あの「ブルータス」の犬特集。
「犬のこと」と表紙にある。
人間と犬とのつきあいは１万年以上にさかのぼり
人間の文明化はオオカミの子孫が人に近づいてきた
ころから始まりました。当時の生活の基盤である
狩猟採集の生活を営む上では、犬は欠かせない
存在であったと容易に想像できます。
現在４００種類以上いるといわれる犬のほとんどは、
人間の必要性（ニーズ）や気まぐれによる作出によるもの
ですが、すべてはオオカミ達の末裔です。しかし、オオカミと
はあきらかに違う点、それは人間と犬がパートナーシップで
繋がれている、という点です。人間がいなければ犬もいない、
逆もまた真なり。これからの人と犬との接し方についてを
テーマに取り上げた特集号。
これ、結構面白い内容でした。
大都市東京で飼われている犬達の散歩風景を図鑑化
したり、ユーメー人の犬とのつきあいかたを紹介したり、
まぁ、ちまたでよくある特集ですが、フリルのついた洋服を
来た犬達は登場しないのがブルータス的。
犬は掛け値なしでかわいい。
でも、その一方でお金がたくさんかかるのも事実。
実際、自分の手に負えなくなったがという理由で手放し、
結果殺処分の憂い目にあった犬は年間なんと１１８，０００頭！
１日にして３２３頭が何の罪もないまま、ガス室で殺されて
いるのだ。本の一部にあるとおり、人間の無知や怠慢、
身勝手はもう許されない状況なのである。
だから、必要以上のブリーディングはしないこと。
貰い手の決まっていない場合の出産は避けること。
（現在生きたくてもそうできない飼い主を待っている犬達がたくさんいる）
犬を飼う場合はいかなる理由があろうとも最後まで（死ぬまで）
愛情をもって面倒（人生のパートナーとして）接すること。
これだけは最低、守って犬を飼ってもらいたいと思います。
自分は犬暦たかだか３年足らずではありますが、
今月の特集を読んでその意識をさらに強くしました。
うちの犬達。チビは黒柴のめすで生後まだ６ヶ月。
名前は「かい」まだまだ訓練中で、甘噛が収まらないやんちゃ娘。
２頭はいつも取っ組みあいのケンカ（というかちょっとハードな遊び）を
しているが、珍しくおとなしく仲良く寝ている。幸せか～！
