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カテゴリ:Linux記
それは、私がまだ、Redhat Linuxを使っていたころの話ですが、とってもお気に入りのソフトがありました。
しかし、そのソフトというのは、ものすごく役に立つというわけではなく、ただ、見て楽しむだけなのですが、じーっと見ていても、とくに動いているようには見えません。(^^;) 逆に、しばらくほったらかしておくと、ちょっと違う画像になっているのでした。 ・・・と、こんな説明をしても、何のソフトなのか全く分かりませんので、名前をお教えします。 その名も、「xplanet」です!(・・・タイトルに書いてありましたね(^^;)) ひと文字目に「x」が付くプログラムは、たいてい、Xwindow(Linuxでふつう使われているWindowシステム)上で動くプログラムということで、その後に「planet」といえば、それはもちろん「惑星」・・・ということで、Xwindow上で惑星を表示するプログラムなのでした。(^^) そして、私達のすんでいる惑星といえば、もちろん「地球」・・・ということで、まずは地球を表示してみましょう。 fedoraの場合は、 yum install xplanet xplanet-maps ubuntuの場合は、 sudo apt-get install xplanet xplanet-images あるいは、Synapticパッケージマネージャを使って、xplanetとイメージファイル(xplanet-mapsやxplanet-images)のパッケージをインストールします。 そして、 xplanet -lon 135 -lat 10 -window とすれば、日本が真ん中のちょっと上の方に来ている地球がウィンドウ表示されます。(-lonが左右の回転、-latが上下の回転です。) ちょうど日本の明石市が、東経135度なので、-lonには135を指定するといいかもしれません。(^^) しかし、ただ地球の絵が描かれているだけでは、プログラムで表示する必要がないのでは・・・と思われてしまうかもしれませんが、じつは、この地球はゆっくり回転しているのでした。 とはいえ、明石市が真ん中にくるように決めてしまっていますので、地球自体は動かずに、夜のところが、だんだんとに動いていきます。 しかも、パソコンの時計機能を使っているので、今の時刻に夜の部分をきちんと描画してくれるのでした。(^^) 昔は、徹夜でインターネットをしているときに、このxplanetを起動しておくと、太平洋の方から、だんだんと朝になってきて、そうかと思うと、空が白み初めてくるということがありました。 その上、カレンダーも計算に使われていますので、その日の地球の昼と夜が正確にシミュレートされていて、今は北半球が冬なので、南半球の方が昼の部分が大きくなっています。(見て楽しむというよりは、学術的なシミュレーションソフトなのかもしれせん。(^^;)) さらに、このプログラムで使われている元々の画像は、四角い地球の画像なのですが、それを丸い形にレンダリングしているのがすごいところです。 今でさえ、3Dグラフィックは当たり前のようにテレビや映画やインターネットで見ることが出来ますが、当時ここまでの計算と画像処理ができたというのは、ちょっとした驚きでした。(^^) その上、xplanetというだけあって、「地球」以外の惑星も表示することが出来るようになっています。 fedoraでは「xplanet-maps」に他の惑星の画像も入っていますので、 xplanet -body jupiter -window とすると、木星が表示されるのでした。 ubuntuの場合は、flatplanetというサイトから、「alian」というのをdownload archiveのところからダウンロードして、 tar xvzf maps_alien-1.0.tar.gz で解凍して、 sudo mv usr/local/share/xplanet/images/* /usr/share/xplanet/images/ とすれば、地球の他の惑星をインストールできます。 ちなみに、惑星の回りに衛星などを表示することもできるので、ちょっと月だけを表示してみました。 ↑昨日が新月だったので、かなり細くなちゃいましたが・・・(^^;) さらに、 xplanet -lon 139 -lat 15 -geo 1024x768 -window などとすると、大きさを変えることができますので、壁紙のようにしても楽しいかもしれません。 こうして、地球を眺めていると、今、テレビで全国の天気予報をやっているように、そのうち、世界中の天気予報が放送されて、「ヨーロッパ地方は全国的に雨なので、今日、ヨーロッパにお出掛けの方は傘をお忘れなく」なんていう時代がくるのかも・・・と思ってしまったりします。(^^;) Linuxは国や文化を超えて、だれでも自由に楽しめるOSなので、そういう時代きたときに、世界中の人達がLinuxを楽しんでいれば良いなあと思うのでした。(^^)♪ (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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