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2016.04.28
カテゴリ：読書
貯まったポイントでKobo版購入しました 新潮文庫から出版されてます
内容紹介より～ 炭酸飲料に毒が混入された、と訴えるトラック運転手。夜な夜な吸血鬼が現れる、と泣きつく看護師。病室に天使がいる、と語る少年。問題患者の巣窟たる統括診断部には、今日も今日とて不思議な症例が舞い込んでくる。だが、荒唐無稽な事件の裏側、その“真犯人”は思いもよらない病気で……。破天荒な天才女医・天久鷹央（あめくたかお）が“診断”で解決する新感覚メディカル・ミステリー第2弾。 守り人ロス（笑）みたいな感じなので路線変えてみようかと･･･ 知念さんのなら重くなりすぎずさらっと行けるとの予想通りでした。 以下内容に触れます この巻は３つの事件がおこりますが、どれもが人が人を思うことによって行ったことが 騒動に発展したという事件でした 内容的には単に騒動で片付けられない重たいものも含まれてはいたんですが 今回鷹央先生は研修医時代に仲良くなった子供が末期の症状で入院 ということに向き合わざるをえなくなります 天才的な診断能力があるにも関わらず、手先は致命的に不器用で、周りを気遣って会話する スキルが一切ないという通常の医者としてやっていくにはかなり問題のある鷹央 高齢者の患者を見送ったことはあれど、年若く、自分と親しい人間の最期に立ち会ったことのない鷹央 は会いたいと願う子供のところへ行くことができない 最終的にはきちんと向き合うことが出来たのだけれど この点に関してはた外科医であった小鳥遊先生のほうが経験豊かで なんとかしてあげようと四苦八苦（たまに明後日の方向に）しているのがシリアスな話なのに ちょっと笑えてしまって、そんなところが話を重たくさせていないのでしょうね 今回もあまり聞いたことのない病気が出てきましたけど 小難しくなくテンポよく読めました。 さらっといきすぎるのでやはり電子版か図書館かな～とは思いますが･･･ 続きも刊行されているので機会があれば読みたいですね お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2016.04.28 19:07:49
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