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テーマ:サッカーあれこれ(19857)
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後半37分。平山がヘディングで落としたボールを、切り返しで相手
DFを抜いてシュート。同点。延長前半終了間際。今野がポンと前に 蹴りだしたボールをワントラップし、倒れこみながらボレー。Vゴール! 2本のあまりにも美しいゴールで宿敵韓国を破ったにもかかわらず、 エースの顔は、ヒーローインタビュー時も不機嫌そうに曇っていた。 グループリーグ諸戦のイングランド戦で決勝点をあげ、大敗したとは いえ2戦目のコロンビア戦で一矢を報いたエースは、グループリーグ 突破がかかるエジプト戦は終に出番がなかった。8強がかかる宿敵 韓国戦も、スタメンにエースの名前はなかった。 連戦の疲れ、暑さ、試合の流れなど、綿密に計算した上での大熊 采配だと思う。しかし、今大会結果を出し続けてきたエースにとって、 それは不本意な采配だった。ビハインドなのに、気迫も闘志も感じ られない仲間たちのプレイに対する苛立ちもあっただろう。 ようやく出番が巡ってきたのは1-0のビハインドの後半28分。負傷 の成岡との交代。残り時間はわずかに17分。エースはフィールドを 走り回る。それに刺激されたかのように、チームにスピードとリズム が生まれる。逆転劇は当然の結果だった。 「ゴールの瞬間? わりと淡々と受け止めた。 自分はFWだし、やっぱりプライドを高く持っていたい。」 試合後エースはこう語ったという。驕る事無く、真摯なプレイで名実 とも日本の、横浜の誇り高きエースになれ、坂田。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.12.09 23:52:23
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