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カテゴリ:その他
そういえば…昔の母は大変厳しい母でした。 今となってはのんびり生活を満喫しているためか大変温和でかなりの天然っぷりをご近所・身内の皆様にご披露しておりますが、過去の母は大変・大変厳しい教育ママゴンでした。 4歳頃からピアノを習い、幼稚園に入った頃には書道に通い、小学校に入ってからは塾に英会話…毎日・毎日お稽古に通っていたものです。
そして、私と姉は歳が離れているためか、小さな頃から母は私をあまり子供扱いをせず、また子供らしさを見せることを嫌いました。 大人になった今では幼い頃に比べかなり早口となったものの、世間の人からみれば私の口調はノンビリ・ペース。 その姉の突っ込みが正確だったのか確認したくて、先日小さい頃に撮ってもらったホームビデオを見て確認したところ「そりゃ~みんなイライラするわな~」と自分でも感じたくらいのユックリ喋りでした。 なので、何でもテキパキ行動を私に求めていた母にとっては私はカッコウのイライラ要素であった為、よく身内が集まった際 「○○ちゃん、大きくなったね~☆毎日何して遊んでるの?」 と質問され「え~っと・・・・う~んと・・・・」とゆっくり考え・ゆっくり喋っている私を見て母はついつい 「この子はピアノが好きだからピアノばっかり弾いています。」 と母の理想を答えてしまっていました。
その母の行動は少しずつエスカレートし 「この子はこの食べ物が好き」 などの母の理想の子を当てはめられていたように思います。 なので、小さい頃の私には自分というものがなく、全ての行動・発言において『母が持つ私のイメージは・・・」と考え想像しながら行っていました。
そうかもしれんね…。 でも母の理想という仮面は大人になるにつれはがれて行き、今となっては跡形もなくなって…母の理想には似ても似つかない、ものすごく悲惨な娘が出来上がってしまいました。 4歳~20歳までピアノは習い続けたのに全く芽は出ず…せめて幼稚園の先生になろうと短大に通い卒業したものの教職免許だけとって終わり! 書道は中学生に入るまで続けたけれど全くのクセ字。 塾に通ったのに成績は伸びず…。 英会話に通っていたのに話せる英語は「ハロー」のみ!
あぁ~母に悪いことをした…。 期待を裏切りゴメンナサイ。
なので…せめてもの償いのつもりでお母さんの夢を叶えてあげようと思います。
お母さん、先週からずっと私の携帯に留守電を入れているよね。 私が電話に出れない時間を見計らって、留守電に入れているよね? それが、お母さんの夢を叶えられる・お母さんに償いができる唯一の方法なら…
だから…買ったよ…。
軽くてよく吸う掃除機を…。 給料日前で正直、生活は苦しいけれど…。 お金が無さ過ぎて休日も家で寝ていたけれど…。 毎日・毎日、1日に5回も6回も 「あぁ~掃除機が壊れたぁ~。家がゴミ屋敷になっていく・・・」 という留守電が入っていたら、私も…もう我慢ができません。 どうぞ・・・お使いください。 そして、もう留守電にメッセージは入れないでください。 お願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月19日 19時24分06秒
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