日本の未来、あなたの隣人の未来。不良少女と呼ばれてな人々はどこへ消えたのか? 「不良」から「ニート」へ、時代の移ろいに想いを馳せて
「不良少年の目は透き通っている。なぜなら彼らの心が純粋だからだ」そんな意味合いのことを故・作家の開口健氏がエッセイに綴っていたことを今思い出している。さすが、開口健。いいこと言う。そんな気分で今夜の日記をはじめるとしよう。BGMはシド・ビシャスの「マイ・ウェイ」で決まり。ドンピシャって感じ。http://www.youtube.com/watch?v=WIXg9KUiy00&feature=relatedさて、何十年か前にダムドという外国のパンクバンドが「ニート、ニート、ニート(Neat Neat Neat)」という歌を歌っていた。かなり、エネルギッシュな激しく熱い歌です。ところで今この日記を読んで下さっている方の中には、「パンクバンドって何??」と腕を組みつつ考えていらっしゃる方もいるかもしれません。PUNKこれを、どのように説明すればいいのでしょう?難しいですね。あれこれ説明するよりも、次に紹介する映像を見てもらえば即座に誰にでもPUNKあるいは、その昔にニートと呼ばれていた若者たちの姿を垣間見れます。THE S○X PISTOLS - God Save The Queenhttp://www.youtube.com/watch?v=MeP220xx7Bs昨夜の日記にて紹介した映像は一週間くらい前にYOUTUBEにて「おすすめ動画」として大きく紹介されていたもの。それほどまでに社会的な関心がニートという存在に集まっているということなのでしょうか?あるいは少なからずな人々がニートと呼ばれる若者たちが象徴する何かに困惑しているということのあらわれなのでしょうか?どうなんでしょうね。難しいところです。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、ニートは以下のように定義されているようです。---------------------------------------------------ニート(NEET)とは、教育を受けておらず、労働や職業訓練もしていない若者を指した造語で、「Not in Employment, Education or Training」の頭文字を採っている。ただし、この訳は日本におけるニートの定義・用法とは異なる。なお、以下では特に断り書きの無い限り、日本における(若年)無業者について・・・・・・(云々云々、以下省略)。---------------------------------------------------おそらく日記の冒頭において記したダムドの歌のタイトルの由来は、上に説明されていたところの、”教育を受けておらず、労働や職業訓練もしていない若者を指した造語”に該当するのでしょう。一方、現代日本における ”ニート” というのは一体どんな存在なのだろうか?。気になった方がいましたら上にあげたウィキペディアを是非参照願うところです。詳しい考察のエトセトラがあたかも学術本の如きに列挙されており一読の価値は大いにあります。まあダムド的、あるいはPUNK的な熱いニート像とは趣を変える現代日本的 ”脱力ニートたち” が象徴するものは果たして一体何なのでありましょうか。僕なりにニートの歴史を簡単安易に綴るとすれば、ケルアックの文学「路上」、その後のサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」、でもってそうした時代の流れと歩をあわせるようにしながら進んだ諸外国におけるロックなりPUNKの歩みがあるとして、まあそこまでは元気な勢いがあって甚だ宜しい頑張れってなもんなのだが、その後に続くのが、「脱力」って一体何なのさ?(爆)・・・・・おいおい。そんな風な簡易郵便みたいな考察から見えてくる日本の未来ってマジで絶望的???どうなんでしょうね。いやあ、そんなことはない、と僕は思うのですよお。というか、思いたい。願いたいものだ。だいたいが日記の冒頭にしるした、開口健の「不良少年の目は透き通っている。なぜなら彼らの心が純粋だからだ」云々云々なだけでは、人は長い人生において如何なる事故に遭遇することなしに長きに渡り前に進み続けることなど出来ないのだから、そういった歴史の流れをもしかしたら現代日本に生きるニート君たちは本能的に嗅ぎ取っているのかもしれない。そうした実にアンニュイな可能性も、もしかしたらニートさんたちの存在から導き出すことも可能かもしれないと、かなり強引だけど、なんとなく思わないこともない・・・・・と崖っぷちジャポンの未来に何らかの処方箋を差し出したく願いながら様々な思考をめぐらせているわけです。時に暗澹とした気分の中で。明日もニートについて云々云々と考察してみたい、かもしれません。メインの楽天ブログはコチラです。是非、気軽に遊びに来て下さい。