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カテゴリ:禁煙教育
久しぶりにたばこの話を、、、しかも怖い話です。
皆さんは「噛みたばこ」というのをご存知ですか? たばこの葉を直接口のなかに入れて、噛むことでニコチンを摂取するものです。 昔のアメリカ映画などを見るとよくクチャクチャ噛んでは唾を吐いてたりしている光景がありました。 現在でも欧米では販売されていて、日本でも数年前にガムの形をした噛みたばこの一種が試験的に発売されました。 インターネットなどでは輸入された噛みたばこが普通に販売されています。 これらのたばこは、火をつけないので煙が出ません。よって「無煙たばこ」といわれることもあります。 つまり、電車の中や飛行機の中など喫煙のできない場所でもニコチンを摂取することができるんですね。 これを見ると、いかにたばこが嗜好品ではなくて、ただ単にニコチンを体のなかに入れるための道具にすぎないということがよくわかると思うのですが、喫煙者はそんなこと考えもしないのでしょうね。 でも最近はアメリカでも無煙たばこを使う人は減少しています。 それはなぜか、、、? 無煙タバコは口腔ガン発生の最大の引き金になるからです。 もちろん、たばこの煙でも口腔癌は発生します。しかし、火をつけて吸う喫煙では、口腔は、咽頭部および喉頭部に比較すると煙の影響を直接受けるにもかかわらず喫煙による影響度は低いといわれています。 これは、唾液による自浄作用や清掃効果による影響と考えられています。 しかし、無煙たばこは、口の中の粘膜部分に長時間たばこの葉のエキスが停留したり、その毒素の直接刺激でがん細胞の多発生を促すのです。 アメリカがん学会によると(2003年)、21,000人の男性を含む、毎年31,000人以上ののアメリカ人が口腔がんに冒され、そのうち約8,500人が命を落としている(死亡した)と発表しています。 また、研究により、口腔がんの90%の人が、タバコから発症したものであり、タバコを使用する量、使用年期に並行して増加していて、46%が「噛みタバコ」から発症しているという結果がわかりました。 ![]() アメリカのGruenさんは、13才のときに「Spit Tabacco」という無煙タバコを用いるようになりました。 17才の時には、口の中に口腔ガンが発生しました。それから何回も、口の中のガンを切って取る手術をしましたが、またすぐにガンは現れて、とうとう彼の半分の顎(あご)と筋肉、首にあるリンパ節全部、舌の半分を切除するというような手術を約30回受けました。 :現在は25才になりましたが、彼は現在、アメリカ各地で国の「無煙タバコの害」を若者たちに知らすためのプログラムを、彼の身をもって講話をして回っています。 ⇒GruenさんについてのHPです(英語) なぜJTと日本政府はこんな重大な事実を隠して、無煙たばこを販売しようとしているのでしょうか? これは完全に故意による薬害です。 無煙たばこは喫煙自体が周囲に分かりにくいために未成年者にも利用しやすいものです。 もし、無煙たばこが日本でも普通に購入できるようになれば、未成年者の利用が増えるのは火を見るよりも明らかだと思います。 皆さんも、真実を知って少しでも声を上げてください。 未来の子供達に、こんなことが起こる前に、、、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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