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2012.02.22
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KONAN上手より入場。

KONAN:「いや~遅れてもうた・・・。あれ、なんやこれ?・・・」

KONAN自分の机の上にある箱を開けて見る。
中にはぬいぐるみが入っている。
KONANそれに興味を持ち遊び出す。
そして、弁当が自分の机にあることに気付く。
KONANそれを食べ始める。

藤社がそれに気付くが、電話中なのでジェスチャーで「アカン!」と伝えようとする。
KONANはそれに気付かない。

穐田:「・・・ハイ、どうもありがとうございました♪お振込み確認後に発送の手続きに入ります。」

穐田一呼吸置いてから、顔を上げて、藤社に気付く。
そして、KONANが自分の弁当を食べていることに気付く。

穐田:「あ~!KONANさんまた私のお弁当食べてる?」

KONAN:「エ?アカンかった?ええん違(ちゃ)うかな思て。腹へってたもんで、ツイ♪」

藤社電話を終える。

藤社:「・・・ハイ、どうもありがとうございました。お振込み確認後に発送の手続きに入ります。穐田さん、ゴメン…。アカン!て言おうとしてたんやけど、電話中だったもんで…。」

穐田:「ひどーい!せっかく早起きして作ったのに・・・。」

穐田泣き出す。
KONAN弁当を食べ続ける。
近藤電話を終える。

近藤:「・・・ハイ、どうもありがとうございました。お振込み確認後に発送の手続きに入ります。どうしたんだね?」

藤社:「KONANが穐田さんのお弁当食べちゃったんです…。KONANって、腹減ると目の前にあるモン何でも食うから・・・。」

穐田:「(泣きながら)・・・せっかくキャラ弁にしてきたのにー(つдT)!」

KONANは相変わらず弁当を食べている。
近藤一瞬頭を抱えるがすぐ気を取り直す。

近藤:「あ~。穐田くん、泣かないで、ね♪(自分の机に戻り、カバンから弁当を取り出して戻ってくる。)ホラ、私の愛妻弁当で良かったら食べなさい。」

穐田:「ありがとうございますぅ…。」

近藤:「またKONAN君に食べられないように、奥の給湯室で食べてきなさい。」

穐田:「ハイ。じゃあ、チョッと奥行ってきます。」

穐田席を立つ。下手に退場。
KONANは相変わらず弁当を食べている。
近藤それを見て、チョッと呆れる。

近藤:「KONAN君、それ食べたらさっさと仕事をして!」
KONAN:「へ~い♪」
近藤:「へ~い、じゃなくて返事はハイヽ(`д´)ノ!」
KONAN「は~い♪」

電話が鳴る。近藤、藤社それに出る。

近藤:「ハイ、SDN商事でございます。」
藤社:「ハイ、SDN商事でございます。」

KONAN弁当を食べ終わる。
先ほどのぬいぐるみを見て再び遊び出す。
そして、ぬいぐみの動物のモノマネをする。
それを電話中の藤社に見せる。

藤社はそれに気付くが、電話中なので必死になって無視する。
穐田が下手から入場してくる。

穐田:「ごちそうさまでした・・・。」

穐田、KONANのモノマネに気付いて笑う。

穐田:「あはははははは♪」

藤社、穐田につられて笑う。
近藤、2人が笑っている姿に驚き、電話をしながらそちらを見つめる。

藤社:「…アハハハハ♪・・・あ!し、失礼しました!・・・あちゃ~!切られた・・・。」

穐田:「・・・あ、すいません!私が急に笑ったりしたから・・・。」

藤社:「ああ、いやいや、穐田さんのせいじゃないよ…。」

藤社、穐田、KONANを睨む。

KONAN:「な、おもろかったやろ♪」

藤社、穐田:「あのねえヽ(`д´)ノ!・・・」

近藤電話を終える。

近藤:「・・・ハイ、どうもありがとうございました。お振込み確認後に発送の手続きに入ります。KONAN君ヽ(`д´)ノ!」

KONAN:「はい?」

近藤:「『はい?』じゃないよヽ(`д´)ノ!何をしとるのかね、君はヽ(`д´)ノ!」

KONAN動物の物真似をしながら答える。

KONAN:「所長、おもろいでしょ♪」

近藤、KONANの物真似を見て笑う。
藤社、穐田あっけにとられる。

近藤:「・・・あははははは!・・・て、何をやっているのかねヽ(`д´)ノ!君は穐田君のお弁当を食べに会社へ来てるのかねヽ(`д´)ノ!」

KONAN:「はい♪」

近藤、藤社、穐田思い切りズっこける。

近藤マジ切れする。

近藤:「KONAN君ヽ(`д´)ノ!」

KONAN:「嫌だなァ所長。冗談やがな、冗談。仕事しに来とるがな。」

藤社、穐田、近藤をなだめる。

近藤:「まあ、分かっているならさっさと仕事をして・・・ってそうだ、その前にKONAN君、何か忘れてないかね?」

KONAN:「?」

近藤:「遅刻をしてきたら、お弁当食べたり、仕事を始める前に何かやることが無いかね?」

KONAN:「…なんやありましたっけ?・・・ああ、そうや、あれや!」

近藤:「そう、あれだよ。」

KONAN:「せやたな。あれを忘れたらアカンな。」

KONAN、右手を前に出す。

KONAN:「SDN(エスディーエーヌ)・・・。」

KONAN、近藤、藤社、穐田:「48(フォーティーエイト)!」

近藤、藤社、穐田「違ァ~うヽ(`д´)ノ!」

KONAN「え?朝礼の挨拶変わったンか?」

近藤:「それはもう終わったんだヽ(`д´)ノ!」

KONAN:「ほなら何でっか?」

藤社がKONANにこっそり教える。

藤社:「お詫びや、お詫び。遅刻してきてスンマセン、言わなアカンやろ・・・。」

KONAN:「ああ、所長、遅れてスンマセンでしたm(_ _)m。」

近藤:「遅刻の理由は何だったのかね?」

電話が鳴る。藤社、穐田出る。

藤社:「ハイ、SDN商事でございます。」
穐田:「ハイ、SDN商事でございます。」

電話はまだ鳴っている。

近藤:「・・・まあいい。後でじっくり聞く。早く仕事を始めて。」

近藤電話に出る。

近藤:「おまたせしました。SDN商事でございます。」

電話はまだ鳴っている。

KONAN電話に出る。

KONAN:「ハイ、SDN商事です。…ハイ、所長ですか?所長は今電話中です。…ハイ、伝言して欲しい。どのように?…え~と、後ほどこちらへ来る。ハイ、分かりました。え~と、どちら様でしょう?野呂さん、ハイ分かりました。伝えておきます。」

近藤、「野呂」と言う名前を聞いてKONANの方を見ながら電話を続ける。
KONAN電話を切る。そして、電話の内容を復唱しながらメモを作る。

KONAN:「え~と、野呂さんが所長に後ほど会いに来ると…。」

近藤:「…ハイ、どうもありがとうございました。お振込み確認後に発送の手続きに入ります。こ、コ、KONAN君、今の電話誰から・・・( ̄▽ ̄;)?」

KONAN:「ん?野呂さん言う方からです。なんや、後で所長に会いに来る言うてはりました。」

近藤:「ええェェェ~!」

KONAN:「何驚いとんのや?」

近藤:「KONAN君、君は自分の会社の社長の名前も覚えて無いのかねヽ(`д´)ノ!」

藤社、穐田、近藤の言葉を聞いて電話をしながらそちらを見る。

KONAN:「社長?ああ、今の電話の人社長さんやったンですか♪」

近藤呆れる。しかし、一呼吸置いて気を取り直す。

近藤:「…こ、コ、KONAN君、とりあえず、社長に失礼の無いよう、おもてなしの準備をしなさい。」

KONAN:「ハイ。」

穐田:「…ハイ、どうもありがとうございました。お振込み確認後に発送の手続きに入ります。所長、私やります!」

近藤:「あ、穐田君、頼むよ。エ~と、社長は羊羹が大好きだから、奥から来客用のを出してくれ。」

穐田:「ハイ!」

穐田下手に退場。
藤社電話を終える。

藤社:「…ハイ、どうもありがとうございました。お振込み確認後に発送の手続きに入ります。所長、社長が来られるんですか?」

近藤:「ああ、そうなんだ。藤社君、君もチョッとそこらへんをかたしてくれ。」

近藤、藤杜、穐田おもてなしの準備をする。
KONANはヒマになり、ぬいぐるみで遊び出す。

近藤:「KONAN君!何をやっているのかねヽ(`д´)ノ!」

藤社:「所長、KONANて1つのこと夢中になると周り見えへんようになるンですわ。」

野呂、津田、駒谷上手より入場してくる。

野呂:「所長はいるかしら?」

近藤、藤社、穐田「社長ォ~(@_@;;)!」

野呂:「おはよう皆さん。ところで所長、いつも言っているでしょう。」

近藤:「はい?」

野呂:「『社長』ではなく、『キャプテン』とお呼びなさいって。」

近藤:「は、ハイ、そうでした!社・・・いや、キャプテン!」

藤社:「あ、あのゥ、こちらへどぞ。」

野呂:「ああ、ありがとう。でも立ったままでけっこう。」

近藤:「そうですか。ところで今日はいかなるご用件で・・・。」

津田:「それは私から。実は、この営業所のことなんですが…。」

近藤:「ハイ・・・。」

津田:「非常に成績が良くない…。」

近藤:「も、申し訳ありません!日々努力はしているのですが・・・。」

駒谷:「そうなの?なんか、随分ヒマそうだけど。」

駒谷、KONANを見る。
KONANは相変わらず自分の机でぬいぐるみと遊んでいる。
穐田、藤社慌ててKONANからぬいぐるみを取上げようとする。

近藤:「(@_@;;)・・・あ、あれはですね・・・そ、そのォ、あ、あれはメンバーへのプレゼントのチェックです!」

野呂:「プレゼントのチェック?」

近藤:「あの、実は告知を散々していただいているんですが、それなのに本社ではなくこちらへメンバーのプレゼントが贈られてくるんです。それに何か変なものが入っていないか調べているんです。」

駒谷:「ああそう。まあ、確かに変なものを贈ってくるファンもいるからね。でも、チョッと変わったやり方だね。」

近藤、藤社、穐田ひきつった笑いをしながら頷く。

津田:「(咳払いを1つする)あ~ところで、話はこの営業所の件だが・・・。」

近藤、藤社、穐田息を呑んで津田を見つめる。

津田:「営業成績が大変好ましくない。そこで、キャプテンや常務とも相談した結果、改善が見られない場合、閉鎖と言うことになった。」

近藤、藤社、穐田:「エエ~(@_@;;)!」

近藤:「え、もしそうなったら我々は・・・。」

津田:「まあ、残念ながらクビと言うことだね。」

近藤、藤社、穐田:「そんなァ~(@_@;;)!」

津田:「まあ、でもこれは成績の改善が見られなければ、そういう場合です。」

近藤:「エ、では成績が上がれば・・・。」

津田:「その場合は、今まで通りこの営業所は続けます。まあ、具体的には今月のノルマを達成すればどうにか継続の方向です。」

近藤:「専務、常務、それから社・・・キャプテン、頑張りますのでどうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m!」

藤社、穐田:「お願いしますm(_ _)m!」

近藤、藤社、穐田深々と頭を下げる。
KONANは相変わらずぬいぐるみで遊んでいる。
藤社がそれに気付き、深々と頭を下げさせる。

芹那が上手より入場してくる。


(続く)





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Last updated  2012.03.30 21:47:11
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