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カテゴリ:読書
乙一さん初読みです
登場人物にチョコレート由来の名前が付いているので チョコレートが食べたくなってしまう(笑) これも感想なのかネタバレかわからなくなりそうなので内容紹介から 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 大富豪の家を狙い財宝を盗み続ける大悪党ゴディバと、国民的ヒーローの名探偵ロイズとの対決は世間の注目の的。健気で一途な少年リンツが偶然手に入れた地図は事件解決の鍵か!?リンツは憧れの探偵ロイズと冒険の旅にでる。王道の探偵小説の痛快さと、仕掛けの意外性の面白さを兼ねる傑作、待望の文庫化! ここからはネタバレも含まれると思うのでご注意を 講談社文庫の夏ミス2016のコーナーで見つけて タイトルに惹かれたのとブルーナのしおりが欲しかったので購入 (しおりは可愛かった。 横からはみ出すので持ち歩き本には向かないかも) キラキラ「青春ミステリー」とのうたい文句だったけど あまりキラキラしているとは言えなかったし、青春ってここまで苦い? チョコレートでもカカオ86パーセントくらい入ってそうでしたよ(^^; 主人公は移民の父親と生粋の自国民の母を持つ11歳の少年リンツ 戦争で国を追われてきた移民は何かと虐げられている 生活は貧しいし、移民の子であることで嫌がらせを受けることもあるけれど 仲の良い友達もいるし、家族仲も良いし、平和にくらしていたけれど 父親が病気でなくなってしまう 父親の形見の旧約聖書から怪しげな地図が出てきたことで物語は動き出す 怪盗ゴディバの隠れ家の地図だったら懸賞金で母親を助けることができるかも・・・ そんな気持ちで国民的ヒーローでもある探偵ロイズに手紙をかくリンツ ロイズは手紙の地図が重要な証拠と判断しリンツに会いにやってきた 探偵ロイズを助けてリンツは怪盗ゴディバを追い詰めるための冒険へ乗り出す のなら青春キラキラですが そうはいきません 地図はぬすまれた上に偽物扱い、しかもリンツが探偵の気を引くためにねつ造したとされてしまう 親友にも疑われ、孤立無援かと思われたら まさかの相棒にはトラブルで敵対していた札付きの不良少年(でも美形) おまけに賢くてリンツの探偵役も担ってる ロイズのほうは話が進むにつれてどんどんメッキがはがれてくるし 警察官まで信用ならないし いったいどうけりつけるのか気になってどんどんページが進みました 怪盗の正体はなんとなく思っていた通りだったんですけど その協力者は予想外でした 本当ならワクワクした宝探しになるはずだったけど、この冒険でリンツくんが得たものが失ってしまったものより大きい事を願います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.09.06 19:35:01
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