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連日唐泊へ出勤している。10日は朝から雲が多く長く、続いた晴天傾向も曲がり角に差し掛かって来た。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 北東の風がかなり強く、東向きの唐泊では斜め向かい風になって釣り辛い。潮も日の出頃に干潮になって次第に釣り条件は悪くなる。 案の定釣り始めても何もかもさっぱり釣れなかった。あまりひどいので、テトラから上がり撒き餌を持って港内の遊漁船の間を小メバルでもと探った。どこも魚は姿を見せず、またテトラに戻って釣りを続けた。 不調なまま30分が過ぎた頃、当たりがないまま竿を上げると突然強い引きと共に竿が大きく曲がった。 強い引きを何とかしのいで魚が姿を見せた。当たりがないまま釣れたのは良型グレだった。何と丸々肥えた32cmのグレだった。運の悪い魚と言う他ない。 その後も強い風に悩ませられながら一向に好転しないまま1時間が経過した。やっとボラが食い付いて、これから駆け引きという所でバレた。 その後あまり間を置かず再びボラが食い付いて竿が大きく曲がり、強烈な引きが7.2mの延竿にかかる。2回目の強い引きが竿に負荷を与えた瞬間に、ぱきっと乾いた大きい音がして竿尻と二番目の繋ぎ部分が割れ、手元に最後の一節を残してその先の6mはボラに引っ張られて海中に落下して引きずられていった。 竿の大部分は海中に没し、太い部分は50cmぐらいは浮きのように海面から突き出てしばらく止まっていた。ボラは疲れて休んでいたものと見えて、やがて泳ぎ始めたのか竿は沖へ引きずられながら、海中に没して見えなくなった。このボラは7mのテグスと6mの竿を引っ張って海中を泳いでいると思うと不憫になった。 この延竿は長い割には軽く、何年も多くの釣果をもたらしてくれて、最近中ほどが折れて自分で修繕したばかりだった。今回割れた所は元々の部分で寿命としか言いようがない。 この日は虫の知らせか6,4mのサブの延べ竿を持参していたのでそれに切り替えて釣りを続けた。食いが悪いまま潮が満ち、引き始めてから2匹のボラと2匹のグレが釣れた。竿が柔いので55cmのボラが食った時にはそうとう手こずったが。却って糸は切れず釣り上げることが出来た。 柔軟なことは強い事でもあると今回は思い知った。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 10, 2020 09:12:12 PM
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