[第8ステージ]「篠山は丹波にありて春爛漫」14 町外れに気高く立つ地蔵様はなにを祈願なさるのだろう?
篠山の古い商家町は河原町と呼ばれています。この河原町は典型的な町家のストリートですが、その外れ、篠山川沿いに巨大な楠があります。その楠を傘のようにして立つ、お地蔵様河原町に向かってしっかりと見通す視線。まるで守護神のようです。まだそんなに古くはないので、町の人たちが建立したのでしょうか?前にも書きましたが、私はお祈りをしない人間です。全部、自分で解決することにしています。でも、お祈りのできる人間には限りない尊敬と羨望を感じます。目に見えぬ存在をそこまでも信頼できる、人間の大きさ。私は、それができないので、1の次は2、2の次は3と積み重ねるようにして、道を切り開くことにしましょう。帰りのバスで見かけた老人、下車に備えてすでに両替の紙幣を用意。こんな風に、すべてのことについて、前もって準備する人、私は好きですね。 これで、今回のドラマは終演。 2005年4月17日の篠山の45シーンでした。 前ステージの飛鳥は徹底的に雨、 本ステージの篠山は徹底的に晴れ、 明暗くっきりと分かれた2ステージでした。 次のステージは、都会の路地裏と行きましょう。 晴れていますが、ちょっと暗め。 そんなのが私のお好みなのです。 お暇なら、おいでくださいね。