アンバランスなバランス

最初に・・・
精神科医の斉藤茂太先生が亡くなったとニュースでやっていました。
先生の書いた本には勇気付けられた一人なので、残念です・・・
発達障害について特に書いた本ではなかったけど、
おもしろい文体と子供に対する暖かいまなざしが伝わってきて、
悩んでいた頃に読んで救われました。
ご冥福をお祈りします・・・

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ほっちは朝、グループで登校しています。特に登校班はないので
同じ学年の子二人と４年生、１年生の子と５人で通っています。
ほっちは元々男の子のほうが気の合う子が多いのですが、とりあえず
それでずっと通ってます。

でも、同じ学年の３人グループがなかなか難しい・・・
ほっちは一人の子とずっと仲良しでもう一人の子は転校して
来たのですが、気が合わないのです。とても元気な子でほっちと
合うかなと思っていたのですが、合うと喧嘩ばかり。その子と
一緒だと売り言葉に買い言葉みたいになってしまってトラブル続き
でした。
でも、子供同士の事は子供に解決させようって事と、「皆と仲良く
してほしい」って気持ちがあってトラブルはその都度アドバイス
したけど、他は傍観してました。

ところが、夏休み前にほっちが「ひとりで学校に行きたい」と。
いつもの思いつきかと思い「それは他のお友達に悪いし、危ないよ」なんて
言っていたのですが、２学期に入って学校から帰ってくるなり
「もうＮちゃんとは一緒に行きたくない。ひとりで行きたい」と
ぽろぽろ涙を流すのです。同時期にＮちゃんから「ほっちちゃんは
いつも一人で勝手に歩いて行っちゃう！」とクレームが。
どうやら、一緒にいると喧嘩になるのでそれを避けるためにほっちは
距離をとって歩いていたらしい。

朝も泣くようになってしまったので「今まで溜めていたんだなぁ」と
私も反省して他のお母さんと相談しました。そうしたら
グループにこだわる事無いと思ってたお母さんが他にもいて、
結局、朝集合したら好きなように歩いていくという事になりました。

ほっちの顔も明るくなりました。いつも下を向いてもくもくと
歩いていたのが、仲良しのＨちゃんとふたりお喋りしたり
男の子のグループと混じったりしながら楽しそう。
ＨちゃんもＮちゃんが苦手なので同じ学年でＮちゃんだけ
はずれてしまうのが私はずっと気になってたのですが、
他の子と楽しそうにしてます。

たまたま同じ学年、同じ地域に住んでるというだけ。
気が合うのとは別問題なんだよね。それはしょうがない事なんだな、と
思うようにしました。でも、逆にいつも一緒にいないことで関係も
よくなって、帰宅後遊んだりしているみたい。

「良い子でいること」「皆と仲良くできる子」を押し付けちゃ
いけないんだよなぁと思った出来事でした。