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栃木県の歴史と文化の旅

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2007/05/31
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カテゴリ:栃木県の史跡
栃木県の阪東三十三観音2
大谷寺(所在地 栃木県宇都宮市大谷町1198)

以前に、「栃木県の阪東三十三観音1」として益子町の西明寺をご紹介しましたので、今回は宇都宮大谷の大谷寺を取上げました。
大谷寺は正式名を天開山大谷寺といいまして、坂東三十三観音の19番札所となっております。
寺伝によりますと弘法大師の開山で、その時期は810年頃とのことです。
現在宗派は天台宗ですが、これは江戸時代の元和年間(1615~24)に天海大僧正によって中興され、それ以後天台宗に属し輪王寺の末寺となったからです。

 大谷寺山門
大谷寺山門

 大谷寺本堂
大谷寺

本尊の千手観音は大谷観音といわれ、大谷石を刻んだ磨崖仏であります。像高は3.89メートルで平安初期の造像と言われております。彫り方は石心塑像で、浮き彫りにした岩に朱を塗って、塑土で細部を補って仕上げ、さらに金箔を押し付けて造られていました。しかし現在では塑土や金箔は落ちてしまい、岩肌のみの姿となっております。すぐ脇には釈迦三尊像、薬師三尊像、阿弥陀三尊像9体の磨崖仏が並んでおりますが、こちらは時代的には千手観音よりやや新しいとのことです。
これら10体は大谷磨崖仏とよばれ、平安時代後期から鎌倉時代の石仏として、国の重要文化財と特別史跡に指定されております。

 大谷観音
大谷千手観音

大谷寺の近くの広場には大谷石で彫った高さ29メートルの平和観音があります

 平和観音
平和観音

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最終更新日  2007/05/31 08:02:03 PM
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