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February 11, 2005
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経営学の「神さま」であり、現在米クレアモント大学教授、ピーター・ドラッカーの「私の履歴書」という日本経済新聞の記事は私のお気に入りです。95歳とご高齢でありながら自分の過去をこうも事細かく書けるものだろうかと驚かされます。

これまでの13回の中で私が特に感心を持ったのが、11回の「ロンドン、最高の再会」です。

現在も90歳を越えながらも現役である奥さんとの劇的な再会には感動しました。

大恐慌の最中、知り合いの全くいないロンドンでのこと、地下鉄のピカデリーサーカス駅にある英国最長のエスカレーターの上がりの側に乗っていると、反対の下りの側にフランクフルト大学時代に知り合った2歳年下のドリスを見つけたのです。その時の様子を、彼は次のように表現しています。

「お互いに狂ったように手を振り合った。私は上がりきると下りに乗り換え、彼女は下りきると上がりに乗り換える。そんなことを四回も繰り返しただろうか。そこでようやく私が乗換えをやめて合流できた。私にとって人生最高の瞬間だったと思う。」

妻との再会を人生最高の瞬間と言える彼はなんてステキなのでしょう(*^_^*)

そして、
「この歳のクリスマスを両親と過ごそうと思い故郷ウィーンへ戻ると、ドリスと離れてみて自分がどんなに彼女といっしょになりたがっているかを痛感した。」

運命の出会いというのは、誰にでもあると思います。
気づくか気づかないか、敏感になれるかなれないか・・・

ちょっとでもお互いがエスカレータに乗るタイミングがズレていれば、再会することはなかったでしょう。

私たちは見えない何かが一生懸命後押ししてくれているのを感じたりすることができます。人生には、不思議とこれでもかこれでもかと偶然が度重なる時があるものです。

ドリスのいるロンドンへ戻るにしても、就職できる見込みはゼロに等しく失意のどん底を味わっていた彼を救ったのが、父のお使いでした。お使いでプレゼントを持っていった先で、昼食に誘われそこで就職が決まりました。彼の場合にも偶然が重なっていたのです。

人それぞれ、それぞれの生き方があるわけで、どれが幸せでどれが幸せでないとは言えません。ただ、ピーター・ドラッカーとドリスの二人の場合、お互いを必要とし夫婦という二輪三脚の道が幸せであったということは申し上げるまでもないようです。

縁あって夫婦になったのであれば、ピーター・ドラッカーのように、老いてもなお、相手を慈しみ尊敬しあう夫婦の姿を追い求めたいものです。

Have a Good Typing!






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Last updated  February 13, 2005 11:40:02 PM
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