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行政による漁港での釣り禁止処置によって、波止釣りが出来なくなってしまった。週3~4日は釣りに行っていたので失業状態になってしまった。
役所の過剰反応事なかれ主義は何も今始まったことではないが、封鎖された堤防で釣りをすることも出来ず、日の長さにうんざりしている。なまる肥満体に少しでも良かれと思い、団地の草取りを毎日1時間ボランティア活動している。 5日は志賀島へ遠出してみた。目的は、この時期に唐泊から飛び出したヒヨドリの群れが、志賀島を目指しているのを、志賀島側から確認することだった。例年は釣りが忙しく、わざわざ志賀島まで行く気にはならないが、釣り禁止で時間は山ほどある。 8時までには志賀島に着いておきたいので、6時に家を出た。気温は高めで空一面曇っていた。天気予報は晴れになるということで、迷うことなく東へ向かった。 早朝は祭日とコロナの為か交通量は極端に少なかった。 東区の堤防には釣り人が何人もいた。 フェンスをよじ登って入ったらしい。 多々良川に架かる橋。 海ノ中道を通過して志賀島へ向かう。 釣り人は何処も結構多い。 志賀島へ入ったらすぐにヒヨドリの群れに遭遇した。どこから来て、どこに行くのか分からなかった。 釣り禁止の看板を無視して波止には釣り人がいた。 志賀島の東側から回ることにした。空は曇って太陽が雲越しに鈍い光を放っていた。視界が相当悪い。 道路脇の崖から流れ出る多くも無い水にクレソンが茂っていた。したたかな帰化植物。 志賀島には定置網が2統あって、この小さいほうの網を揚げていた。 白い鉱物の塊が析出していた。 どこにでも釣り人はいる。 志賀島を東から回って西側へ出ると、玄界島の山の上は霧のような雲に覆われていた。 時間の経過とともに麓から晴れて来る。 西側にある弘漁港も釣り人がいた。 路傍のアツミゲシとナガミヒナゲシ。 西海岸の岩は唐泊近辺と同じ。 蒙古塚。 南に見える能古島は上部が雲に覆われていた。 西の対岸の唐泊の磯と浜。視程が悪く遠く感じても、5.5kmぐらい離れているに過ぎない。 唐泊の町が見える。 いつもは逆光で見るヴィーナス。背後は毘沙門山。 西岸中央付近でヒヨドリが渡って来るのを8時頃から待っていると、30羽ぐらいの小群が志賀島から能古島へ渡りかけるのを見た。志賀島から東を目指すものと思い込んでいたので、意外だった。 9時頃に外海へ向かうコンテナ船の船首付近の海面近くに、待望のヒヨドリの群れが突然現れた。 船に衝突しそうな感じで近づいて来る。 船のこちら側に出た群れ。 船腹付近を船の進行方向に群れて移動する。 船の後部に移った。 再び船の進行方向へ移動した。 群れは船を離れ、上陸せずに志賀島の北側へ移動する。 群れの背後は唐泊。 群れはどんどん北上する。ハヤブサの襲撃は無かった。 背後は玄界島。結局見える範囲では上陸しなかった。海岸伝いに東岸へ回り込むのかも知れない。 群れが去って1時間待っても新しい群れがやって来ることは無かった。諦めて10時過ぎに東廻りに引き返した。北端から玄界島方向を見ると、柱島があった。 志賀島は東岸の方が磯が荒い。 大きいほうの定置網の網上げをしていた。トビが多数群がる。 後で港で水揚げを遠目で見ると、スズキやトビウオなどが多かった。 岩の上の放置されたミサゴの巣。 営巣中のミサゴの巣。 志賀島へ来たり出たりの自転車、バイク、車は想像以上に多く、ステイホームが掛け声だけになっているのが分かる。そう言う自分もその一人。 砂浜の先の志賀島が遠くなる。20年以上振りに来たが、また来たいとは思わなかった。道中が街中ばかりなのが第一の理由だろう。 香椎と西戸崎はJRがある。砂が線路に迫っている。 和白の海を埋め立てて造成された土地に立つ近代的なマンション。人が住むのには不便だろうと思われる。貧民のひがみか、住みたいとは爪の先程にも思わない。 4日は前の2日雨が降ったので、キクラゲ採取を目的に何時もの釣り場近くの山へ出かけた。 ダイコンの花の蜜を吸うアゲハチョウ。 アヘンの原料になるアツミゲシ。あちこちで見られる。 目的のアラゲキクラゲ。2日以上雨が降ると大きくなる。 キクラゲは枯れた木が余り古くなると腐朽菌が優勢になって生えにくくなる。 虹色に光る甲虫が数匹集まっていた。ナガニジゴミムシダマシらしい。 ストロボ撮影。 手の平ぐらいある野生ミツバ.若葉を採取。 シオカラトンボ。この時期にはクロスジギンヤンマが見られるが、この日はまだいなかった。 海釣り公園手前の磯の岩。岩の中から丸い石が生えている。 さらに長期に及ぶ行動自粛ステイホームもほころびが目立つ。笛吹けど踊らず、羹に懲りてなますを吹くが如く、あまりに締め付けが強ければ必ず掟破り的な行動が起こる。 以前はマスクをつけ帽子でも被ろうものなら、コンビニ強盗など良からぬ事をしそうに見られたのに、今やマスクをしていないと白眼視され、場合によっては量販店にも入れなくなっている。 疑心暗鬼の拡散は、今後の人間関係に長く影を落とすことだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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