雨釣の釣り日記

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  得意の雨釣でも釣れないこともある

  連休前半の29日は雨で、釣り人もいないと見込んで早朝から出掛けた。４時過ぎに出た時から雨が降り出した。西浦港内のポイントに着いてみれば、サビキのアジ釣りの先客が１人いた。　浮での餌釣りで５時前から釣り始めた。釣り始めた。食いが悪く３０分やってわずか３匹、サビキでは順調に釣れている。この展開では餌釣りで好転することは無いと見切って場所を変えた。　変えた場所でも食いは悪く１時間かけて５匹だけ。しかし24cmのグレが1匹釣れた。この場所では今季初の獲物だったので、今後に期待が持てるかもしれない。　すっかり明るくなったので、これまでグレ釣りをしていた場所へさらに移動して、同じ仕掛けでグレ釣りをした。潮も天気も悪い中でさらに1時間半釣ってわずか4匹釣って止めた。　相性がいいはずの雨釣りも不調のこともある。　昼頃には降っていた雨は上がり、3時頃には晴れ間さえ見える天気の回復があった。　団地の庭に名が分からない虫が複数いた。ありふれたようでも種類を調べるのは難しい。ツバキの若葉。隅に植えた山椒が大きくなって来た。コガネグモの幼グモ。こんな場所にいるはずがないのに・・・28日は今津近辺を徘徊。　ヒヨドリの群れを追い回していたハイタカの雌。この頃ハヤブサがヒヨドリを襲う場面が見られなくなったのは、渡り途中のハイタカが陸でヒヨドリを狙うことで群れが分断され、海上へ出ることが減ったことが原因と思われる。ハヤブサとの攻防はパターン化されているのに比べ、どんな状況でも攻撃をするハイタカの方が恐怖が大きい。ハヤブサは今が繁殖期でヒヨドリは重要な餌のはずで、ハイタカに邪魔をされていることになる。朝は良く晴れていたのが昼前から曇ってしまった。トクサに止まったイナゴ。

  Apr 29, 2024

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  明日からゴールデンウイークが始まる。原チャリツーリングをするか？

  27日からゴールデンウイークに入るので、しばらく釣りは出来ないかもしれない。今年は天気が余り良くないので、雨なら釣りは出来るかもしれないと思っている。　新しい原付バイクもすっかり馴染んだのに、まだ一度も遠出をしていないからブラブラ出掛けてみようとは思っている。　24日は今年４度目の満月だったが昼間雲っていたので、夜は晴れていたのに見なかった。25日の早朝西の空にほぼ満月が輝いていた。急いで釣り道具を準備して日の出前に出た。　5時過ぎにはもう明るくなっていて、西へ向かう空には次第に高度を下げる月があった。海へ没する月は無理そうなので道中で見ることにした。潮が引いた今津湾の西に月がある。可也山に沈み月を追って走るルートを変えた。月は5時半に西の可也山に隠れた。東の毘沙門山は日の出の光に包まれていた。海へ向かう坂道の向こうにはすでに日が出た。朝の唐泊漁港。背後の灘山は新緑に覆われている。遠くは油山、手前は毘沙門山。南の脊振山系柑子岳釣りをする前に唐泊崎でヒヨドリを見る。中々現れなかった群れは小さく、すぐに見えなくなって落ち着きが無かった。山麓を南へ北へと移動する。攪乱要因のハイタカが現れた。空中脱糞をするハイタカ。右下の白い糸状のものが糞。やがて群れは海を渡ることは無く解散した。　釣りの方といえば、遠投で試みてさっぱりで、10cm位のコッパグレばかりだった。3時間近く釣って手の平大を5匹に終わった。先行き不透明。小田川のスジアオノリ。クレソンは今が花盛りアツミゲシ。実にはアヘンの成分があるブラジルの花イペーが咲いていた。吸水するアオスジアゲハハンミョウ突然現れて動き回って隠れたマイマイカブリ。大型の重厚な甲虫でカタツムリの天敵。26日は西浦港内でグレ釣りをした。ここも不調で6匹だけ持ち帰った。早々に曇り、午後には弱い雨が降った。

  Apr 26, 2024

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  毎日ぐずつく天気がやっと晴れた

  北と南は性質、特に気温が異なる空気があって、その境界には前線が出来る。その前線は低気圧が発生して通り道になる。低気圧が通る時に前線が北上して雨が降る。前線が停滞して南北に振動するので長くぐずつくことになる。　大陸で発生した高気圧が西から移動して列島の上を通過する時天気が良くなる。24日はやっとそうなりつつあって午後には天気が回復した。天気がぐずついていても港内なら釣りは出来るので、21,23は西浦で釣りをした。しかし天気が悪ければ釣りしか出来ないので、道草をする楽しみが無い。　そんな日々が多いこの頃なので、晴れれば午後でも出掛けてしまう。何時もの今津周辺の海辺と山へ行って見た。24日午後23日は時化たのか今津の海岸には海藻が多く打ち上っていた。アナアオサを主体の緑藻類、ワカメを中心の褐藻類、赤っぽい紅藻類が入り混じっている。この時期は藻類は成熟して生殖細胞を放出するので切れやすくはなっている。目当てはテングサ。年々減少して去年は皆無だったので、どんな具合かテングサを探してみたら、わずか2握りだけ見つかった。やはりほぼ絶滅状態と推測できる。希少なテングサ。ワカメはそれなりに多く、これは茎が6cm幅もあった。西から次々に流れて来る積雲の上にベール雲がかかる。海岸近くではハリエンジュ（ニセアカシア）が咲いている。かつてはトンボが多かった溜池へ行って見た。この時期からクロスジギンヤンマが羽化してくる。たった1匹だけいたがすぐに消えた。この時期にまだツバキが少しだけ咲いていた。奇妙な実がなったツバキ。ツバキの実が異常をきたしている。割ってみればスカスカの空洞だった。高台から見た小田の集落。遠くに能古島がある。若葉を出した木の中で、無残に枯れたままのマテバシイ。去年の夏のナラ枯れによるもの。天が岳。キリの花、オヘビイチゴハナバチツマグロヒョウモンの雄フモトスミレはまだ咲いていたいつの間にか麦秋に21日の漁獲23日の漁獲

  Apr 24, 2024

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  土曜日の午後から雨、部屋に籠る

  天気予報通り土曜の午後は雨になった。暖かい雨が静かに降り出した。一日部屋から出ずに３月分の貝殻の検索ラベル付けと、２月分の写真の整理をして過ごしている。その合間に芋ケンピを作っている。　先日高知の90歳になるおばさんから大量のさつま芋を送って来た。芋が悪くなる前に喰ってしまう必要があるので、せっせと高知県発祥の芋ケンピを作って配ったりしている。製造には時間と手間がかかるが、食うためには労を惜しまずやっている。芋は平たく切ってから7mmほどの短冊に細断して2時間ほど水分を飛ばす。端切れも別にして無駄にしない。焦がさないようにしっかり素揚げする。水少々にグラニュー糖、白砂糖、塩一つまみを入れて糖蜜液に粘りが出るまで加熱した後、素揚げした芋を入れて良く液を絡める。良く絡まったら別容器に入れて冷却する。左が正規の芋ケンピで右が端切れの自家用。カリカリした食感に仕上がれば成功、揚げようが浅いか砂糖が少ないと湿った感じになる。　18日　このところTVで柳川の中山の大藤が見頃と何度も報道された。日頃夫婦で出掛けることが少ない私としては、行って見ようと言われれば従うしかない。　人出が多いことは承知の上で、車が無いので西鉄の電車とバスを乗り継いで行くことにした。昼飯を現地で食うことにし、グレの塩焼きのほぐし身を入れたおにぎりと、出し焼き卵、ボラの味醂干しをおかずに作った。　特急なら柳川まで1時間かからないし、臨時バスの連絡があって11時前には着いた。柳川から少し離れた筑後平野の一角にある熊野神社前の広場に大藤はあった。　藤は見事なもので、何本かの離れた藤が蔓を延ばして広大な藤棚を作っていて、咲き始めの若い花房が無数に下がっていた。そして見物人の多さに予想はしていたが、驚いてしまった。しかも中国語や朝鮮語が飛び交っている。　満員状態のテーブル席を離れて神社の社殿の屋根の下で弁当を食った。花見と人見の後は花より弁当である。　帰りのバスの時間を迂闊にも見忘れて、55分間バス停で待つことになってしまった。筑後平野を吹き渡る堆肥の匂いが混じった北風に当たりながら時をぼんやり過ごした。　その後は連絡が良くて、とんとん拍子で3時前には帰り着いた。　夕方は半年ぶりに小戸の夕日を見に行った。連日の黄砂で黄砂色の夕日が見られるはず。微かに糸島の可也山が見えている。黒点が多い太陽太陽は高度が下がるにつれて影が薄くなって、7時前に消え入るように見えなくなった。月の入りの光景に似ている。暗くなってきた空には思いの外、くっきりと上弦の月が見えた。夕焼けが無い西の空。19日　初め西浦で、後に唐泊でグレ釣りをした。2か所を合わせて何とか20~23cmのコッパグレを二桁釣ることが出来た。この時期には見たことが無いカツオドリが1羽いた。ダイブの瞬間、水しぶきが上がっていない。唐泊崎のハイタカ。ヒヨドリの群れは見られなかった。

  Apr 20, 2024

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  あぶってかも（スズメダイ）大量発生で苦戦

  16日は午前中博多湾は海霧に覆われた。午前の２時間唐泊で釣りをして、スズメダイやコッパグレに阻まれて不調だった。　17日は雪辱を期して再度唐泊へ行った。久し振りに日の出を見ることが出来、ヒヨドリも見て良かったが、肝腎の釣りは延べ竿ではスズメダイの群れが餌を取って瑠璃にならない。その回避策として反転籠で遠投して餌取をかわそうとリール竿を持参していた。　遠投をしているとスズメダイも追いかけて来る。さらに遠くへ投げるとさらに追いかけて来るで、なかなか手強い相手で、20~26cmを7匹釣って終わった。今後も苦労しそうなスズメダイ来襲だ。16日西浦漁港は霧が少ない。8時頃の唐泊漁港10時頃にやっと霧が晴れた長く霧が懸った今津の毘沙門山脱皮したカナヘビルリシジミ17日東の山から出た朝日。日の出は早くなって5時台に。海面で光るカタクチイワシの群れ。この春初めて見た。スズキが付いているかは不明。通常はこのように見える群れ。ヒヨドリの群れは落ち着きが無く場所を移動しながら海へ出ては陸へ帰る行動を繰り返している。その原因はハイタカ。手前のトビの向こうにハイタカが現れた。ハイタカは渡りの途中の腹ごしらえでヒヨドリを襲う。ハヤブサは海上にかなり出た時に襲うが、ハイタカは陸での狩りになる。ところがヒヨドリが少し海へ出た時にいきなり恐慌状態になった。群れは慌てふためいて陸へ引き返す。その乱れた群れにヒヨドリの2倍ほどのハイタカが突っ込んだ。ヒヨドリは藪へ逃げ込むのをハイタカが追うのが見えたが、速過ぎて写すことも出来ない。ヒヨドリは変則的に向きを変えながら逃げるのをハイタカも的確に追尾し、堤防の上で捕まえてそのまま藪へ消えた。ハヤブサの狩りは過去に何度も見ているが、ハイタカが至近距離で狩りをするのは初めて見た。ハイタカの狩りはハヤブサより攻撃のパターンが多く、獲物に迫る技術が優れているように思える。群れはやがて再生されて海と陸を行ったり来たりした。やがて沖へ飛び出して帰らなかった。向かう先に志賀島が横たわる。スズメダイは熱帯から亜熱帯の暖海に種類が多く、その中でスズメダイが唯一日本海の奥深くまで分布している。動物プランクトンを餌にしていて、磯の藻場への依存度が低いのか磯焼けにもめげず年々増えている。スズメダイ科は群れるものが多いが、水槽で飼育すると熾烈なバトルを展開する気が強い一族で、顔つきがどの種類も似ている。帰りに浜を歩いたら、2cmぐらいの魚が何匹も打ち上げられていた。気になるが種類が分からない。二宮神社で咲き始めたフジを帰りに見た。急かされたように季節は進み、我が身は老ける。

  Apr 17, 2024

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  西浦でも今シーズン初のグレが釣れた

  あっという間に1週間が過ぎて月曜日になった。土日は上天気でヒヨドリなどを見て、月曜日は雨になる予報だったので釣りに出掛けた。　西浦へ着いたのは５時半で、港内のアジゴ釣りをしてみたら、先客のサビキ釣りは良く釣れていたが餌釣りでは不調だった。１時間釣りわずか１０匹に終わり、まだ早い時間だったので場所を変えてグレ釣りを試みた。潮が悪く釣れるかどうか半信半疑だったが20cm以上がすぐに釣れた。　やがて雨が降り出して、8時には本降りになった上に、干潮になったのか釣れなくなり9時前に止めた。手の平強が7匹釣れたのは、西浦では今シーズン初めてのことだった。今後に期待が出来る。13日　今津の海岸でヒヨドリを見た後で山に登った。海を隔てた観覧車が朝日を受けて光っていた。野生化したカラー去年花が咲いた後ほぼ枯れてしまったハチクサシバが渡って来た。渡って行くハイタカ若いハイタカの雌。若鳥が目立つようになると渡りが終わりに近い。トビボラではない魚を掴んでいるミサゴコゲラ自宅近くの公園でシロフジが咲いていた。14日久し振りに海岸を歩くと、貝殻は少なくなり海藻が多く打ち上げられていた。海そうめんと呼ばれるアメフラシの卵塊。そうめんよりラーメンに似ている。卵の粒が見える唐泊崎でヒヨドリを見たサシバが西からやって来た旅の途中でハイタカはヒヨドリを襲うヒヨドリの群れの向こうにクルーズ船がやって来た海上に出た群れに襲い掛かるハイタカ。通常海上では襲わないので珍しい。狩りは失敗した。ハヤブサに襲撃されずに沖合へ飛び立ち数キロ離れた志賀島へ向かった。広く展開すると遠方では見えなくなる。固まると辛うじて見える。ヤマフジが咲き始めた。季節の花を見るたびに1年が過ぎたのを思い知る。柑子岳の白木神社の八重桜スジアオノリミリン。食ってみたがあまり美味くは無かった。名前不明ながら十分食える。ところてんの原料のテングサ。ほとんど見なくなった。

  Apr 15, 2024

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  季節は進み、桜は終わり陸は初夏に海は春に移ろう

  日々の天気や気温は小刻みに変わっている。咲き遅れたソメイヨシノも葉桜になって、桜の最後を飾る八重桜が咲いている。孟宗竹の筍も散々イノシシに喰われた後はかなり残るようになって、更に人の手を逃れて竹まで伸びるであろうものも見られるようになった。　海はワカメが終わりかけ、ヒジキが伸び、コッパグレが防波堤に戻って来て冬から春へと移りつつある。空はツバメが飛び交い、ヒヨドリが群れを作って海を渡り、ハイタカは大陸へと向かい、サシバがやって来て冬と夏が入れ替わりつつある。　そんなせわしない季節を日々追いかけている自分は、右膝が曲がらない、痛いを抱えながらほぼびっこで海と陸を徘徊している。9日天が岳柑子岳荒れる竹林孟宗の筍毘沙門山10日ハマエンドウ上空からハヤブサが狙っている初めて見るシノリガモすっかり飛来数が減ったハイタカ地上の獲物に向かって垂直に急降下するハイタカ。ハイタカの急降下は翼を完全に閉じて素晴らしいスピードが出る。獲物に接近すると長い尾羽を扇のように広げて急ブレーキをかける。海面に飛行機雲の陰が落ちる。ハイタカサシバヒジキが伸びた海岸。冬場は大潮では早朝の方が潮が引くが、春は次第に夕方の方が大きく引くようになる。11日唐泊で釣りをする左に弱い幻日が現れている18~22cmのコッパグレが12匹釣れた12日民家の庭のツツジ。花びらが長い。樹上でヒヨドリの出現を待つハヤブサ巨大なクルーズ船ハイタカもヒヨドリを狙う群れからはぐれたヒヨドリに襲い掛かるハヤブサ。しかし失敗した。鳥たちの命を懸けた攻防をよそに、眠くなるような陽気と空。

  Apr 12, 2024

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  唐泊にグレ（クロ）が戻って来た

  週が変わったし、天気も悪いので釣りに出掛けた。唐泊でフグを釣るのが目的ながら、あくまで欲が深い釣り人は、まずアジゴを釣ってからでも遅くはないと西浦へ向かった。着いたのは6時と何時ものように出遅れた。サビキ釣りが３人いてあまり釣れていないようだったが竿を出して釣ってみると、全く食う風ではなく５分で見切りをつけた。次に別の場所へ移動して釣ってみても釣れそうになく、ここは10分で止めて唐泊へ場所を変えた。　テトラで延べ竿を出した。潮は大潮の満ち初めでどんどん潮位が上がり、風は弱くべた凪だった。余りに凪でよく澄んでいるのがかえって良くない。　目的の大型フグは釣れず、海面近くにボラが湧いた。ボラは嫌いでないので釣ってみれば食い付きは良く早々に1匹釣った。浮き下を2mにしてフグを狙えばコッパグレとスズメダイが餌を摂る。どう間違えたのか26cmのグレが釣れ、手の平サイズも3匹釣れていよいよシーズンの開幕と思われた。　その後もボラが現れると浅くして2匹釣り、4匹目のボラは抵抗が強く、仕掛けが道糸から全部切れてしまい、釣る気を失ったので止めた。まだ9時半だったが小雨も降っていたので、道草をせずに帰った。7日　今津海岸で日の出を見て、ヒヨドリを見てから山に登る予定だった。日の出は雲に遮られて一番目は頓挫した。　7時頃にはヒヨドリの群れが形成されていたが海へ飛び出さず山麓を南から北へ移動を繰り返すばかり。以前にもハヤブサが止まっていた木の枝にハヤブサが止まっていた。どうやらヒヨドリたちは承知の上のことで、ハイタカの姿もあったのでどちらも警戒しているのだろう。　やがてヒヨドリの群れは時間の経過とともに数を増して数百になり、海の中の陸から200m離れた岩の島宝島（ほうじま）へ達した。　2時間もじっと時を待っていたハヤブサは、ヒヨドリの群れが島から沖へ飛び出したのを見て飛び出し群れに向かった。逆光で遠く襲撃の様子は分からなかったが、群れは捕まらずに宝島へ引き返した。宝島の松へ止まったり飛び立ったりせわしない動きをするうちに、ハヤブサはヒヨドリ1羽を捕獲して何処かへ飛び去った。ハヤブサが止まっている前をヒヨドリは何度も通り過ぎるが、ハヤブサは無関心を装っている。ハヤブサはハイタカと違って林内や狭い場所での狩りはしない。サシバが通過する。ウも通過する。空は曇って来た。ハヤブサは飛び立った。群れを追尾するハヤブサ。もうヒヨドリを捕らえている。残ったヒヨドリは海を渡らずに陸へ引き返した。　ヒヨドリを見て2時間半が経過したので山に登った。横縞の潮流。ハイタカもサシバも極少なかった。晴れていた空も曇りがちで、朝の風の弱さも悪く、渡りは飛び出し地の気象にも左右される。　12時に見切りをつけて下山した。先日コイがいた田んぼへ行って見た。水が多過ぎて逃がしてやれなかった2匹のコイが気掛かりだった。まだカラスや捕食動物に喰われていなければいるはずで、田んぼに近寄ると3分の1に水は減っていたが1匹のコイが背中を出して生きていた。　この日は長靴を履いていなかったので、靴を脱いで素足で田へ入りゴミ袋で捕まえた。姿が綺麗な70cmのコイだった。大きな用水路へ放してやった。このコイにとっては幸運だった。　さだまさの無縁坂の歌詞にあるように、人も動物も植物も運がいいとか悪いとかは確かにある。良い運に巡り合うための努力はあるし、悪い運を回避する努力もあるだろうが、本人はどうしようもなく身を委ねる運もある。運が全てでは決してないが、運を感じる場面も少なくない気がする。　釣りの時にいつも思うのは釣られる魚の運の悪さ。それもリリースしない自分のような釣り人に釣られる不運な魚に。

  Apr 8, 2024

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  夏のタカサシバが渡って来た

  5,6日とも薄曇りの冴えない日になった。花曇りといえば優雅になるが、鳥見物には良くない。それでも薄日が射せば山に登ることになる。　5日はフグ釣りをした後、6日はあちこち竹林を見て回った後山に登った。ハイタカは雌が多くなって終盤の様相になって来た一方、6日の11時台にサシバが東南アジアからやって来た。春に15羽見たのは過去最多でハイタカより多かった。　サシバは今頃やって来て、主に沖縄、奄美経由で太平洋沿岸を北上するが、対馬あたり経由の北ルートもあり、それが福岡でも見られる。以前より生息数が減っているのに6日に多く見たのは朗報なのだろうか。　やはり渡って来るハチクマというハチを餌にするタカは5月の連休頃にやって来る。5日　7時から2時間半唐泊でフグ釣りをした。北風があって釣り難く、初めの1時間半は一切釣れなかった。その後4匹釣ったが3匹は27cmぐらいの大型ながら、逃がしたのも大型3匹だった。フグ釣りは難しい。行きがけの花見。ナシフグ成魚。山に登る途中の駄賃のキクラゲ左が一般にキクラゲとして売られているアラゲキクラゲ。乾燥キクラゲにする。右がキクラゲで触感がクラゲのように柔らかい。一般には出回っていないが食べられる。早速のハヤブサ。ハイタカは10時から11時半まで低調だったのが昼前によく飛んだ。ハヤブサハイタカは雌が多いトビハヤブササシバハイタカリースのようなクズの蔓の中のメジロ6日どんどん咲くナガミヒナゲシタラの芽はすっかり伸びている。ハヤブサ現る11時を過ぎるとサシバが次々にやって来て南東へ飛び去って行く。トビハイタカの雌の胸が大きく。膨らんでいるのは獲物を食った直後で、小鳥ぐらいではこれほど大きくならないので、ヒヨドリの群れを襲ったものと思われる。以後見たハイタカは全て胸が膨らんでいた。北からやって来たサシバ。ハイタカより大きく、翼が長い。基本的に小鳥は襲わない。ミサゴはフナを掴んでいるのは農業用水路での漁か。サシバ2羽サシバ5羽トビ小型巡視船むらくも

  Apr 6, 2024

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  殺魚鬼変じて救漁菩薩になる

  菜種梅雨というより夏の梅雨本番に近い天気が続いていて、3日はこの時期にしては珍しい雷付きの大雨になった。　そんな悪天候なら我が出番と西浦へアジゴ釣りに行った。アジゴは誰でも釣れるので天気が良ければ釣り人が多い人気の釣りだから、敢えて雨降りだけアジゴ釣りをする。雨の3日は6時頃に着いてみればやはり誰もいなかった。　延べ竿での餌釣りで釣るとほとんど入れ食い状態で釣れて、初めは雨も止み間もあって申し分なかった。やがて黒雲が広がり大雨になった。おまけに雷までなる始末で、典型的な雨釣になった。８時半まで釣って食いが下火になった時点で止めた。半分は２人の知人に上げて、残りは加工用に下処理をして冷蔵した。　4日は前線が南下して北風に変わり、曇り空が続いて寒かった。友人がアジゴを釣るとのことで、場所を教えるためと言い訳を付けて再度アジゴ釣りをした。前日に比べて数、大きさとも格段に悪かった。2時間ほど釣って早々に止めて、孟宗竹の筍の生え具合を調査しながらブラブラ帰った。　例年筍の生え始めはイノシシの食害が酷いが、この春は一段と状況が悪化していて1本の筍も生えていない竹林が多い。そこまでやるんかというぐらいあちこち掘りまくって、地面は凸凹だらけで筍の皮だけがむなしく残っている。　荒れた竹林は倒竹が行く手を塞ぎ、人間が通ることさえままならないのに、イノシシたちはその体形で下をかいくぐり、しかも夜間に土中の筍を匂いで探し出して食い尽くす技には脱帽するしかない。　孟宗竹の天敵はまさしくイノシシで、竹が生き残るのには食いきれない程の数の筍を出していく戦略しかない。　山道から元岡の水田地帯に差し掛かると田んぼにサギ類が集まっていた。近寄って行くと次々に飛び立って別の場所へ移動した。その田んぼを見ていると、昨日来の大雨で水が溜まった田でのたうつ大きな生き物がいる。80cmもあろうかという野鯉だった。増水での行用水路から田に入り込んで、雨が止んで減水するのに一手逃げ遅れたうっかりものだろう。　どうしたものかと思案し、逃がしてやることにした。広い用水路でフナかコイを狙うミサゴ。濁っていて見つけられなかった。ダイサギの群れ。1羽ヘラサギが混じっている。ダイサギの嘴は黄色から黒へ夏仕様に変わりつつある。　コイは大きいし、アジゴ釣りでは掬い網は持っていないので、大きいゴミ袋で捕まえて大きい用水路へ逃がしてやることにした。足元を泥に取られながら袋で捕まえた。　捕まえた大ゴイは俎上のコイならぬ、ゴミ袋のコイとなってもうバタつくことも無く、水路へ放流した。降ろしてあったバイクの荷物を取りに帰ると横の田んぼにさらにコイがいた。それも捕まえて逃がした。更に離れた田に3匹のコイがいて、2匹は水が多くて長靴の長さが足らず断念し、1匹だけ救出した。　日頃魚を大いに殺戮している身ながら、偽善的な仏心を出してコイ3匹を助けた。平素の悪行も一つの善行で許されるとするならば、必ず死後は天国へ行けるものと確信した。

  Apr 4, 2024

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  晴天は1日だけ、唐泊でフグ釣りとヒヨドリを見る。

  ４月１日は上天気になりハイタカは50羽も飛んだ。2日は早くも曇り空になって山には登らず、唐泊へ釣りに行った。釣りの合間にヒヨドリの海渡が始まっているか確認したかった。　まずフグ釣りを7時から始めた。小潮ながら風は無く、凪で釣るのは珍しく釣り易い。釣り始めてまずまずの食いで、1時間で8匹釣れたので、中断して唐泊崎が見える位置へ行って見た。　今津ではすでに始まっているヒヨドリの海渡は、予想していた通り唐泊でも始まっていた。しかし数はあまり多くなく、かなり捕食者に警戒していて飛び出しても遠く海上に出ることも無く、山腹を右往左往するばかり。1時間ほど経過した時にヒヨドリの一群は飛び出して何度か大きく旋回した後、海へは向かわず陸伝いに南へ飛び去った。以前からハヤブサ襲撃のリスクを冒して海に向かうのに疑問があった。少々遠回りでも陸上を飛べば危険が少なくて良いのにと思っていた。陸周りで移動するのを見て、やっと気が付いたのかと納得するとともに、獲物を捕らえるチャンスが減るハヤブサにも気の毒と思う。命を懸けた攻防は形を変えて続いて行くだろう。　1時間過ぎて釣りを再開した。途切れた影響か食いはすっかり落ちてしまい、2時間釣り続けてフグ3匹、コッパグレ1匹釣っただけに終わった。　帰りは小田の浜を歩き、山でフキを採取して2時に帰り着いた。2日1時間後に陸伝いに南へ飛び去った。アジサイの花の成れの果て。唐泊での最初のグレ。これからシーズンに向かう。潮が満ちて来た小田川にクサフグが多数遡上していた。25cm位のボラも登って来て海藻を食んでいる。アオノリとしては最高のスジアオノリ。もういないかと思っていたノスリ。収穫されなかった大根の花。野生化したら赤紫になる花は畑では白い。いぜんTVドラマの題にもなった。名前不詳の野草。蕗一握り。クスの若葉。若葉と入れ替わり落葉したクス。4月1日　海岸でヒヨドリを見ていてハイタカが舞うのを見て山に登り、渡りを見、50羽以上を見送った。雌が多くなって渡りも佳境に入った。相変わらずのピンボケ病に苦しんでいるが、目も悪くなっている上にレンズが壊れているのも一因か。今津橋の民家の八重のハナカイドウ。首を垂れているナガミヒナゲシ。昨前には首をもたげる。ヒメウとウミウ。海を渡らずに消えてしまった群れ。ムベ海岸から見たハイタカ。雨粒が残るツツジ。ミサゴに比べると二回り小さいハイタカ。風切り羽が2枚抜けているハイタカ雌。これは雄のハイタカ。雌より一回り小さい。ハイタカの渡りは単独行ながら、2～5羽続いて飛ぶこともあり、途絶えると何十分も飛んで来ない。イナゴ12時頃には北寄りの風が強くなり、ハイタカは山に差し掛かると早々に舞い上がって頭上を通過するばかり。下山した平地で見上げた蒼穹をハヤブサが帆翔していた。

  Apr 2, 2024

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  もうヒヨドリの海越え儀式が始まった。

  弥生3月もあっという間に終わりかけている。金曜日に飛来した黄砂は土曜日に一番濃くなり雲も多く、日曜日は黄砂は薄くなった代わりに雲が厚く空を覆い尽して更に冴えず、山に登る気にもならなかった。　そんな中で、ぶらりと行って見た今津の海岸で、この春すでにヒヨドリの海越えイベントが始まっていることが分かった。余りにも警戒していたのでしばらく見ていると、案の定ハヤブサが狙っていて群れが海上に出た時に襲撃しているのを見た。さらにヒヨドリたちの行動がひどく落ち着きが無かったのは、カラスが捕まえようと執拗に狙っているらしいこ、とが原因だった。　31日日曜日は曇りだったので、山には登らず初めからヒヨドリを見に行った。8時頃にはヒヨドリの群れは形成されていたのに海は出る行動は見せず、山の東側を南へ行ったり北へ行ったり移動するばかりで、やがて焦れたのかハヤブサが姿を見せて、群れは消えてしまった。　ヒヨドリの群れを見るのを諦めて移動しかけると、群れは南へ陸伝いに飛ぶのが見えた。海越えでは常にハヤブサ襲撃のリスクがあるのにと思っていたので、陸を移動するのを見て納得した。　30日29日の下弦の月。日の出頃の東の空は雲に閉ざされていた。日の出時間から30分も経って雲間から黄色い太陽が顔を出した。高度が上がっても眩しくない太陽。小さい川の護岸にスジアオらしいアオノリが付いていたので味見をしようと採取した。洗って乾燥させて焙り粉末にする。曇天ではヤマザクラも精彩がない。もう散り始めていた。ヒヨドリの群れ。視程は10km未満。ヒヨドリたちは何故か岩に止まっている。過去にはなかった光景。突然現れたハヤブサ。ヒヨドリの群れは沖合の島の松の木に逃げ込んで、ハヤブサは捕まえることが出来ない。岩上に止まったカラス。ヒヨドリを追い掛け回すカラス。多分ハシブトガラス。獰猛なカラスの一面をみせている。結局ハヤブサは狩りに失敗して、ヒヨドリは陸に引き返してどこかに消えてしまった。海中に首を突っ込んで魚を探すウミアイサ。微かに玄界島が見えている。31日視程が大分改善している。番のミサゴの1羽。背後の黒いしみはヒヨドリ。脱糞するミサゴ。飛び立つ前によくする。場所を変えた。突然現れたハヤブサ。ヒヨドリたちは陸周りで移動したらしい。ムベノ花。ナガミヒナゲシ。1cm位の小さい花になっているのは帰化植物の繁殖戦略か。アカメガシワ。生の松原のサクラはもう散っていた。別のサクラも終わる寸前。

  Mar 31, 2024

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  黄砂に吹かれてフグを釣る

  29日は朝にはすっかり晴天になっていた。西風に乗って黄砂が大挙して、大陸から飛来する予報が出ている。釣りに行くか山に登るか思案し、風向きが西南西だったので釣りにした。　潮時を見て早く行く必要もないので６時半に出た。唐泊に７時過ぎに着いて、テトラでフグ狙いで釣り始めた。フグしか期待できないのでフグを釣るだけなのだ。７時頃は黄砂は飛来してなくてすっきりと晴れている。今津湾越しに可也山が見える。道中の小田川には砂に波痕が残されている。前日まで時化ていた。　風は西南西からやや強く吹いている。延べ竿で釣り始めると、いつもは釣れ始めるまで１時間以上かかるのに、すぐに釣れ始め、30分で20cm程のナシフグが6匹釣れて意外な感じだった。　ところがそれからが一気にペースダウンしてしまい、たまにしか釣れなくなった。しかも25cm以上の大型はことごとく外れるかハリスが切れるかで逃がしてしまった。5匹も。　11時まで粘ってやっと10匹釣ってから止めた。黄砂は8時頃から次第に濃くなり10時頃がピークになった後は薄くなった。唐泊の背後の山上で昼のパンを食って、花見をしながら帰り、イタドリの採り納をした。アケビの雌花。小さいのが雄花。もう終わりのヤブツバキも見納めをした。田の畔に咲く外来のキク科の花。ヤマトスジグロシロチョウ。先日は曇天で見たサクラ。イノシシの獣道。8cmぐらい有りそうな大型のイノシシの足跡。ツボスミレの株。タチイヌノフグリ。帰化植物クサイチゴの花を吸蜜するキタテハ。オヘビイチゴ？わずか3日でほぼ満開のヤマザクラ。ピンクの八重椿。フグの体表に寄生する寄生虫ウオジラミか。

  Mar 29, 2024

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  アジゴは釣れず、早々に切り上げイタドリを採りながら帰る。

  長雨が上がったのは27日だけで、28日にはもう下り坂になり午前中から雨も降りだした。アジゴでもと釣り道具を持参で5時過ぎに出た。曇り空とはいえ夜明けがかなり早くなっているので、せめて4時半頃に出ないとアジを釣る時間がないのは分かっているが出来ない。　4時前には起きていても、少しストレッチをやり朝飯を食って、出すものは出し、用意をしているとどうしても5時を過ぎてしまう。何をさておいてもアジゴ釣りにのめり込む気にはなれない。　6時に延べ竿を出して釣り始めた。先客は3人いてあまり釣れていないようで、餌釣りで釣り始めたが食いが悪い。前回の26日の雨釣の時とは大違いだった。　ぱっとしないまま、40分ほどで13匹釣って突然アジゴはいなくなってしまった。もう終わったと思った後は待つ気も失せて、竿を畳んだ。　それでも未練はあり、唐泊でフグでも釣ろうと立ち寄ってみれば、南東の風が真正面から吹き付けてとても釣りが出来そうもなく、完全に釣りは諦めて付近の山へ向かった。　ヤマザクラはあちこち咲き始めていたが、曇天では冴えない。桜は晴れた天気が似合う。もう伸びだしたイタドリが生えているポイントを辿りながら帰った。どんどん天気が悪化する空には妖しい雲が広がっていた。草場集落に新しくできた道の上に直線的にくっきり分かれた雲が現れていた。採取したイタドリは皮をはいで塩漬けにする。雨がちのイタドリは皮が剝ぎにくい。イタドリが桜より早いのはこれまでなかったので、この春の不順さがよく分かる。26日は雨風の中でアジゴを一人釣った。2時間で50匹釣れた。27日。今津湾にはまだヘラサギが10羽ほど残っている。ツバメが相当数渡って来ている。知らない草が花を付けていた。花は全部下向きに咲いている。ちぎってシートの上に載せた花。突然現れて茂みに逃げ込んだ白いヤモリ？見慣れない植物。すっかり少なくなったクサイチゴの群落。4月末にはイチゴが熟す。採り頃のイタドリ。9時に山に登る。9時15分に釜山行きクイーンビートルが見える。視程が良い。コンテナ船は北北東を向いている。風向きが北東に変わる。待望のハヤブサが番で現れた。奇妙な船。調査船か？大きなハングライダーのようなものが船首にあってクレーンに吊るされている。1時間後に現れたハヤブサは別の個体らしく、獲物を食った後で、羽毛が乱れ血が付いているように見える。ミサゴを掴んで求愛飛行をするミサゴ。トビはしきりに飛んだがハイタカは1羽も飛ばなかった。数日の雨の後にしては意外な結果。やっと開花したソメイヨシノ。

  Mar 28, 2024

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  ぐずつく天気の中、新しいバイクで雨釣をする。

  先週引退した原付バイクの後継に、中古バイクを先週末に購入した。雨でのトラブルが解消したので、安心して雨釣が出来る。　最近の天候不順で雨の日が多い。例年菜種梅雨と呼ばれる長雨傾向がが今春は一段と顕著になっている。風も強く吹いて釣り難い中、25日は唐泊へフグ釣りに出掛けた。前回釣れた大型フグを狙ってみる積りでも、期待はしていない。　６時半頃に着いてみれば、北東の風がやや強く、風波があるので良くない。釣り人もほとんどおらず、如何に釣れていないかを物語っている。　延べ竿で釣り始めて2時間は餌すら取られなかった。浮きが波の翻弄されて浮き沈みするのでフグの微妙な当たりは分からない。餌が残っているのでフグはいないのだろう。　満月の大潮が満ちて来てからやっと1匹目が釣れて坊主を免れた。その後2時間釣って散発7匹まで釣れた時点で止めた。25cm以上は3匹いた。海の中の春はまだまだ遠く、桜が咲いて散る頃まで3週間以上待たなくてはならない。　　帰りは道草をしながらイタドリを探した。イタドリは桜が見頃になると、採り頃になるのに今年はもうかなり伸びていた。コモンフグ、ナシフグ、ヒガンフグの3種。イタドリはかなり採れて、高知のおばさんに送った。高知県では喜ばれる。貝殻でのマトリョーシカ。2枚貝マツヤマワスレ。トリガイ。22日。南の山々。ニワトコの花。開花が近いソメイヨシノ。サクラテング巣病は益々はびこっている。桜の寿命は風前の灯火。ハイタカの雌が多くなっている。シジュウカラ。メジロも開花を待っている。高度が低いと飛行機雲は出来ない。飛行機雲がしきりに現れるのは天気が悪くなる前兆。トビ。餌でないものを咥えている。何かを咥えて飛ぶのは珍しい。通常は足で掴む。ハイタカの雌。

  Mar 25, 2024

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  長年共に走った原付バイクと別れのラストランをした。

  初めが有れば、終わりは必ずやって来る。何年前だったか今の原付バイクに乗り始めて、いつの間にか9万4千ｋｍも我が足となって走ってくれたのにいよいよお別れになった。雨に濡れるとエンジンが掛からないこともあり、雨中での釣りをすることも多いので、雨中の不具合は致命傷になった。　乗り手の老朽化も進んではいるが、バイクには泣く泣く一足早く引退してもらうことにした。22日に新たに中古バイクが入る予定で、20日の春分の日にラストランをした。　思えばほぼ毎日40km以上走り、重い荷物も運ばせて、走行距離も多いが運搬荷重も何トンにもなるだろう。　20日の天候は強い寒の戻りで北西の風が強かった。過酷に使ってきたバイクには、最後にふさわしいと思った。　何時もの今津近辺を走り、タラの芽など山菜を採取して、天ぷらの食材にした。西浦海岸は時化ていた。ボケの花。強風下でも見事に飛ぶグライダー。タラの芽は伸び始め。クルーズ船が入港する。いつもこんな道を走っていた。山菜はタラの芽、セリ、ミツバ、ユキノシタ、他にツワブキ、ワラビ、イタドリを採取した。21日。　バイク店に廃車に出し代車を借りた後、山に向かったのが10時。風はかなり収まってはいたが雲が絶えず北の海上から流れて来て日が陰る。すぐにハヤブサ番が現れて存分に目の前を飛んだ。次第に雲は減って行った。ハイタカは強風をついてぼつぼつ飛んで来た。海面に多数の水鳥が流れて来た。時々潜り魚を追っている。種類はよく分からなかったがカンムリカイツブリのようだ。ミサゴの番。ハイタカの雌。4時間の滞在で14羽を見た。小型のタカでも強い向かい風で渡って行く。翼が長いミサゴ。

  Mar 21, 2024

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  目まぐるしく変わる春の天気。

  頻繁に通過する低気圧とそれに伴う気象の変化が春の特徴でもあるが、この春はそれが顕著で、日替わりで天候が変化している。その都度冬型の天気になって気温が下がり、桜の開花が遅れている。　春分の日を明日に控えて、久し振りに釣りに出た。西浦でアジゴでも釣り、その後で唐泊でボラでも釣る積りだった。朝は曇りだったが雨に備えて合羽を着て行った。　6時に着くとアジゴ釣りの先客は６人いて、もう終わりの様相だった。気乗りしないまま延べ竿の餌釣りで釣ってみたら、全くの不調だった。サビキではよく釣れている人もいたので、アジゴがいないわけでもなさそうだったが、30分釣ってわずか2匹しか釣れず早々に撤収した。　雨も降っていなかったし時間が早かったので、唐泊へ釣り場を変えた。釣り人は殆どおらず、車も無くて船釣りの人もおらず、全てが閑散としていた。　　釣れても釣れなくても良い気持ちでテトラでの延べ竿釣りを始めた。初めの1時間は餌すら付いたままで、1度も浮きは沈まなかった。ほぼ諦めていたら、弱い引きがあってナシフグが食い付いた。25cm以上の大物でかなり引きも強い。　釣れ始めると散発ながら、ぼつぼつ釣れて大型4匹を含めて9匹釣った。10時頃から雨雲が近づいて西から雨がやって来た。バイクが濡れるとエンジンが掛からなくなる危険があったので、釣り道具を片付ける前にエンジンを掛けに行った。その後テトラへ引き返して道具を畳んだ。バイクの老朽化で雨釣が出来にくくなったので、近く中古のバイクに替える手はずになっている。帰りの道中で山桜が咲いているのを見た。雨中の山桜。18日。いつの間にか穂が出始めた麦。花も木も細いサクラ。ヤマブキ。桜井の天が岳と朝日。桜井神社のトサミズキ。モクレンは満開。スターダストレビューの木蓮の涙の木蓮はハクモクレンかこのモクレンかどちらだろう。ハクモクレンは咲き始めは良いが終わりは醜くなるので違うような気がする。前日凪でも風が吹くとすぐに荒れる。浜にはツノガイが多く打ち上った。林内でひっそり咲く八重の白椿。日が当たらないせいか、何年経っても大きくならない。

  Mar 19, 2024

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  穏やかな春の雨の日。

  弱い雨が朝からずっと降って、夕方が近くなる頃にどうやら上がったようだ。窓の外の電線には雨粒が並んで残っている。　それでも弱い雨の中を午前中に浜歩きをした。昼には近くの中華料理店に家族が集まって、先日70歳の誕生日を迎えた妻のお祝い昼食会をした。全員集まったのは正月以来のことで、ほとんど外食をしない一家にとっては珍しいことだった。　歳月は流れて夫婦とも70歳を超えたのは喜ばしいこと。しかし、人生100年などとうまい口車に乗せられて、長く生きられるような錯覚をしているが、長生きを出来るのは戦前戦中生まれの人達だろう。　戦後のあらゆる害毒に晒されて生きて来た戦争を知らない世代は、90~100歳まではとても生きられないと思っている。　ということでいつ終わるかも知れない日々を、好き勝手に過ごさせてもらっているのには感謝している。　先週は晴天が続いたので、4日連続で山に登ってタカ見物をした。思うようには飛ばず、何時間も無為な時間を費やしても、悔やむことは無く、今出来る事、今しか出来ない事を優先したいと思う。　16日は釣の支度をして出て西浦まで行ったものの、天気と風が良かったので竿を出すことも無く山へ向かってしまった。16日。15日は春霞がひどかったが、16日はすっきり晴れた。15日夜の月。6時30分頃に能古島から日が昇る。博多港へ向かうクルーズ船が志賀島を通過する。コロナで途絶えた3年間が戻ってきている。浜辺で死んでいた2cm程の小魚。イワシの仲間だろうか分からない。スノーフレークの花の上に稚グモ。ヤブツバキも盛りを過ぎた。ハクモクレンももう終わり、ソメイヨシノは来週末か再来週開花しそう。15日より視程が良い。投錨して停泊中の船の向きで風向きが分かる。これは南風で、タカ見物には良くない。時間の経過とともに西寄りに変化している。これでほぼ西。風見鶏ならぬ風見船。ノスリが降下してきた。林に消えた。最初に現れたのは雌のハイタカ。これも雌。雌が混ざるのは渡が早中盤になっている証か。これは雄。ハンティングモードの速さで飛んだ。トビ。嬉しいことに、この日もハヤブサが現れた。ハヤブサは雄で獲物を掴んでいた。この時期繁殖中で、もっぱら雄が狩りをする。トビはタカ科なのに顔つきが良くない。15日。空気が濁っていると太陽を見るには都合が良い。ハマダイコンの花。ハクモクレンを追いかけるようにモクレンも開花した。遠くは霞んでいる。トビ。この日はハイタカ渡は低調で、4時間見続けたのに数羽。

  Mar 17, 2024

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  ハイタカ渡り、やっと二桁になる。

  時は流れていつの間にか3月も中旬になった。釣りも振るわないこの時期には、気象条件が良ければタカ渡りを見に行っている。　14日も出かけ、今期４回目になった。なかなかハイタカの渡り数が増えないでいる。13日はわずか3羽で、晴天2日目の14日に期待して、海岸を歩いた後いそいそと山に向かい、9時には所定の場所に着いた。　10時頃まで雲が広がり良くないなと思っていたが、次第に晴れて風も程よく吹いて条件が良くなり、ひたすらハイタカが飛来するのを待った。9時からの2時間は皆無だったのが、昼前から次第に増えて来て、1時半に下山するまで13羽のハイタカを見送った。雌も2羽見ることが出来た。ただ北寄りの風がやや強くなって山の北東斜面で早々に舞い上がり、頭上を通過するのを見送るばかり。　加齢の為か視力の低下と反応の鈍さで、相変わらずのピンボケに苦しんだ。それでもマニュアル撮影しかしていない。望遠レンズも壊れているし、まあ気にすることも無い。海岸から山に向かう道中、耕作放棄地の荒れた畑にスイセンなどが咲いていたので写した。ごみ溜めに鶴状態だった。ハナニラ。グレープヒヤシンス？出船入船で賑わう博多湾口。遠くは霞んで視程が悪い。初めはトビが飛ぶばかり。ハイタカ雌。この時期には少ない雌。獲物を食って胸が膨らんだ雄。トビ。ハイタカ雌成鳥。雌。ミサゴ。13羽目のハイタカ。13日。手前は玄界島渡船。次は釜山行きクイーンビートル。トビしか撮るものが無い。コノシロを掴んだミサゴ。やっと飛んで来たハイタカ。突然現れたハヤブサ。近くを飛んだ。2羽目の雌成鳥のハイタカ。雲が通過して日が陰った荒れた海。雲が去った海。帰りはツバキ鑑賞。花びらが捻ったヤブツバキ。

  Mar 14, 2024

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  去年の秋以来の唐泊での釣りでボラを3匹。

  10日はハイタカ見物に出かけ、山上で５時間も過ごして１羽も見ることは出来なかった。天気も風も良かったがシーズン初めはこんなこともある。釣りで前日大漁でも翌日不漁ということはよくあることで同じ。柳の下の泥鰌もこれを警句にした言葉だ。　11日は数カ月ぶりに唐泊へフグでも釣る積りで出掛けた。早朝は潮が引いているので手前の浜でそぞろ歩きをした。波はかなり収まっていたが、まだうねりが残っていて、大潮でもあり貝殻はほとんど無かった。　日の出前の空で交差する飛行機雲。朝は冷えて霜が降りた。砂浜に残された波の記憶。朝は晴れていたのに下り坂の天気は空に雲を作り、時間の経過とともに厚く、広くなって行った。　釣りの方はというと、全く当たりは無く最初の1時間は餌も残ったままで、何か釣れる気がしなかった。やがてボラが1匹釣れ、その後30分でさらに2匹釣れたのは意外だった。嫌われ者のボラやフグでもウエルカムなので、ボラを3匹釣ったのは良かった。幸い延べ竿は折れず、水際で手で掴んで取り込んだ。我が世の春を謳歌している外来のカタバミ。南アフリカ原産オオキバナカタバミ。10日。長く漂流したと思われる大きい水槽。エボシガイが付着している。巡視船あそ。今津四所神社のツバキ。９日午後姪浜。

  Mar 11, 2024

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  天気晴朗なれど風強し。ハイタカ渡り初見する。

  このところ周期的に低気圧が通過すると決まって冬型になる。南岸低気圧が関東に名残雪を降らせるのも春の証拠に違いないが気温は低めで、1月から2月中旬までの暖冬での高温で進んでいた春の訪れに、ブレーキが掛かった。今年のソメイヨシノの開花は、当初の予想に反してそれほど早くないのかも知れない。　雨の日が周期的にやって来るので、その時はアジゴ釣りをする。もうアジゴしか釣る魚が無いのだ。８日は雨では無い予報だったが、アジゴを釣る積りでアミなど解凍していた。４時に起きて空を見れば晴れているので気が変わった。　もう始まっているはずのハイタカ渡りを見に行こうと決めて、餌を冷凍室に戻し、リュックサックに食パンとお茶を入れて６時に出掛けた。　新月前の細い月は見えず、日の出も良くなかったので、今津湾で時間を潰した後８時前に山に登った。良く晴れた空に雲はほとんど無かったが、北西の風が強かった。山上に着くと、見上げた空高くにハヤブサが現れた。しばらくしてハヤブサは去り、再びハヤブサが現れたが、高いので同じ個体かどうか分からなかった。　見る場所をより高い所に替えて、東の空を中心に広角に見続けた。行列では５分と待てないのだが、鳥を見る時と浮きを見る時は苦痛なく待つことが出来る。　その後もハヤブサはさらに２度現れて、遠いながらもラッキーだった。強風のお陰だろう。そして２時間経過した10時頃に、東からまぎれもないハイタカが飛来した。吹き付ける北風で羽ばたかずに高度が上がり、やがて西の空へ消えた　この春私が初めて見たハイタカの渡りだった。その後も強風が吹く空に、断続的の雄のハイタカがやって来て、一度は3羽同時に渡って行き、11時半に下山するまでに8羽を確認した。　渡りの初期はほとんどが雄で、季節が進むにつれて雌や若鳥が増えてくる。暖冬のせいか越冬数は少ないと予想されるが、今後の楽しみになる。ありふれた日の出。朝の光の中のツクシガモ。わずかに残ったオナガガモ。空中脱糞か。ねぐらのヘラサギ。眼下の海岸は強風で時化ている。蒼穹のハヤブサ。3回目のハヤブサ。ミサゴ。トビは翼の裏が黒っぽい。初ハイタカ。県警ヘリとびうめ。4回目のハヤブサ。右の翼先端が欠けているので前の3回の個体とは異なる。ハイタカの雄。先の冷え込みで痛んだ花びら。ハクモクレンの開花も足踏み状態。ハナモモ。3月4日。大気がひどく濁って朝日の陰は薄い。久し振りに凪いだ海は貝殻を与えてくれた。ナルコユリの早い芽生え。球根が発達している。食べられる山菜。タチツボスミレ。道端でスノーフレークが野生化している。花は下を向いている。咲き始めは下を向いていない。3月5日の漁獲。雨のち曇り。

  Mar 8, 2024

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  寒の戻りで寒い3月の始まりになった。

  暖冬のまま冬が終わり３月になった。２月後半から冷たい北東の風が吹き込んで、不順な天気で雨も多く寒かった。　３月早々久し振りにまともな冬型になり、北西風が吹いて寒くなった。天気は回復したが波が高く浜歩きも山でのバードウォッチングも叶わなかった。　それでも屋内で一日中過ごすことも出来ず、今津湾近辺を少しは徘徊した。3月1日。アオアシシギが小魚を狩っている。ヘラサギばかり。チョウゲンボウ。北崎の海岸は波がやや高い。早いハクモクレンの開花。余りにも早いシャガの花。ミサゴが海岸で海藻を掴んで巣に向かう。もう繁殖期に入りつつある。今が盛りのヤブツバキを見ずにはおれない。草餅用のヨモギを採取した。ただでは帰らない。2日。ウミアイサ。番。ハマシギ。アオアシシギの朝食。ハマシギとアオアシシギ。クロツラヘラサギが1羽。前日より波は大きくなっていた。天気は次第に回復して春の陽光で煌めく海面。毎度のツバキ。ノスリ。　明日はもう曇るという。穏やかな天気が待たれる。アジゴの味醂干しは天気のお陰で、きれいに仕上がった。

  Mar 2, 2024

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  閏年の2月29日の氷雨の中でアジゴを雨釣する。

  ４年に一度の日は夜中から雨が降り出して、早朝は小雨が降っていた。９時頃からは本格的な雨になる予報ながら風は弱く、朝だけの釣りなら何とかなると、アジゴだけを釣る為わざわざ西浦へ出掛けた。　帰りは本降りになるのでバイクは漁協の屋根の下に止め、トーチランプも用心に持参し着いたのは６時過ぎ。意外にも雨の中一人だけサビキでアジゴを釣っている人がいた。聞けば４時から釣っているとのこと。　少し離れて延べ竿で浮き釣りを始めた。始めて20分はほとんど釣れなかかったが、やがて順調に釣れた。今日の雨は春の雨にしては冷たく、氷雨といっても良い雨だった。　やがて先客は帰り、一人での雨釣になった。20cmに満たないアジゴ相手なら機械的に釣るだけで、雨の冷たさが身に染みる。それでも9時半まで続けて止めた。幸いバイクは一発で始動し、本降りの中を道草も出来ずに帰った。大中小に分けて,大は味醂干しに中は塩干に、小は南蛮漬けに加工する。　26～28日。室見川下流から南を望む。寒気の影響で脊振山系は時雨ている。室見川ではシロウオが捕れなくなり簗も設置されない。27日の強風下での漁獲。28日は天気が回復した。波が作った泡が渚に線引きする。泡に朝日が当たり、ジュエリーバブルを見せる。北海道のジュエリーアイスは良く知られている。開花したモモノハナ。節句前に咲くことはこれまで無かったのに。イノシシに喰われた孟宗の筍。イノシシにとっては最良の季節になって来た。3月初めには開花しそうなハクモクレン。チョウゲンボウが見られるのはあと少し。今度気象条件が良くなればハイタカ渡見物に出掛けたい。

  Feb 29, 2024

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  今が盛りの椿をめぐる。

  釣りをしない雨で無い日は糸島半島東北部をうろついている。高気圧が北に偏って毎日のように曇り、北東の風が強く寒い。24日と25日は昼間少し晴れたので、今が盛りのあちこちの椿巡りをした。派手のようで派手ではないツバキ、特にヤブツバキが好きで早春には見ずにはいられない。　ツバキは何処にでもあるが、気に入ったものはそう多くはないし、同じ木でもいいなと思える花もそう多くはない。細い枝が枝垂れ、その先に花を付けたツバキが好きだ。　天候不良が続いていても、春へのゴーサインが出てしまえば止めることは出来ない。　お気楽に日々を過ごしていても、余りに解決が出来ないことが世の中に多過ぎて心の重しは取れそうもない。　この世には憂きことのみぞ多かりき、曇りし空を今日も見上げる。23日夜。今年2回目の満月1日前。24日。　桜井神社のツバキをまず見に行った。蕾だったピンクの小さなツバキはすっかり咲いていた。ジンチョウゲも開花した。カワズサクラももう終わる。同じ場所に居続けたチョウゲンボウももういなくなるだろう。道路脇に植えられた栽培種のツバキ。在来のシロバナタンポポ。桑原観音の地蔵。ハチジョウナ。ムラサキケマン。ビワの若葉。ノスリ。やがて東へ帰る。ヘラサギの冠羽は繁殖期が近いことを示している。轟音と共に飛んで来たのは3機編隊のアメリカのヘリ。25日。ヨシガモ。ヨシガモの雌。マガモらしいが羽毛の色は雄と雌の特徴がある。身震いするミサゴ。大潮の満潮で休憩するユリカモメ。コガモの雄。ホウジロ。ヒメウ。翼を干すウミウ。キタテハ。ヤシャブシの花が咲き始めるとハイタカの渡が始まる。越冬数が少ないようで期待が出来ない。野生化したラッパスイセン。

  Feb 25, 2024

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  行きはよいよい帰りは恐い。

  冬と春の間に横たわる停滞前線が長い悪天候をもたらして、徘徊はままならずアジゴの雨釣をするばかり。ところが我が足の原付バイクが走行距離９万キロを超えたあたりで、雨降りの時に停車中に雨に濡れるとエンジンが掛からなくなることが増えた。　一度掛かると走行中に雨が降っていても問題は無いが、停車して時間が経過し、その間に雨ざらししているとエンジンが掛からなくなる。雨降りで帰宅し、屋根付きの駐輪場に止め翌朝出掛けようとしても掛からないこともある。　持ち主と同じように老朽化のせいだろうが、雨釣をする為にはまことに都合が悪い。雨降りに出掛けて数時間釣りをした後帰る際に帰還が叶わなくなる。それで試しにトーチランプでマフラーを熱してみたら思いがけずエンジンが掛かった。理屈も分からぬままの対症療法に過ぎないが、以来雨釣の時にはトーチランプを持参し、なおかつ漁港に着くと屋根がある荷捌き所にバイクを止めて雨に濡れないようにしている。　23日は前日からの雨が降り止まず、朝５時過ぎに出る時にもまだ降り続いていた。祝日ながら雨降りなら釣り人も少なくアジゴでも釣ることにした次第。西浦港内には意外にも一人アジゴを釣っている先客がいた。　バイクを屋根の下に止めて、６時半から延べ竿で雨中のアジゴ餌釣りを始めた。潮も良く雨降りならアジゴ釣りには条件は良くて食いは良かった。　オキアミの付け餌での餌包みで釣るので撒き餌が雨で濡れないように、餌バケツをレジ袋で覆って柔らかくならないようにしている。　アジゴ釣りは機械的にやるだけで、緊張感も無く１時間も釣ると飽きてくる。さらに２時間ほど釣った時に、手製浮きが沈んでアジゴが食ったと同じ感覚で延べ竿をしゃくった。　一気に竿に加わる重量と引きで、7m余りの竿が満月のように弧を描き、てっきりボラと思った。数回の強い引きを凌いだ後、湿った空気にもかかわらず乾いた音がして竿が、穂先から3本目の所で折れたのだ。幸い折れた竿は折れたままで辛うじて繋がっていて、すかさず折れた先を掴んで引き揚げに架かった。　魚はもう疲労していて姿を現したのは、体高が高く丸々したチヌだった。アジゴ釣りに手網は持参していないので、30m離れた所に海面まで降りられる階段があることを思い出し、そこまで道糸を掴んで引っ張って行って、水際でチヌの鰓に指を差し入れて引き揚げた。45cmのチヌだった。　その後は予備に持参していた延べ竿に替えて、しぶとくさらに1時間釣り続けた。雨も止むことは無く、しぶとく降り続いた。そして55cmのボラが食い付いて、これは何事も無く階段で取り上げた。　雨のせいで何時もより長くアジゴは釣れ続けたが、合羽から滲みた雨が冷たくて10時に止めた。屋根の下に止めていたバイクは幸いにもすぐエンジンは始動した。　チヌはすでに卵巣が大きくなっていて、乗っ込みに近い状態で温暖化の影響で早い。食でのチヌは好まないが肥えているので食ってみる。アジゴは70匹あって殆どを知人に上げた。19日。霧が低く垂れ込めて、長雨になった。21日。　折れた延べ竿は既に2回自分で修繕したもので、帰宅後に3度目の修繕を施した。もうストックした部材も少なくなり今後は苦労する見込み。

  Feb 23, 2024

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  木の芽起こしの暖雨の中、アジゴを釣る。

  19日の午前中降り続いた雨は午後には上がった。この時期の雨の後は一時的な冬型天気に変わるのが通常なのに、夕方になってもまだ気温が高い状態が続いている。　一頃釣れていたフグもすっかり釣れなくなり休漁期の有様で、最後の逃げ道で、雨中のアジゴ釣りをした。　アジゴを釣るのは日の出前が良いのに出遅れて、西浦へ着いたのは６時半頃だった。南風が吹いて気温が高く、雨でも冷たくはなかった。　雨中での餌釣りは避けて操作が単純なサビキで釣った。雨中とは言え釣り始めた時には明るくなりつつあって、釣る時間は短くなりそうで、釣れても釣れずとも良い程度の意欲の低さで釣ってみた。　　さすがに釣り人はおらず、雨中で気ままに釣って、７時半までの１時間で何とか30匹釣ることが出来た。1時間もしないうちに喰わなくなって早々に帰途に就いたが、雨が小降りになったので浜辺を少し歩いた。天気が悪いので干物を作れない。17日。近くにある愛宕山のカワズザクラを見に行った。2本の木があってほぼ満開で、愛宕神社の参拝を兼ねて見物の人が後を絶たない。午前中釣った8匹のフグの一つ。体形や模様はクサフグだが、クサフグのような小棘が無く初めて見たフグ。図鑑やインターネットで検索したが種名が分からなかった。18日。明け行く博多湾。脊振山。他の星は見えなくなっても金星は最後まで見える。西の今津湾、瑞梅寺川の河口。西側の空は、日の出前には地球影が見られる。太陽は北へ移動するとともに、日の出も次第に早くなる。ねぐらから移動するヘラサギ。クロツラヘラサギ。空中脱糞中のコサギ。多くのカモ類が去ってもまだ残っているツクシガモ。嘴の形が赤い靴の様。全て海中に引き戻されていた貝殻が小潮で凪ぐと再び浜にギフトされる。米粒のようなその名もコメツブウニ。ウニの仲間ヒラタブンブク。生きている時はネズミのように細い毛というか棘で覆われている。出番も近いハクモクレン。ハエを咥えて飲み込めず四苦八苦するメジロ。ノスリ。やがていなくなる。いつも見るミサゴ。翼が長いのは重い魚を水中から持ち上げるため。チョウゲンボウの若い雄。ユリカモメ。カニを捕まえた。

  Feb 19, 2024

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  ジェットコースターのように気温がアップダウンする日々。

  福岡の天気の移り変わりは速い。南下する前線がいち早く通過するので朝は上天気の晴れ、午後は雨ということもしばしば。15日も朝は風もない凪だったのが昼前から雨が降り出した。しかも南風が吹いて気温は２０度と春本番の高さだった。　夜に前線が通過すると風向は180度変換して北風に変わり、一気に冬に戻った。それでも釣りはしなくても出かけた。　時雨模様の空には虹が懸かり、開けた場所に着くまで消えないでくれと願った。15日。16日。可也山を背景にした虹。ミサゴ。虹は20分後に消えた。時化る海に一隻の小型漁船が野北からやって来た。船尾のスパンカー帆を広げた。強い風への安定を図る。波の谷間に入ると船体は隠れる。どうやら刺し網の引き上げをしているらしい。桜井のボケ。桜井神社のピンクの小ツバキの蕾。八重椿は好みではないが豪華。ミモザ。最後はノスリ。

  Feb 16, 2024

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  地上は春めき、海は真冬でギャップが大きい季節。

  暖冬とはいえ海は今が真冬。海水は冷めにくく陸上より季節の変化が遅れる。何時もの釣り場は釣れる魚が無くなった。それでも他の楽しみもあるのでほぼ毎日出掛けている。　12日は糸島半島一周したし、13日は釣道具持参で、釣りの前に潮が引いた浜辺をさまよった。13日の朝は珍しく良く晴れて、放射冷却で日の出頃は冷えた。そのお陰でけあらしと霜が見られた。　13日。初めて採取した貝。霜が溶けた小さい草。クサイチゴの花がもう咲いていた。南西の風が強まった今津湾のカンムリカイツブリ。夕方の西の空に三日月。11日。霞む大気。12日。潮が引いた浜。渚の泡。アメフラシに近いタツナミガイが多数打ち上げられていた。貝殻を捨てた貝ながらわずかに貝殻を体内に残している。アカガエルの死骸。どんどん潮が満ちてくる。立石山の峠から見た野北や西浦崎は霞んでいる。福の浦のツバキ。

  Feb 13, 2024

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  糸島ではカワズサクラが咲いていた。が風は寒かった。

  この頃の不漁振りは釣る意欲を削ぐほどになり、9日は休漁して糸島の知り合いのミカン農家さんを訪ねてデコポンを購入しに行った。行きの道中道草しながら西へ向かった。　今津湾から九大付近を通過して糸島富士こと可也山野北山麓へ行った。ここにはカワズザクラが2本あって、もう咲いているはずだった。訪れてみると、まだ咲き始めながら桜の花見をするには十分だった。しかもウグイスの初鳴きを数回聞いた。風は冷たいながら早春の風情を楽しんだし、目当てのデコポンも購入出来て昼に帰宅した。初物のデコポンは甘酸っぱい味がした。9日。顔が黒いノスリ。２羽目のノスリ。３羽目のノスリは白い個体だった。馬場の神社のロウバイ。チョウゲンボウ。渡のミヤマガラス。もうすぐいなくなる。仲睦まじいウミアイサの番。この冬はミサゴも少なかった。７日は雨で釣りをした…アジゴはそれなりに釣れてもフグはめっきり数が減った。ズグロカモメ。８日。暁の東の空に明星と細い月。アジが釣れない海面にカンムリカイツブリ。帯状の巻層雲と高層雲の中間のような雲。何日も時化た後の凪いだ海。打ち砕かれた貝殻。波で何度も揉まれて砂になって行く。

  Feb 9, 2024

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  すっかり空気は春、福岡城址へ梅を見に行く。

  夜の雨は朝には止んでいた。南岸低気圧が発生し、短い周期で天気が変わるのは春の兆しそのもの。そんな日曜の午前に梅の花見に福岡城址へ地下鉄で出掛けた。行きは赤坂駅で下車して歩いた。城址公園の東、鴻臚館前を通ってゆっくり歩いた。街中のヒートアイランド現象のせいなのか冬は枯れているはずのクズの葉が青々としていた。春めいた空気感に満ちていた。雄大に枝を延ばしたエノキ。ムクノキに多数のヤドリギが付いていた。大濠公園側に出て帰った。２月2日。チョウゲンボウ。ノスリに仕掛けるチョウゲンボウ。飛び去るノスリ。3日。5時まではよく晴れていた空は、どんどん雲に覆われて行った。海水温の低下の影響かホシフグが打ち上っていた。もう花が咲き始めたクヌギ。

  Feb 4, 2024

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  ぐずつく天気は早い春到来の兆し。

  1月が終わり２月に入って天気がパッとしない日々が続いている。原因は日本の東海上から中国華南まで長々と伸びている停滞前線。冬と春を分ける寒暖二つの空気がせめぎ合っている。　2月はそもそも冬の顔と春の顔を持った月で、寒暖入れ替わりつつ春になっていく。それも中旬以降のことが多いのに、2月早々から菜種梅雨のようになっているのは極端な暖冬のせいなのか。　1月31日は雨の中フグ釣りに出掛けた。2月1日もその積りで準備をしてはいたが、ぐずつく天気に気乗りがしない上に、釣ったフグも悪天候続きで干すことが出来ないので止めた。　しかし部屋に籠りっきりではこの所芳しくない膝に悪いと、合羽を着て今津方面へ出掛けて浜辺を2時間さまよった。そして2月最初の貝殻採取をした。1月31日。今津湾からブラブラ西浦へ向かった。ヘラサギ。ヘラサギとクロツラヘラサギは一時20羽以上いたのにすっかり数が減った。アオアシシギ。そぼ降る雨の中、3時間延べ竿でフグを釣った。全てコモンフグで生殖腺が大きくなっている。　最近福岡市西区の人工海浜で拾った貝殻で珍しいもの。種名の検索が難しい。

  Feb 1, 2024

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  この所フグばかり釣っている。

  先週の強い冬型の影響で海水温も下がり、月は欠け続け、釣りは振るわないまま1月も後１日になった。それでも日の出を眺め、浜歩きも絡めて釣りに通っている。　大したものは釣れないがフグだけはそれなり釣れるし、アレコレ調理も出来るのでので悪くは無いが、釣りの満足感には欠けるのはしょうがない。30日。満月から4日でここまで欠ける。晴れれば毎日のように見る朝日は、空気が澄んでいると日の出から明る過ぎる。足が9本のヒトデが打ち上っていた。7日以上も時化たので、打ち上げられた貝殻はほとんど無い。砂上に模様を残した正体は、イシダタミに入ったヤドカリの足跡だった。いつもは砂に埋もれている岩上のイワガキ。荒れたお陰で砂が流されて露出した。過酷な砂中生活からしばし解放される。冬型は緩んでも晴れれば朝は冷える。ハマエンドウの葉に霜。26日。満月。沈むにつれて影が薄くなる満月。水平線からかなり上の段階で、もうほとんど見えない。28日。29日。平凡な日の出。渚の泡。生物由来の粘液物質が波で泡になる。これが強風で飛ばされると波の花になる。タイ航空機。ノスリミサゴ

  Jan 30, 2024

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  今年最初のほぼ満月を眺め、飽きもせず波も見る。

  強い冬型は25日まで3日続いている。雪が降ってもおかしくない気温の低さながら、北西の風の時は朝鮮半島があるために、風が海上を吹く距離が短くなって吸い上げる水蒸気量が減り雪にならない。過去の大雪は風向が北から北東の時が多かった。　福岡の福は文化や自然まで朝鮮半島のお陰といえる。その距離わずか200km程度しかないのだから。　寒い中24日も25日も波を見た。太平洋の台風の波には及ばないが、冬型が強ければ玄界灘もそれなりの波になる。しかも25日は月齢14日の満月一歩前で、アジ釣りの準備をして早朝に出掛けた。　西の空には明るい月が煌々と輝いている。風が強い日が続いて空気がよく澄んでいるのでくっきりと見える。あるいは水平線に没する月が見られそうな気がした。　西浦に6時過ぎに着いてアジゴを釣るか、月を見るか思案した。両方同時には出来ない。月を選んで少し先の二見ガ浦まで行った。道中今津湾の上に雲間から月が見えている。雲が切れて、左が少し欠けた月が見えた。玄界灘の月。水平線まで1時間近く掛かりそう。雲があるので最後まで見えるかどうか微妙だった。日の出が近づくにつれて明るくなる海は時化ていた。東の空にはヤシの木の横に金星が輝いている。南国的な景色に見えても、実際は気温0度の寒さ。もう少しという所でこの後、月は雲に隠れた。諦めかけていた時に再び月が顔を出した。車運搬船が月の下を通過して行く。次第に影が薄くなる月は、あと一歩のところで雲に消えた。日の出前の西の空はピンク色になる。アジゴ釣りは断念して波見物に5分東へ戻った。寒気の影響で、24日ほどではないが雲が流れて来て太陽を隠す。24日。出掛ける前に部屋の壁にガラスボールに射した陽光が、スペクトルを作っているのに気付いた。博多湾上空に雪雲が架かる。もう満開の梅。波に憑かれた老人がこの日も波を見る。2時間も。雲が多くすぐに日が陰る。マニュアル撮影しかしないので、絶えずシャッタースピードと感度を調節しなければならない。レンズは壊れているので絞りは固定している。日陰の状態。波に現れた模様。波は20個ぐらい小さいのが来てから、1～3つ大きのがやって来る。

  Jan 25, 2024

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  寒風に身を晒し、かじかむ手で竿を振る。

  暖冬でも寒波はやって来る。23日は一気に気温が下がり早朝から雪が時々降っていた。よせばいいのに西浦へアジゴを釣りに行った。悪天候になるとどうしても出たくなる癖がある。どうせ出るなら無理を覚悟で釣りをしてみる。風が強いと簡単なサビキ釣りしか出来ないので、港内でのアジゴ釣りをすることにした。　日の出前の６時半頃から延べ竿で釣り始めた。こんな寒風吹きすさぶ日に釣りをする人は居るはずはなかった。竿を振るのもままならず、指は寒さでかじかんで思うように動かないが、サビキ釣りは複雑な動作は要らないので何とか釣りは出来る。港内は寒風で海水温が下がってしまったせいか、ほとんど釣れなかった。　時々突風が吹いてバイクが一度ひっくり返った。風に向かうように止めてなかったのがいけなかった。１時間辛抱して釣り、一切釣れなくなったので止めた。　帰りに風裏の北崎で波の写真を撮った。福岡では台風より強い冬型の方が波が高くなり、風裏の博多湾口では波がうねりになって波形が美しくなる。　１時間半の間サーファーのように波を待って写した。殆ど雪雲で日が射さず精彩がない場面が多かった。　22日。9時に用事があったので、早朝だけ小雨の中アジゴを釣った。23日からの寒波到来を予感させる雲。23日。強風下でも出漁するミサゴ。

  Jan 23, 2024

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  ぐずつく天気と強い風で徘徊もままならず。

  暖冬と引き換えに冬らしい晴天が無い。もともと日本海気候の福岡の冬は寒い曇天が多いのが、暖冬でも曇りが多い。北東の風が強く、風波がすぐに高くなって海岸をさまようことも、釣りもかなわない。　19日は少し釣りをしたが不振を極めた。20日は一日中部屋から一歩も出なかったし、21日はさすがに運動不足を解消するため小雨の中を出掛けた。北東の風が強く博多湾口は波があって浜辺に降りることも出来なかった。時間潰しにもならず早々に帰るはめになった。　早咲きの梅はもう散り始め、今津湾のカモ類は例年より極端に数が少なく、あるいは早々に北帰行が始まっているのではないかとさえ思える。19日。釣りを早々に止めて遠回りして帰る道中、二見ガ浦の西の大口海岸へ波を見に行ったら車が10m下の海岸に落ちる事故があった。救急車で2人搬送されていったが、不幸中の幸いで怪我で済んだらしい。階段伝いに落ちたことでショックが緩和された模様。数少ない漁獲のヒガンフグ。25cmの大型。21日。雨中のノスリ。麦が生えた田んぼにうずくまるように若いハヤブサが佇んでいた。近づくと飛び立った。ハンターが生きて行くのは難しい。なりふり構わず何でも食らうトビが大いに繫栄しているのを見るたびに思う。武士は食わねど高楊枝では生きて行けない。

  Jan 21, 2024

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  大寒の頃とは思えぬ暖かさで梅は一気に咲きそろった。

  日替わりで天気が変わり、18日は朝から曇り南風が吹き込んで気温が高い。一年で一番寒い時期なのにこの異常な温かさは記憶にないぐらい。季節外れは良くないこととはいえ、人体には寒いより負担が少ないのは確かで、来週からの冷え込みはこの反動でかえってきつそうな気がする。　午前中は雨は降っていなかったので、大した防寒もしないで今津あたりのの海岸へ貝殻採集と歩きを兼ねて出掛けた。９時過ぎに着くと、波はすっかり収まって潮加減も良いぐらいだったが、貝殻はほとんど無かった。新月の大潮頃は波もあり、砂浜の一切の貝殻は海へ持ち去られて更地状態だった。　これから打ち上る貝殻が増えてくることに期待して早々に帰った。帰りに姪浜の人工海浜に立ち寄って、そこの貝殻も採取してみた。ここもあまり無かったが、南西から近づいて来た雨雲が雨を降らせ、帰りの駄賃は雨粒になってしまった。　つい三日前にはちらほら咲いていた梅は、17，18日の高温で一気に咲きそろってしまった。小さな川の底に昨日の波の痕跡が残されていた。　17日は西浦へ釣りに出掛け、日の出直前に今津の海岸で浜に降りて写真を撮った。日の出を見るのは日常的なことながら、空の有様は日々異なるので同じ写真にはならない。　遠く絶景の地に出掛けられなくとも、太陽はちゃんと昇って来る。砂上にマガモが死んで横たわっていた。波が届かない位置へ移動した。死因が何なのか。18日にカモの死骸を見に行くと、それは無かった。砂上にはカラスの足跡と、タヌキか何かの足跡と死体を引きずったような跡はあった。　9時頃から釣り始めた。延べ竿とリール竿とを駆使して釣ってみると、いずこもフグばかりだった。フグで十分にしても、少しはグレが釣りたかったが叶わなかった。　フグはおおむね20cm前後のサイズながら、数匹は25cm以上ありそれなりに引きが強い。当たりは微妙で一手遅れると切られるので、それなりの技術がいる。　

  Jan 18, 2024

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  一年振りに長崎県平戸へ出掛けた。

  15日は前線通過と冬型天気への移行で曇っている。悪天候を言い訳に、雑用を片付ける積りで遠出を止めた。　14日は朝から上天気で、長崎県の平戸へレンタカーで出掛けた。平戸市田平昆虫自然園で毎年開催されている昆虫写真コンクールに去年秋に応募し、入賞した表彰式に出席するためと、足を延ばして生月島へ魚を購入すことをを楽しみに朝から向かった。　例年表彰式は12月上旬に行われ、生月の漁協直売店にはカマスが多く出ているが、事前に聞くと1月中旬にはもうないとのことだった。　10時開店に間に合うように3時間足らずで生月島に着いた。この島へ通い始めて10年以上になる。平戸島と生月島に架かる橋。目的地の壱部浦へは通常東の道を通るのを、時間に余裕があったので西側から行って見た。ここは車のコマーシャルのロケ地になっている場所。朝は太陽が陰になっているので良くなかった。壱部浦の定置網漁船。今の時期漁獲は少なく、アジとマルソウダが少々、サワラ、ヒラマサは数匹程度だった。アオサギがしぶとくおこぼれを狙って肉薄する。定置網漁はかつては多くの漁師が人力で網の設置から網揚げまで行っていたが、今は機械化されてクレーンとローラー網巻き機とで省力化されている。多数のトビが群がり魚を巡って日々バトルを繰り返している。トビはタカと比較されて常に下等な鳥として見なされているが、なりふり構わず腐魚さえいとわず餌にできる柔軟さのお陰で大いに繁栄している。カラスと共に人間をも利用して凋落の一途のタカをしりめに殖えている。そういうトビもタカ科ではあるがあまり美しくはない。　店には買うべき魚はほとんど無かったが。アジとマルソーダを少し買った。再び生月大橋を渡り平戸島へ戻った。平戸島にはあちこちに教会があって、今でも信仰の場になっている。その一つ紐差しのカトリック教会へ立ち寄った。どの教会にもマリア像があってそれを見るのを楽しみにしている。ここには2体ある。教会の窓に太陽が眩しく反射している。無宗教の私でも敬虔な気持ちになる。マリアの祈りとて世界の多くの困難に、光を与えてくれないのがもどかしい。平戸大橋を渡り本土側で昼飯を食った。　午後2時からの表彰式に出席して、昆虫写真家の栗林慧さんの話を聞いた。応募者も減少し、この昆虫館でのコンクールは今回で終わるそうで寂しい。　昨今は昆虫の数や種類も激減しているように見えて、夏の徘徊の楽しみも少なくなった。13日は北崎海岸へ朝日を見に行った。朝日がこのように見えるのは、大気の地上付近が濁り、上の層と透明度に極端な差がある逆転層が形成されているためだろう。下層は光の透過性が悪く赤くなる。通常は徐々に変化してグラデーションになるが、これはくっきり2層になっている。打ち上った小魚。名前が分からない。いつの間にか梅が咲き始めていた。フグの加工。味醂干しにする。3枚卸した後、さらに開く。味醂干しは鮮度が良すぎると駄目で、釣ってから下処理をして必ず1日寝かす。薄口しょうゆベースの調味液に12時間漬けて12時間干した。塩干は鮮度が命。振り塩と塩抜きで作る。

  Jan 15, 2024

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  新春のフク来る

  周期的に低気圧に伴う寒冷前線が通過して、弱い冬型天気になり西風が吹く。冬型でも寒波は無く寒さもそれほどでも無い。12日も日の出前に西浦へ向かった。西風が吹く西浦に釣り人はいなかった。　もう青物はいないことは分かっているのに往生際悪く、アジゴを釣って泳がせ釣を試みてみる。結果は無残なもので、駄目と思っているので辛抱できずにアジゴをどんどん取り換えて、1時間もすると餌のアジゴを残して止めた。　西風が強かったので次のメニューの反転籠釣りは出来ず、港内での延べ竿のフグ釣りをした。フグを目当てに釣りをする釣り人はほとんどいない。内臓には毒があるので素人が調理して他人に提供することは出来ないが、釣った本人が自分で食う分には問題はない。　前回の釣りで帰りの駄賃で10匹釣れたので、本格的に釣れば成果が出ると思っていた。フグは食い意地が張った魚なので、居れば必ず釣れるが当たりが微妙で、言って遅れると針を飲み込んでよく発達した歯でハリスを切ってしまう。　餌包みで釣り始めるとすぐに釣れ始め、25cmの大物も含めナシフグ、ショウサイフグ、コモンフグを1時間で17匹釣った。そしてフグが一切釣れなくなって突然アジゴに変わってしまった。　成り行きでアジゴも釣ってしまった。アジゴは需要もあるので1時間釣り、45匹釣って11時に釣りを止めた。　空はずっと雲に覆われて道草をする楽しみも無く帰った。泳がせ釣をしているテトラの前をハジロカイツブリが小魚を追っていた。魚と勘違いしたのか白い羽毛を咥えていた。海中を見ている。目はルビーのように赤い。3羽はファミリーだろうか、合流して何処かへ行ってしまった。フグは味醂干しに加工する。上からナシフグ、ショウサイフグ、コモンフグ。いずれも肉は無毒。ナシフグとショウサイフグは酷似している。ハイブリッドが出来そうな気がする。小川に面した道路のガードレールにコガネグモらしい稚グモが越冬していた。9日。今年最初の新月前の月。金星が上にある。10日。潮汲みに行った姪浜海岸にいたカンムリカイツブリ。11日。

  Jan 12, 2024

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  釣りはしなくても連日徘徊する。

  飽きもせず出掛けている。それもほぼ同じ経路をトレースするように。釣りはしなくても海はほぼ毎日見ている。　8日は冬型も緩み始め、朝から晴れていた。今津湾から瑞梅寺川河口を遡って、元岡の水田地帯から北崎方面を巡って海岸を歩く。　元岡の田んぼの道をとろとろ走っていると、幅１mぐらいの水路に橋として渡した板の上にハイタカが降りていた。その距離わずか２m。そのオレンジがかった虹彩の瞳と目が合った。タカも咄嗟のことで戸惑っているし、こちらもカメラはぶら下げていても反応できなかった。10m行き過ぎてバイクを止め戻ってみればハイタカは何処にもいない。上空を見渡してもいない。わずか10秒ぐらいのことで何処かへ消えてしまった。実に惜しいことだった。ズグロカモメ。獲物のボラを探すミサゴ。ツクシガモ。ハイタカはこの板の上にいた。珍しいミコアイサ。白いのが雄。波がやや大きかった。博多湾口の志賀島西でサワラの引き縄漁漁船が30隻出ていた。タカラガイのクチグロキヌタがあった。実に宝貝。ここでは希少な無傷のカズラガイ。もう言うことは無い。シェルキラーのツメタガイの仲間のウチヤマタマツバキ。いつまでも紅葉が落ちないハゼ。実も残っている。ユリカモメ。ズグロカモメとよく似ているが、嘴は赤い。突然ハイタカが飛んで来てあっという間に飛び去った。　7日。強い北西風に羽毛がけば立つ。チョウゲンボウ雌。チョウゲンボウ雄。ズグロカモメ。水面にツクシガモが3羽、それに上から攻撃を仕掛けたいハヤブサ。すぐに諦めた。干潟に移動したハヤブサ。ハヤブサは2羽になった。どうやら番らしい。左が雌、右が雄。雄は小さい。雄が枝の束に場所を移した。ハヤブサのすぐ近くをズグロカモメが飛んでいたが、ハヤブサは上空からでないと攻撃できないのでカモメも恐れない。雄が飛び立った。雌も飛び立った。　日々の徘徊でも何かしらの出会いがあり、飽きることは無い。

  Jan 8, 2024

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  6日第2弾はサメ目撃。

  午前中に天気が回復してきた。そうなると屋内には居れない性分だから、厚切りトーストと飲み物を持って今津方面へ出掛けた。　凪いで春の海のような海岸でパンを食ってからすぐに海岸を歩いた。このところ連日、歩きと貝殻採集を兼ねて浜辺を彷徨っている。　小潮の満ち潮時に、渚付近で背鰭を出して泳ぐ大魚を見つけた。2mぐらいのサメだった。水深1mも無い岸近くを岸と平行に泳いでいるそのサメは、ブルーがかった紺色の胸鰭が長いサメで、ヨシキリザメと分かった。カメラは首からかけていたので後を追いながら写した。　1分ほど居てから沖へ去って行った。思いがけない出来事だったので感動し、つい触ってみたくなった程だった。　サメは子供の時に高知県室戸の漁港で水揚げされた多くの種類を見たし、親父が海産物の加工をしていて、5種類ぐらいの2~4mの大物を解体して、てつ干しや味醂干しに加工していたので馴染みがある。　ヨシキリザメはアオタと呼んでいたし、肉は水分が多くあまり美味くないと言っていたが、姿はスマートで目がクリっとして美しかったと思う。　サメの味はアオザメ、ホホジロザメ、オナガザメなどネズミザメ科のサメが美味。米粒のようなコメツブウニ。水浴びをするウミネコ。チョウゲンボウの雄。2羽目のチョウゲンボウは雌。イナゴを捕まえていた。イナゴは冬でもいるし、主食といってもいい。3羽目も雌。ノスリもいた。ノスリが飛び立つと近くにハイタカもいてテンコ盛りの様相。ハイタカとノスリがニアミス。ノスリはしばらく旋回していた。最後は食事中のミサゴ。

  Jan 6, 2024

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  カツオドリ受難。

  正月早々の驚異的な自然災害を横目で見ながら、相変わらずの生活を送っている。6日は朝から悪天候で出掛ける気にもならない。　4,5日と釣りには出掛けた。4日はグレ釣り、5日は泳がせ釣をして両日とも不調で、5日は一度も気配すらなかった。　5日は南西の風が強く、1月とも思えない気温の高さで、時々飛んで来るカツオドリを眺めていた。9時には餌のアジゴを6匹残して泳がせ釣を諦めて餌は逃がした。アジゴにとっては幸運だったに違いない。　大好きなカツオドリを写そうとカメラをぶら下げて、堤防の上で海を見ていた。雲が多く、構えると鳥はやって来なかったが、時間だけは有り余っていたので待ち続けた。　やがて1羽のカツオドリがやって来たのでレンズ越しに見ると、片足をブラリと下げて飛んでいて、何やらぶら下がっている。よく見るとルアーの針が2本刺さっているようで、ラインが翼にも巻き付いている。　カツオドリは空中から海中の魚に頭からダイブして嘴で捕えるので、ルアーが足に引っ掛かっているのは鳥が海上に浮かんでいる時に掛かったものと思われる。　ルアーは浮くタイプのもので、腹と尾部にトリプルフックが付けられていてどちらも掛かっているので自然に外れるとは思えない。いずれ生命の危機にも至るものと危惧するも、どうすることも出来ない。海面を見つめるミサゴ。雲に入った。ウミネコ。帰りに砂浜で採集した貝殻。5日。博多湾のカツオドリ。サザエの貝殻に入っていたカニ。ソシンロウバイが咲いていた。寒中に咲く花。　西浦の釣り場に着いたのは9時が近かった。反転b籠で釣り始めると、滅多に無いほどの不漁だった。やがてボラばかりが集まって来て邪魔をする。大ボラ1匹、グレ1匹、メバル1匹、コモンフグ1匹で全て。帰りにも同じ花を見た。光の具合、天気で見た目が変わる。

  Jan 6, 2024

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  2024年度の初日の出と初釣りは2日。

  年が変わった1月1日元旦は夕方に能登大地震が起こった。人の世は一年をあれこれ区切っているが、地球の活動にはそんなものは無い。先人は天災は忘れた頃にやって来ると言ったが、今では忘れる前にやってきている。あちこちの戦争も年を越している。こちらは天災と違って、人間次第で避けようもあるものを愚かなことだ。　3日は天気が崩れて出る気にもならず、11,12月に集めた貝殻の名付けをしている。今年の初釣りは2日にした。元旦は天気が悪く日の出も見られなかったので、それも兼ねて西浦へ出掛けた。　6時半に西浦に着いて、荷物を降ろしてから東が見える北崎へ引き返した。空はよく晴れて風は弱く冷えていたので、海にはけあらしが見られると確信した。東の地平近くには雲の帯があったので、日の出が見られるか懸念はあった。予想通り日の出前からやや大きい波が崩れる度に、海から白い湯気が立ち上った。7時20分頃に雲の隙間が有ったのか、太陽が現れた。元旦では無いにしても、24年度の初日の出に違いない。太陽は雲に隠れてしまった。雲から再び出た太陽。セカンド日の出。　8時半に西浦へ戻って反転籠釣りでコッパグレ釣りをした。大して釣れはしなかったが、何時ものメニューが釣れて、昼に初釣りを終えた。以後延々と小物釣りを続けるのだろう。逆さ糸島富士。30日。23年度の見納め日の出。太陽に違いがあるでなし。博多湾のカワウの群れ。カツオドリが10数羽獲物を追っていた。正月前の姪浜漁港。自宅近くでハイタカがカラスに追われていた。最近街中で3度ハイタカを見た。同じ個体だろうが、スズメを狙っているらしい。珍しい。

  Jan 3, 2024

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  いよいよ今年も押し詰まって、釣り納はやはりコッパグレとボラだった。

  いよいよ今年も押し詰まった。気温は高く風も強くないので釣り易い。ところが凪過ぎの上に朝の潮が悪く、青物はあ釣れなくなった。27,28日は一年の釣り納の積りで出掛けて、コッパグレとボラ釣りと本来の姿で終わった。　今年を振り返ってみれば、年末にヤズやワラサがやや釣れたものの、全般に漁獲の低落傾向が続いている。大漁と呼べる釣果を上げた記憶がないほど、回数の割に不調のことが多かった。　海がやせ細っていると感じることが実感で、その全てを地球温暖化のせいには出来ないと思われる。27日。今年最後の満月は雲に邪魔されて、最後まで見届けることは出来なかった。ボラの未成熟の卵巣の一つに線虫が寄生していた。長さ20cmにもなる。この線虫はメジナにも居ることがあって、魚食魚に限定されず中間宿主が何か分からない。28日。朝は冷えて日の出頃には博多湾ではけあらしが見られた。唐泊後ろ浜。北崎海岸。潮が満ちて来て貝の船になったバカガイ。この後波が来てあえなく沈没した。海岸をさまよった後釣りをした。少ない釣果で、これが今年の釣り納めになりそう。モズ。ノスリ。今津干潟のタゲリ。アオアシシギ。29日。釣りはせず野北から今津を徘徊した。砂に残した波の記憶。チョウゲンボウ。ノスリ。ミサゴ。

  Dec 29, 2023

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  23,24日と遠くには出なかった。

  ようやく冬型が緩んできたが、23,24日とも晴れなかったし、気温も上がらずほとんど出なかった。　22日は寒い中を糸島半島一周に出掛けた。久し振りのことで完全防寒にして原付バイクで走った。防寒でも手足の指先は次第に冷えて、特に手は写真を撮る時は手袋を脱ぐので猶更冷える。加齢と共に以前のような耐寒能力も衰えているのだろう。　朝のうちは雪もちらついたが、やがて雪は降らなくなった。糸島半島を南回りしたが、残念ながら大した成果は無く、帰りにせめてもの収穫とセリとクレソンを摘んだ。今津湾から可也山の南へ向かう。雷山川下流ではツクシガモは珍しい。水浴びをするセグロカモメ。加布里湾で休むキンクロハジロ。唐津市七山の浮嶽。姫島。糸島半島西端から唐津を望む。遠くの浮島は壱岐の一部。福の浦から芥屋への峠。遠くは筑前大島。ジンベエザメ塗装の日航機。海岸近くの山道に何故かクマザサが生えている。芥屋大門。カツオドリはこの時期どこにでもいる。寒風の中で種になるダルマギク。小川のセリ。クレソン。東海岸の小田が浜。今津に帰って来てハシビロガモを見る。

  Dec 24, 2023

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  冬至冬中冬始め。

  明日22日は冬至。暖冬の中でも断続的に雪が降っているが、少し積もりかけると雪は止んですぐに溶ける。今回の冬型は季節風がそれほどでも無く、高気圧の勢いがあまり強くないことが分かるが、明日まで雪が降るらしい。　朝から１０月分の写真整理をして過ごし、写真材料を買いに出ただけで籠った。ネットでたまたま知ったソプラノ歌手のパトリチイア　ヤネチコヴァの歌を聴いていて、現在の様子が気になったので検索すると今年の10月に25歳の若さでがんで亡くなったことが分かった。すっかりファンになっていたので残念でしょうがない。美人薄命は今でも変わらないのだと、窓の外の陰鬱な空を見ながら嘆息した。　20日は冬型になり始めで釣りが出来そうだったので、泳がせ釣一本で出掛けた。餌のアジゴは10匹ほど確保して、西風が吹き付けるテトラで竿を振った。仕掛けは思うようには飛ばず、3回も投げ直すとアジゴは衰弱して取り換えなければならなくなる。　5匹目ぐらいで最初の当たりが有って、ヒットした。引き具合からワラサと分かる。それなりに引きを楽しんで取り込んだ。80cmのワラサだったが何時ものように痩せている。胃には餌のアジゴしか入っていなかった。　さらに20分後に2回目の当たりが有ってヒットした。同じ程度の手ごたえだったが、釣り針を食道の奥深く飲んでいるのか、海中で出血していて早く弱ってしまった。　ナイフで血抜きをして締めて、内臓を切り離して胃を見ると、10cmにも満たないキビナゴ4匹とカタクチイワシ1匹しか入っていなかった。寒ブリには程遠い痩せワラサで、連日分かっていながら釣り続けることへの後悔と後ろめたさの感情が湧いて来た。　食わぬ殺生はするなと、子供のころから親父からきつく言われていたので食いたくない魚を釣ることに抵抗がある。60年以上にもなる釣り人生で、小魚でも食ってみようと思ったものは必ず調理して食ってきた。今回起きた感情は、もう残りが少なくなっているはずの我が釣り生活の、変化を促しているように思える。我が釣りは釣ることと喰うことは不可分だとつくづく痛感した。　釣れた1匹は持ち帰り、もう1匹はアジゴを釣っていた若者の2人連れに上げた。幸い脂が乗っていなくても、喜んでもらってくれる人がいるので分配している。胃内にわずかに入っていたカタクチイワシとキビナゴ。海が痩せているから餌の小魚が少なく大型の魚も肥えられない。今増えているはずのカタボシイワシは胃内から見つからず、このイワシが何らかの理由で魚食魚の餌になっていない。帰り道のノスリ。

  Dec 21, 2023

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  強い冬型、寒波到来前に釣る。

  強い冬型天気の一陣は17日に雪を降らせた。18,19日は一旦緩んで風も収まったが、気温は上がらず寒いままで、20日以降の3日間は本格的な雪が降りそう。　暖冬傾向ながらこんなこともある。17日。16日より波は小さくなった。18日。西浦へ釣りに行った。生き餌の確保と向かい風に苦労しながら何とかワラサ1匹を釣ることが出来た。19日。風はすっかり収まり海も凪いで釣り易かったが活性は低かった。小雨が降り続き、気温は低かった。80cmのワラサを1匹釣ることが出来た。グレ釣りは不調だった。久し振りのカツオドリ。訓練用のジェット機か。国交省航空局所属らしい。

  Dec 19, 2023

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  ジェットコースターのように上下する気温。

  15日は朝から南風が吹いて相当気温が高かった。西から近づく低気圧と寒冷前線に向かって南から暖気流が吹き込んだせいで、南西の風となって気温を押し上げた。　前線が通過した後に強い冬型に変わり、来週いっぱい強弱を繰り返して冬型天気が続くので、15日は釣りに出掛けた。釣りのメニューは何時もの通りで、まずアジゴの泳がせ釣をした。向かい風でざわつく海のお陰で、潮が引いた状態では条件が良くない場所ながら45cmのヒラセイゴが釣れた。　当たりはその後一つも無く9時に止めて港内で、延べ竿でグレ釣りをした。潮は程よく満ちて、まずまずの食い付きだった。ボラもやって来たので表層近くで2匹釣れて、1匹は60cm近くあり、この時期このサイズなら産卵を終えて痩せ、豆腐のような身になるのにこれは産卵してないようで、痩せていなかった。　　帰途はあちこちブラブラしながら走った。元岡の水田の上空を、ハイタカが強い南風に翻弄されながら北へ飛ぶのを見た。実に2月振りのことで、渡が低調だっただけに見ることが出来て良かった。　昼頃からの南寄りの風は強く、立春頃なら間違いなしに春一番と呼ばれる風だったろう。朝の西浦漁港の空。山道で突然飛び出したノスリの後ろ姿。カエデは落葉し、ハゼが一段と赤くなっている。チョウゲンボウ。春の花、オオイヌノフグリ。ハイタカ。　16日。未明に寒冷前線が通過して風向きは北西に変わっていた。次第に冬型の天気に変化しつつ時雨模様の雨が降っていた。　糸島市の火山でミカン栽培をしている知人の農家さんのミカンを購入するため、7時半に合羽を着て出かけた。時間が早かったので、海を見に行った。唐泊手前の博多湾側は風の陰にもかかわらず、2~3mのうねりが出ていた。　この頃歩きを兼ねて貝殻を拾う浜はかなりの波が押し寄せていた。薄くはかなそうな貝を育んでいるとは思えない海に豹変していた。　波を見てから糸島へ向かい、高畝紅温州というこの地区特有のミカンを20㎏購入できた。このミカンは皮が通常の温州ミカンより濃い紅色で、甘みと酸味が濃厚で美味い。左が高畝紅温州。　　ミカンは高知と大阪へ送った。

  Dec 16, 2023

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  気が付けば９万キロを突破していた。

  職場に通勤するように、平日はほぼ毎日片道20キロほどを走って釣りに出掛け、土日、祝祭日は徘徊と、原付バイクで走り続けて幾星霜、バイクの走行距離のメーターを見るといつしか９万キロを越していた。　積もり積もって地球２周以上になっていた。車を持たないので原付バイクが掛け替えのない足になっている。我が活動の90％以上はこれに依存しているので感謝するしかない。　14日も西浦へ釣りに行った。早朝の泳がせ釣は不発に終わり、前日にしくじった大物は釣れなかった。しかもテトラでの反転籠でのグレ釣りも、大量発生のカタボシイワシに邪魔をされてわずか5匹に終わった。帰りの駄賃でと港内で試しに釣った6匹の方が型が良かった。しかしそのせいで早く降り出した雨に濡れて思わぬ雨釣になった。気温が高かったのでずぶ濡れでも苦にならずに済んだ。　カタボシイワシといえば、大漁斃死が三重県であったとニュースで伝えていた。カタクチイワシやマイワシのように鱗が剝がれ易くはなく、動きは俊敏で餌には貪食で何故か捕食者も避けているようにも見える。今後の動向を注視したい。10時頃に漁船がプレジャーボートを曳航してきた。事故だったようで、怪我はなかったらしかった。13日。63cmのヤズ。痩せている。これを釣った後大物が食って、海底の岩で道糸が擦れて切られてしまった。ヤズは丸のまま知人に進呈した。

  Dec 14, 2023

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  ばか陽気の後は久しぶりの本格的な雨。

  9,10日と気温が高かった。この天気の崩れの後は寒気の流れ込みは無さそうで、11日は取りあえず合羽を着て釣りに出掛けた。未明に雨が少し降っていたらしく、路面は濡れて黒かった。　アジゴを釣って泳がせ釣を試みた。7時前から2時間キッチリ釣っても当たり一つ無かった。生き餌を残して断念してコッパグレ釣りを始めたが、雨が降り始め東風も強くなって早々に止めて帰った。　今回は得意の雨釣も無残な結果に終わった。9日。月齢27日の月。明けの明星金星は左下にある。今津の浜崎山には南東の風が当たり、日の出前に東面にトビが集まってトビ柱を作った。トビというタカ科の鳥ながら余りにもポピュラー過ぎて誰も顧みられないが、立派なトビ柱となっていて、しかも天気が良ければ季節を問わず何時でも見られる。南風が脊振山系に吹き付けて雲が沸き立っている。朝日は雲に遮られた。カワラヒワ。霞んでいるのは黄砂のせいか。柑子岳。幻日。バラ科のビワが開花した。バラ科では異例の常緑樹。二ホンミツバチの巣箱。ハナイタヤ。ハヤブサ若鳥。ススキの種をついばむスズメ。虹色の飛行機雲。10日。前日と位置が逆転している月と金星。カンムリカイツブリ。今津の海岸で死んでいたカンムリカイツブリ。ハクセキレイ。鳥が食った熟柿の残りの糖液を吸うウラギンシジミ。クリの黄葉。季節の移ろいを告げるヤブツバキの花。ムラサキシジミ。成虫で越冬する。イソヒヨドリ。コサギは素早く動き回って獲物を捕る。

  Dec 11, 2023

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  あっという間の週末、釣りで締めくくる。

  相変わらずの日々が過ぎて行く。12月も早１週間が過ぎてしまった。７日は一時的に西風が強く吹いて、とても釣りが出来る状態ではなかったが、それでものこのこ出かけ少しアジゴを釣ってみてすぐに断念して帰った。　８日はすっかり風は収まり良く晴れて、早朝は冷えていた。昼間は気温が上がると分かっていても朝のバイク走行は寒いので、防寒対策の厚着をすると昼の帰りは脱ぐ羽目になるので前籠の荷物が増える。　８日も何時ものメニューで釣りを進める。テトラの釣り人は殆どいなかったので、釣り易かった。泳がせ釣は不調を極めて、７時前からの２時間で一度も当たりは無かった。もう止めようとしていた時に浮きの近くで青物らしきボイルがあり、その数分後にやっと食い付いたのは60cmのヤズだった。　そこで泳がせ釣は止めて、延べ竿でのコッパグレ釣りに切り替えた。10cm程のカタボシイワシが撒き餌に殺到して釣りにならず、撒き餌でフェイントをかけながら撒き餌包みで釣り、20cmぐらいを12匹と45cmのボラを1匹釣ることが出来た。　帰りは浜歩きと、今津干潟でのバードとお決まりのコースで終わった。ベニガイ。オオモモノハナ。31mmの過去最大。キヌタアゲマキ。オオトリガイ。11cmある。ウの足跡。波しぶきの跡。タゲリの水浴び。6日。　泳がせ釣は不発。反転籠釣りではカタボシイワシに邪魔されて貧漁に終わった。大量発生のカタボシイワシ。成魚は30cmになるので、そのうち見られるようになる。サトクダマキモドキ。今頃見るのは珍しい。7日。　午後に姪浜へ海水を汲みに行って見たカモ。ホシハジロの雌雄30羽ほど姪浜の川に浮かんでいた。警戒心が強いはずのカモは何故か逃げなかった。雌。雄。泳ぐ速さはかなりのもの。水掻きのある足をスクリューの様に使っているように見えた。目が赤い。目が赤い鳥は結構いる。逃げない理由は、近くの人が餌をやっているからだった。ホシハジロは潜る能力も高い。渡船場近くに停泊していた船。見慣れない船で、ヘリを搭載していた。船名はステラ　マリスという。海の星の聖母という意味らしい。外国の船だろう。乗組員がボートで上陸する模様。

  Dec 8, 2023

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