今日は、外から帰ってくると少し暑かったので、氷を入れて水を飲みました。
カリっと音を出して氷を噛むと、ムクが出てきました。
連れ合いが、ムクに氷をやると、喜んでカリ、カリと音をたてて食べました。
何がよかったのですかね。
幾つでも食べました。
あいかわらず、ムクがどこからか、姿を現しそうな気がします。
先日、雷がなり、大雨が降りました。
雷には、めっぽう弱かったです。
まだ幼いころ、そのころは、庭の犬小屋で暮らしていました。
ある日のこと、夕立があり、雷がなり、大雨が降りました。
その時、夫婦で外に出ていたので、雨がやんで家に帰ってくると、ムクが小屋にいません。
「どうしたのだ」と思って見ると、そばの桜の木の下で、縮こんでいました。
少し長めのリードをつけていたので、そのリードを桜の幹に絡ませてしまい動けなくなり、震えていました。
雷に驚いて、動きまわったのでしょう。
びしょ濡れでした。
恐かったのでしょう。まだ震えています。
家にあげ、身体を拭いてやったのですが、なかなか震えは止まりませんでした。
それ以来、空が暗くなって、雷が鳴りそうだと、隅の方へ行って、固まっていました。
雷がなると、怯えていることがよく分かりました。
花火の音でも、びくつきました。
あの時のことがトラウマになったのかな、と話していました。
雷を怖がる犬は多いようで、もともと、そうなのかもしれません。
恐いものと言えば、子どもを怖がりました。
小さい時に、子どもの慣らさないと、と言われたのですが、あいにく、近所にそんな子どもがいなかったので、慣れてないのです。
子どもが固まって前からくると、もう前に進まなくなります。
しっぽを丸めて後ずさりです。
公園の近くに行って、子どものにぎやかな声を聞くと、避けるように、コースを変えます。
時には、犬好きの子どもが、頭をなぜさせてほしいと来るのですが、後ずさりします。
「ムク大丈夫だよ」と言っても、避けます。
子どもに悪いな、と思うのですが、しかたなかったですね。
今、連れ合いが何か食べているようなので、「何を食べているの」と近づくと、「まるでムクみたい」と言います。
そうですね。何か食べていると、それまで、どこか離れたところにいたにしても、姿を現しました。
そばに来て、顔をジッと見ます。
「ムクよ」
![こちらを見ているムク](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/63/0000466463/38/img68361bb7zikczj.jpeg)