え~、これがあの・・・初体験料理
知り合いの偉~い方からお誘いを受けました。「仕事で島に渡るけど、保護者がほしいの。 美味しいもの食べれるわよ。 ただし、自分の分は自分もちでね。」二つ返事でOKしました。 だって、近くでありながら、なかなかそんな機会がない。知り合いも何人かいるのだが、おいしい魚料理をご馳走になるには、船代を考えると踏み切れないものです。姫路港はおいらがいつも行く釣り場ですから、詳しい。 と、思っていたら、あれ?船の乗り場が変わっている。いつもはここから大きな船が出るのだが?これだと思ったが、出発時刻によって、船会社がちがい、これから出るのは、これでした。ここには2年ぶりに来たので、あれ~でした。「へぇ~、ここが高速フェリーの乗り場になっているのか。」そして、乗り込む船は目の前にあるやつです。大きな客船では1時間弱かかるのが、この小型の高速船だと30分でいける。小さいようで、40人は乗れました。 さて、訪ねて行ったのはこの割烹旅館。HPからいただいてきました。写真はいい季節、いい時間帯で写していますね。初めは、しっかりと仕事をしましたよ。宿の主人と1時間ほど、検討課題についていろんな話をしました。内容は秘密です。というほどのことではない。話が終わったら、おいらにとってはメインの食事です。初めは付き出しです。あじの南蛮漬けですが、絶妙の味。酢のきつさもなく、魚はさっきまで生きていたという。次に刺身の盛り合わせです。食べたことのあるものなので、恐れることはない。ところが、ところがですよ。うそ~~~、こんなの初めて~という食感ばかりに感激です。まずは、しゃこの造り。 普段はすし屋で身の部分を茹でてあり、それがすし飯の上に乗っていますよね。これはさっきまで生きていたものです。しゃこの刺身?初めて~~~~。 次はとり貝の造りです。これも寿司で食べることが多いよね。大抵が茹でてありますが、これもさっきまで生きていた。まだ動いていた。とり貝の食感はどんなでしょう? 固い?こりこりしている?違うのです。柔らかいのです。何度も食べたことはあっても、調理が違えばまったく違う食材みたいです。この魚はなんでしょう? さばですね。 新鮮であれば、刺身もありでしょう。さばをかつおのたたきみたいに、炙ってあります。ところが、食べてみてびっくり。これがさば???生臭さがまったくない。さっきまで生きていたのですから。それに腹身の部分のさっぱりとしているけれども、こってりとしたトロの食感がまた格別。 絶品ですよ。しゃこ、とり貝、さば と普段から食べている食材で、値段もそんなに高くないものが、こうして鮮度が良くて、調理に工夫があると、食べたことのない感覚となる。 次もそうです。 あなごです。何度も食べているし、自分で釣ったこともある。あなごのシャブシャブです。熱湯に8回くぐらせる。そして、口の中に。なんじゃあ、これは、?????主人いわく、「目隠しして食べたら、当てる人はいません。」こりこりして、皮の部分がこしがある。まるで、淡白なウィンナーのシャウエッセンみたいですね。あなごといえば、蒸したものしか知らない。 うなぎは焼く、あなごは蒸す。素材の中に含まれる物の違いによって、逆はありえない。NHKでやっていたが、細かいことは忘れた。とにかく、普段食べたことのある素材を見事に変化させていた。最後は雑炊ですね。これも、卵が違っていた。使う素材を吟味して、これでもか~、とこだわっている。参った。 満足したところで、トイレ休憩。 あれ、??廊下のいたるところに映画のポスターが貼ってある。太宰治の「斜陽」です。昨年、映画が公開されて、この3月下旬にDVDが発売されるという。見たことなかった。そのポスターがなぜ、こんなに?主演は佐藤江梨子(サトエリ)です。上のポスターは富士山の見える伊豆が舞台となっている。ところが、、、、円形のテーブルを見てほしい。 下の写真にも・・・・・窓の外は海。そして、ソファがあり、そこに円形のテーブルが。 もうじき発売されるDVDのタイトル表紙です。 そうなんです。映画のロケはここで撮影されたのです。これは、ばらしたらいけないのかな? まあ、おいらのブログに来ている人しか知らないことだから、いいでしょう。そんなに多くはいないし。ね。 この写真は宿のHPからぱくってきました。そうなんです。ここで食事したのです。ひゃ~~、びっくり~~。です。 これは1階の食堂ですが、ここも映画では出てきていますね。ベランダから見える景色です。この小さな桟橋も映画に出てきていますね。最近の映画はコンピュータによって、いろんな合成方法が使われています。ちなみに、本物の家は昨年の年末に火事で焼けてしまっています。新聞の記事を見たのを覚えている。へぇ~~~ですね。さて、用事も終わった。帰るとするべえ。港に戻って、お土産なんかを買いました。偉~い連れも魚の干物をお土産にしていました。帰りも同じ高速フェリーです。珍しい食事だった。食材は食べたことのあるものばかりだったが、その調理と鮮度が違う。 時間と金の余っている人はどうぞ。案内しまっせ。