>わが国の機械製図は基本的には第三角法で作図しますが、外国では第一角法で作図している国もあります。覚え方は、第一角法は第三角法と上下左右の図面を入れ替えたものだとイメージすればよいでしょう。<
中国で仕事をする上での障害はこんなところにもあります。日本、アメリカは第三角法です。第一角法はヨーロッパが多く、中国もそうです。話をしていると噛み合わないということもあります。第三角法は、見えた図は見た側に作図するので、わかりやすいですが、どうしていつまでも第一角法を採用しているのでしょう。そういえばイタリアのモーターのカタログも第一角法だったかな?隣の国でもこんなに違います。当然日系会社はJIS第三角図法です。アメリカもインチを採用しているのでメートルに直すと半端になります。ICなど電子関係はインチ系なので仕方がありません。日本の工業用語は英語が元になった和製英語です。これを中国人に説明するには英語でなく中国語の名称で説明しないといけません。技術系の知識のない通訳さんは同じくわかりません。中華製英語がないのです。日本のカタカナは凄い発明だと思います。
沙井K社では成形機生産予定など表示するのはいいのですが、製品名がほとんど中国語表記でした。図面と同じ表記にしないとまずいだろうといいましたが、そのままです。中国人はわかるかもしれませんが、日本人わかりません。英語表記の方がいいです。ガンランA社で改善の為、図面をもらいました。書き方を知らないのか随分おかしい。そこで三次元のモデルデータももらいましたが見たところいいだけです。結局治具、装置作りに使えません。いい加減な仕事しています。3次元で仕事を進める時代ですが、図面は必要です。図面はきちんと製図しなければいけません。
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Re:第一角法と第三角法(08/27)
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谷口 修 さん |
技術者ではなくて、中学校の数学教師です。中学数学でも投影図を教えますが、第一角法です。おなじ中1の技術課では、第三角法を教えます。生徒には迷惑な話ですね。授業ではこんな風に説明しています。目の前に置いて、加工したり整備したりするなら第三角法。建物とか船とか、乗ったり住んだりするのなら第一角法。お家の間取り(平面図)を描いてから、その上の建物を正面から見たところ(立面図)を描くんだったら、第一角法がいいですね。
(2021年08月24日 15時44分12秒)
ここで書きたかったことは中国が第一角法だったこと、ヨーロッパが同様だそうだ。
日本の製図に慣れた僕には戸惑ったことと
日本の機械製図のほうがいいと思ったことです。
(2021年08月25日 20時53分36秒)