カテゴリ:ドラマ・映画・本
最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に向かう瞠目の表題作ほか、伊坂ワールドの人気者・黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。爽快感溢れる作品集。 伊坂幸太郎の新刊で、またも泥棒兼探偵の黒澤さんが登場する短編集です ●動物園のエンジン 元動物園勤務の男性がいると動物たちが嬉しそうに騒ぎ出す 彼は動物園のエンジンじゃないか、というところから話が始まるのですが、 それを観察していた3人の男たちが、ある殺人事件の推理に彼を当てはめて 考えていくという内容でした 何となくほのぼのした話でしたね ●サクリファイス(黒澤登場) 事件の重要参考人を探して欲しいという依頼を受けて、とある村まで黒澤が探しに来たが、選ばれた村人一人が村の安全祈願のようなもののため、洞窟に何日かこもる儀式の真っ最中で、その儀式に参考人が何らかの形で関わっているのでは?と調査をしていくって話です これが、4編の中で一番面白かったです ●フィッシュストーリー タイトルにもなっている話ですが、冒頭部分のロックバンドの話をすっかり失念していて、読み終わった後にもう一度冒頭だけ読んでしまいましたw 現在、過去が章分けされていて世界を救う話につながったりしますが、伊坂幸太郎の文章力が感性にあうのかリンクのされ方が、ああなるほど!と面白く読めました ●ポテチ(黒澤登場) 読んだ後もタイトルになぜこれを付けたのか、よくわかりませんでしたw 泥棒と同棲している女性がレギュラーから外れた、とあるプロ野球選手の家に泥棒に入って、盗む物もなく帰る、泥棒は実はそのプロ野球選手のファンでその後色々ある話ですが、その泥棒の知人?先輩?みたいな感じで黒澤が出てきます それなりに読める話だったかな~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 28, 2009 01:13:43 PM
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