Ultra ATA/66

もうGoogleからNexus7が出るわ、AmazonのKindleは上陸するわで、ぶっちゃけ中華パッドや海外版のスマホを使う人は少ないと思いますが・・・。

Android2.3ならつゆ知らず、4.0以降となると意外と面倒なのが海外パッドの日本語化。中華パッドの場合はへんてこな日本語フォントが入っているんですけど、北米版のスマホだとそもそも漢字フォントすら入っていない機種もあるとか？

そうなるとさすがに厄介だろう、ということで、日本語化をしましょう。あ、もちろん純正のフォントが嫌なNexus7ユーザーも多分使える技です。

※ 最低でもWindowsでAndroid ADB Shellが使えることが前提です。わからない方は こちらの記事を参照にしてください。

1.インストールしたいフォントをWindowsパソコンのCドライブ直下にコピーする。（ttfファイルのみです。ほかの形式の物は使えません。）

2.コピーしたフォントを DroidSansJapanese.ttf にリネーム（名前の変更）してください。

3.Windowsのコマンドプロンプトを起動

4.コマンドプロンプトで「cd c:\」を入力（Cドライブ直下に移動します）

5.コマンドプロンプトで「adb push DroidSansJapanese.ttf /sdcard/」を入力（端末内のSDカードフォルダにフォントをコピー）

6.コマンドプロンプトで「adb pull /system/etc/fallback_fonts.xml c:/」を入力（端末内のfallback_fonts.xmlをCドライブにコピー）

7.コマンドプロンプトで「adb shell」を入力。（シェルコマンドが利用可能になります。）

8.シェル上で「su」と入力（スーパーユーザー権限で操作できます。）

9.シェル上で「mount -o remount,rw /dev/block/mtdblock0 /system」と入力

10-1.シェル上で「busybox cp /sdcard/DroidSansJapanese.ttf /system/fonts/DroidSansJapanese.ttf」と入力。エラーが出なければ ＞11-1へ。

10-2.「「no space left on device」のエラーが出たら、シェル上で「busybox cp /sdcard/DroidSansJapanese.ttf /data/DroidSansJapanese.ttf」と入力。＞10-3へ

10-3.シェル上で「 ln -s /data/DroidSansJapanese.ttf /system/fonts/DroidSansJapanese.ttf」を入力。（データフォルダのフォントを参照させる。） ＞11-2へ

11-1.シェル上で「cd /system/fonts」を入力 ＞12へ

11-2.シェル上で「cd /system/data」を入力 ＞12へ

12.シェル上で「chmod 644 DroidSansJapanese.ttf」を入力。（パーミッションの変更）

13.シェル上で念のため「chown wifi.adb DroidSansJapanese.ttf」も入力（一部機種ではこれをしないと起動しない）

14.シェル上で「exit」を入力

14.6で端末からWindowsにコピーしたfallback_fonts.xmlをWindowsのエディタ等で開く。

15.内容に
　　<family>
<fileset>
<file>DroidSansJapanese.ttf</file>
</fileset>
</family>
　を追加して上書き保存。

16.コマンドプロンプト上で「adb push fallback_fonts.xml /sdcard/」を入力

17.コマンドプロンプトで「adb shell」を入力。

18.シェル上で「su」と入力

19.シェル上で「mount -o remount,rw /dev/block/mtdblock0 /system」と入力

20.シェル上で「busybox cp /sdcard/fallback_fonts.xml /system/etc/fallback_fonts.xml」と入力。

21.シェル上で「cd /system/etc」を入力

22.シェル上で「chmod 644 fallback_fonts.xml」を入力

23.シェル上で「reboot」と入力

以上が完了すると端末が再起動し、フォントが変更されているはずです。お疲れ様でした。