かたかご
きのうはカタクリの花を見に、金剛山中腹の千早園地に行って来ました。思ったほどの群生ではありませんでしたが、この花を見るためにだけわざわざ時間と労力と交通費をかけて出かけた自分の行動に祝杯!(笑) もののふの八十をとめらが汲みまがふ寺井の上のかたかごの花 大伴家持の歌でおなじみのかたかご(カタクリ)の花、授業では便覧の写真を見ながら何度も説明していながら、この歳になるまで実物を見るのは初めてというお恥かしい話。 若い時はいろいろと忙しいことも多く時間的に余裕もなかったので、これからは意識して、少なくとも専門の国語や古典にまつわる事物には積極的に接して行こうと思うのではありますが、・・・今度は先立つものが無いという、これまた皮肉なことではありますなあ。(追記) 園地の低木に特徴ある姿と鳴き方の野鳥が目と鼻の先にいたのでしばらく観察していました。家に帰って調べるとどうやらヒガラのようです。