日本海に浮かぶ天売島と焼尻島は形といい大きさといい、ウリふたつであるが、その性格は対照的。断崖絶壁と海鳥の島、天売島に対し、焼尻島は水資源の豊富な緑の浮島。天売のイメージは「岩」で焼尻は「森」といった感じか。
北海道の離島といえば利尻島、礼文島があまりに有名であるが、一度に二島を巡る歩き旅ではちょっとサイズが大きい感じもする。その点、天売・焼尻はエリアがコンパクト（島の周囲は両島とも約１０ｋｍ）なので島旅のエッセンスを感じながらプチ・バックパッキングをするにはちょうど良い。長い休暇が取れるのであれば関係ないけど、悲しきかな我等サラリーマンは２～３泊の計画がせいぜいだし、かといってタイトなスケジュールに振り回されてあちこち歩くのもスロウな島旅の気分に則さない。ハイシーズンなら、観光客で賑わうところなのだろうが、この時期なら観光客も少なく、キャンプ場もノビノビ利用できるハズだ。
１０時１０分。天売港を起点に時計回りに島を歩き始める。
再び天売港に戻り、１４時００分のフェリーに乗船し焼尻まで移動して白浜野営場にテントを張る予定なのだが、果たしてフェリー来てくれるのか？それが心配だが・・・
まぁ、ダメなら天売島でキャンプすれば良い。テントという「家」を背負っているバックパッカーは柔軟性がウリなのだから。
以下、天売島の景色あれこれ。↓
島の南岸、黒崎海岸は美しい渚だ。
天売島の西海岸は１００ｍ級の断崖が続く。赤岩の展望台付近。
海にダイブ！の赤岩展望台。写真ではわかり難いけど、なかなかの迫力だ。
赤岩の全貌。高さ３８ｍの垂直奇岩を見下ろす快感！
でも、風がメチャクチャ強い。正直、立っているのも辛いくらい。
こんな状況ではゆっくり海鳥観察もできない。
残念ながらオロロン鳥には出会えなかった。
外洋では白いウサギ（白波）がピョンピョン跳ねている。
あー、これじゃあ、フェリーは欠航、かな～。
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