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2007年11月13日
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カテゴリ:思うこと

 

炎の画家ゴッホの「家族の絆」って深いのね♪


 

「アルルの赤い葡萄畑」

アルルの赤い葡萄畑

創作活動をしていた10年間の間に                                         1600点の絵を残したゴッホ。      

彼の生前に、                                                        たった1枚だけ売れた絵がこの絵です。                                                

取引価格は                                                           当時の価格で400フラン。

そう言えば、アクオスのCMで流れていましてね♪                                        

炎の画家、ゴッホには、
兄想いの弟、テオがいました。                                               炎の短い生涯を、支えつづけた弟でした。

その弟テオに子供が生まれた時に                                               贈られた絵が↓

「花咲くアーモンドの小枝」                                                1890年2月 

花咲くアーモンドの小枝

日本画の影響を受けて描かれた作品です。

甥っ子が生まれると聞いたゴッホは、                                          喜んでテオに手紙を書きます。                                                 

「僕は、ただちに                                                           寝室に掛ける絵を                                                             その子のために描きはじめました。」                  
                                                                「青空を背景に白い花をつけた                                             太い枝のあるアーモンドの絵です。」

荒れ模様の空に烏の群れ飛ぶ麦畑

「荒れ模様の空に烏の群れ飛ぶ麦畑」                                         1890年07月頃 

それから半年後、彼は自殺します。                                                         この絵↑がゴッホの最後の作品となりました。

彼を支え続けてきたテオには、                                           兄よりも大切な家族が出来てしまった。                                                                     

そう思うゴッホには、                                                        居た堪れない                                                                        喪失感が待ち受けていた事でしょう。

ゴッホは、黄色にこだわった画家でした。                                          最後までテオに黄色い絵の具を                                                   送ってくれと頼んでいました。

黄色の意味するものとは                                                                「希望」「甘え」「要求」

炎の画家ゴッホの鮮やかな黄色には、                                                                                              寂しく移ろい続ける、                                                                             孤独な魂の叫びが                                                             ヒシヒシと伝わってきます。

彼の孤独はテオでしか                                                    埋まることができなかったのかもしれませんね。                                      テオもしかりです。                                                          兄の自殺に後、                                                     精神を病んで半年後になくなります。

私がゴッホの鮮やかな黄色の中に、                                           「一抹の不安」と「ピュアな輝き」を感じたのは                                               

彼らの純真でストイックな                                              兄弟愛が存在したからなのでしょうね!                                        たぶんきっと。。            

___________________________

たとえ今、成功しなくても、                                                                           僕が手がけた仕事は                                                      受け継がれ、                                                         続けられて行くだろうと信じています。
                                                                     正しいことを信じる人に                                                                   直接会えないかも知れませんが、                                                    そう言う人が、                                                        ひとりしかいない訳はありません 。                                                 ____________________________

 後世、ゴッホを世に出したのは、                                                                                 テオの妻、ヨハンナとその子供フィンセントによるものです。






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最終更新日  2007年11月14日 02時24分32秒
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