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アダチ版画 スタッフ
江戸時代からの伝統的な木版画の技術を今に受け継ぐ職人集団・アダチ版画研究所。浮世絵の復刻をはじめとする木版画工房の様々な活動を日々お伝えしていきます。
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どうも、こんばんは、スタッフのマツです。 昨日、東京都ではインフルエンザの注意報が警報に変わったみたいです。インフルエンザ、流行ってるみたいですね~。かく言う自分も、一昨日から体がだるく病院に行きました。普通の風邪で薬を処方してもらいましたが、まだ咳が止まりません……うぅ~。皆様、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。
さて一昨日、工房では摺師の見習いちゃんが、久保田親方から馬連(ばれん)作りの手ほどきを受けていました。かつて、木版画が印刷の中心だった頃は、馬連を作る専門の職人さんがいて、稼業が成り立っていましたが、機械印刷が主流の現代では、摺師は馬連作りも自分でやらなければならないのですっ の写真は、馬連を握ったとき手に当たる側の円盤に紙ヤスリをかけているトコロです。この円盤、指ではじけばコツコツ音がする堅いものなんですが、和紙を何十枚も重ね漆で固めて出来てます。皮膚の弱い人は、ヤスリがけした漆の粉で手がかぶれちゃうそう。 この円盤の中に、縄状に編んだ竹皮をとぐろを巻くように入れて竹皮でくるんで完成です。
反対側から見たトコロ。 指の関節部分を使って、円盤の縁がきれいなRを描くように紙ヤスリでこするこする~ ブログで公開出来るようなものが出来上がると良いねっ 多分、この記事だけでは馬連の構造をご理解いただきにくいと思うので、また道具のことについては改めて記事にしたいと思います。 ではまた。風邪が悪化しないように、今日は早めに寝ます