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テーマ:放送大学(673)
カテゴリ:発達科学の先人たち
発達科学の先人たち 第4回ダーウィン「人及び動物の表情について」
ダーウィンの進化論は当初から心理学にも大きく影響していた。 人間もかつては動物のような下等な生き物だった・・・ その考えはキリスト教では受け入れがたい説だが、日本人は「面白い話」だと捉えていたらしい。 「赤面」がもっとも人間らしい表情だっていうのはなかなか興味深い。 【動物や人間に表情がある訳】 ①何らかの価値・意味があった動きが習慣化した。 例えば、猫は脅えたとき毛を逆立てて「ふー!!」というなるが、これは体を大きく見せて敵を威嚇するためだ。このように、身体や顔の動きには何らかの意味や価値があったのが、習慣化された。 でも、この説は全ての表情に当てはまるわけではない。 ②反対の動きを見せて,感情を表す 例えば、犬は敵に対しては頭を上げて、しっぽを立てて、耳を尖らせる。反対に飼い主には、頭を下げて、しっぽを下ろして振り、耳を後ろにぺたんとたおす。 ③神経によるもの 例えば、強い感覚、活発な思考、猛烈な情熱を感じると、動物も人間も内部のエネルギーがオーバーフローしてしまう。そいいうとき、顔や呼吸、または身体全体からそのエネルギーが放出して表情にでる。 ダーウィンの「進化論」は、一時期、優生学や人種差別、障害者差別の根拠とされた時期がある。 そういう負の歴史もあるが、近年では進化生物学の発展とともに再び見直されてきている。 ちなみに優生学を唱えたフランシス・ゴードンは、ダーウィンのいとこだそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.11.26 13:09:56
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