営業成績が大変好ましくない。そこで、キャプテンや常務とも相談した結果、改善が見られない場合、閉鎖と言うことになった。」 近藤、藤社、穐田:「エエ~(@_@;;)!」 近藤:「え、もしそうなったら我々は・・・。」 津田:「まあ、残念ながらクビと言うことだね。」 近藤、藤社、穐田:「そんなァ~(@_@;;)!」 津田:「まあ、でもこれは成績の改善が見られなければ、そういう場合です。」 近藤:「エ、では成績が上がれば・・・。」 津田:「その場合は、今まで通りこの営業所は続けます。まあ、具体的には今月のノルマを達成すればどうにか継続の方向です。」 近藤:「専務、常務、それから社・・・キャプテン、頑張りますのでどうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m!」 藤社、穐田:「お願いしますm(_ _)m!」 近藤、藤社、穐田深々と頭を下げる。 KONANは相変わらずぬいぐるみで遊んでいる。 藤社がそれに気付き、深々と頭を下げさせる。 芹那が上手より入場してくる。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.30 21:47:11
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