人生キャラバン

暑い、、、今まで涼しかっただけに暑い。
タオルケットなど買ってこなければ、、、休みがない。
Jと歩くと５分くらいで僕は汗が出てくる。
あなたはおかしいよという。しかたないでしょう。
昔から汗かきです。
親父は夏でも厚着だった。それはそれでおかしい。
深センはもっと暑い。もう外を歩くのはつらいだろう。
深センの夏の陽は自分の影が本当に小さい。南だ。
思えば３年ほど前、僕はエアコンを設置するお金もなく
小さなスポットエアコンを買って暑い夏を過ごした。
アパート代も自分もち、休みは日曜日だけ
帰りも遅い。へとへとだった。
そこまで頑張ってもあっさり首になった。
その会社の名前が今の会社で話にでてくる。
同じ金型を作ったようだ。
アパートを引き払うとき、テレビ、洗濯機、DVDは彼女にくれてやった。
彼女は家に送った。送料は僕が払う。
彼女は病気で入院、お金は少し面倒見た。
退院して僕のアパートに転がりこんできた。
暑い夏を一緒に過ごした。
母親もずっと具合が悪いようだ。
お金を少し出してやったら、彼女との電話口に
母親がでてきた。お礼をいっているのだと思うがわからない。
今は仕事を二つしているという。
頑張っているが、今は助けてはいない。
福永に移ったとき、半年ぐらいで彼女は上海に来た。
分かれる時は涙がでた。一緒にご飯を食べていて涙が出てきた。
それからMさんと付き合い、時々助けてやった。
姐姐が病気になったときも少し助けてやったし、
弟弟が火傷をしたときも少し助けてやった。
弟弟の治療で故郷へ帰った後に皆で食事したとき、彼女がいない。
急に寂しくなって、泣いてしまった。
涙もろくなってきた。年をとった。
それから今度は年増のAさんと付き合う。
１年くらい気にも掛けなかった人だが、マフラーを編んでくれたり
いろいろあって付き合うようになった。