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梅田香子の日常&読書日記

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2009年01月28日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 2008_1030_210135-PA300090.JPG今にはじまったことではないが、商売柄、Eメールも電話もたくさんいただく。
 最近は皆さん、Eメールにもなれて、わかりやすい要件を題名に書いてくれるので、助かる。「詐欺師」からとか読む必要がないEメールというのも、世の中にはたくさんあるもの。あとニフティはスパムメールとか受信拒否とか、ふるい分けてくれるようになり、とても便利だ。
 うちの実家にも「オレオレ詐欺」もどきから、電話がかかってきたりするらしいが、私は女ばっかり3人姉妹の長女だよ。誰も「オレ」なんて言わないから、ひっかかるわけがないでしょう。うちの親はそこまでぼけちゃいない。
 
 さて、もう何日もまともに夕食をつくっていないような気がする。
 上の子がだいぶ漢字を習得したので、本を見ていろいろ日本食を作ってくれるようになった。外食と違って、ダイエットとか健康を考えた料理を並べてくれるのがありがたい。
 ときどきまだ「お湯に注意報」とか、へんなことを言っているし、大会の要綱とか長いものになるとまだ苦手みたいだが、料理本の手順というのは、同じ漢字ばかりが使用されているからね。下の子も食べ物関係の日本語はたくさん覚えた。

2月10日(予定)に「PASSION2009フュギュアスケート男子シングルフォトブック 」という本が出版される。

 私もお手伝いしているので、ゲラをチェックしたが、いやはや、濃いのなんの。まるで新採点システムみたい。エレメンツがびっしり。

 ライザチェックのページをみると、最初のリード(見出し)も悪くはなかったのに、もっといいものに訂正されていた。人物紹介の域を超えて、私が伝えたいと思ったライザチェックの真意と素顔。それを2度めのリードのほうがよりキャッチーに描いてくれている。
 
 たかだが2行のリード。されど2行のリード。
 
 ライザチェックのジョニー・ウィアーへの微妙な思いも、この本だったらスキャンダラスではなく、冷静に受け止めてくれるという信頼感があったから、書くことができた。

 写真に重点のおいた書籍の場合、一部のスター選手をのぞけば、さほど長い行数をさけない。だからこそ、1語だって無駄にすることはできないのだ。
 文章がでしゃばりすぎてはだめ。
 とはいえ、スケートファンの見る目も育ってきているから、書き流してはだめ。
 それで採算がとれるほど、出版ビジネスは甘くはない。

 他のライターは人それぞれ、また違うポリシーがあるのかもしれないが、私の場合は人物紹介の原稿を頼まれた場合、「光」と「影」の部分をできるだけ原稿にもりこむよう、工夫をこらしている。
 コピーライターの商品宣伝とは違うのだから、1行目から最後の行まで、べたべたと美辞麗句で神のようにほめたたえるのではなく、悲しい経験とか改善すべき欠点とか、ネガティブな要素もちょっぴりバニラエッセンスのように埋め込む。そのすることで「光」の部分がよりクローズアップされると信じているから。

 さて、これが一段落したから、春までにもう1本、集中して仕上げてしまいたい本がある。スケート本ではないけれど、スケート本のほうも進行中。

 今のほうがバブル期より、じっくりゆっくり好きな仕事に取りくむことができているような気がして満足。料理はあまりしなくなったが、その分ソーイングはやっていますよぉ。
 スケートドレスを作るついでに、同じ布でエアロにもおそろいを着せてみた。
 今年こそ「焼き鳥」ではなく、「火の鳥」を滑ってくれ!・・・という願いと憤り(苦笑)と祈りをこめて。
 私が米国の拠点を移した1990年も、不況だったから経験ずみ。
 あのとき元気だったのは、プロスポーツ・インダストリーぐらいだった。
 オバマ大統領はこういう時代だからこそ、アートや文化に力を注いでいくべきだという信念をもっていて、公立学校で美術や体育の授業数を増やす方針だとか。
 
 戦争で消滅した国はあっても、不況でつぶれた国はないのだから。





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Last updated  2009年01月31日 18時08分04秒



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